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見川一本松の供養塔
名称 |
見川一本松の供養塔(みがわいっぽんまつのくようとう) |
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数量 | 3基 |
所在地(住所) | 水戸市見川4-462 |
管理者 | 住みよい見川をつくる会 |
認定区分 | 水戸市地域民俗文化財 |
文化財種別 | 有形民俗文化財 |
認定日 | 令和5年3月23日 |
江戸時代の年代が刻まれた3基の供養塔です。
右端に位置する供養塔は、最大高69cm、最大幅29cmで、地蔵菩薩半跏坐像の像容を表しています。紀年銘は「文政元寅年」(1818年)です。「下野國延生山地蔵」と銘文が刻まれており、延生地蔵尊(栃木県芳賀郡芳賀町)の子安信仰の伝播が窺えます。地元では「一本松のお地蔵さん」の愛称で親しまれています。
中央に位置する供養塔は、最大高77cm、最大幅62cm(いずれも現存値)で、像容はなく、青面金剛の種子(ウーン)とともに「庚申供養塔」の銘文が刻まれています。紀年銘は「享保十三申天」(1728年)です。
左端に位置する供養塔は、最大高92cm、最大幅40cmで、青面金剛像の像容を表しています。紀年銘は「宝暦五亥」(1755年)です。
平成20年まで、見川地区には地蔵講・子安講・庚申講の集団があり、地域の信仰として親しまれていました。講の解散後も3基の供養塔は住民らによって大切に守られ、見川小学校児童をはじめとする子供たちに地域学習の契機を提供しています。江戸期から当地において続いてきた民間信仰の存在を証明する貴重な文化財です。
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