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水戸台地出土弥生・古墳時代折衷土器群 6点

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

大鋸町遺跡土器
​【大鋸町遺跡出土土器】

大塚新地遺跡土器
【大塚新地遺跡出土土器】

名称

水戸台地出土弥生・古墳時代折衷土器群 6点
(みとだいちしゅつどやよい・こふんじだいせっちゅうどきぐん 6てん)

所在地 水戸市塩崎町1064-1
(市埋蔵文化財センター)
管理者 水戸市
指定区分 市指定
指定年月日 平成30年2月9日
員数 6点

 本物件は、大鋸町(おがまち)遺跡(元吉田町)と大塚新地(おおつかあらじ)遺跡(大塚町)という縄文時代から平安時代の集落遺跡から出土した資料群です。
 大鋸町遺跡の出土土器の中に、当地方の弥生時代後期特有の口が広く胴が長い形をしながら、古墳時代の土師器(はじき)を製作する際の痕跡を持ち、その上から弥生時代後期と同じ模様が描かれている壺形(つぼがた)土器が数点含まれていました。
 また、大塚新地遺跡の出土土器の中にも、弥生時代後期の様式と古墳時代前期の特徴を持つ壺形土器1点が確認できました。
 これら土器群は、弥生時代と古墳時代の様式を折衷(せっちゅう)した性格を持ち、県央から県北にかけての弥生時代から古墳時代への移行期を示すことができる貴重な資料です。このように2つの時代の特徴を併せ持つ折衷様式の土器を文化財に指定するのは県内初となります。