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須恵器壺

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

須恵器壺の画像

名称

須恵器壺(すえきつぼ)

所在地

水戸市塩崎町1064-1

管理者

水戸市

年代等

平安時代

指定区分

市指定

指定年月日

昭和57年2月22日

員数

1個

 本資料は、昭和41年の常澄中学校建設工事にて出土したものです。露胎はやや粗く、陶器に一般的な白色緻密な胎土ではないことから、灰釉陶器を模倣した須恵器短頸壺であると考えられます。透明感のない褐色がかった濃緑色の釉には、刷毛塗りの痕跡はみられず、自然の降灰に任せて形成された自然釉が肩部に分厚くかかっています。
 制作年代は、平安時代初期とみられます。底部には、長さ13cmにわたる亀裂が認められますが、これは使用時に形成されたものではなく、生産段階の乾燥・焼成時に生じたものと思われます。したがって当初から骨壺等を使用目的としていたことがうかがわれます。高さ25.8cm、口径は12.3cmです。

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