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舟塚古墳出土遺物39点(円筒埴輪16点・朝顔形埴輪5点・人物埴輪17点・器財埴輪1点)

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

茨城県立歴史館像(舟塚古墳出土埴輪写真)の画像
※ 茨城県立歴史館像(舟塚古墳出土埴輪写真)

名称

舟塚古墳出土遺物39点(円筒埴輪16点・朝顔形埴輪5点・人物埴輪17点・器財埴輪1点)
(ふなづかこふんしゅつどいぶつ39てん(えんとうはにわ16てん・あさがおがたはにわ5てん・じんぶつはにわ17てん・きざいはにわ1てん))

所在地

水戸市緑町2-1-15

管理者

茨城県立歴史館

年代等

6世紀第2四半期~6世紀中頃

指定区分

県指定

指定年月日

平成27年1月22日

員数

39点

 舟塚古墳は、小美玉市上玉里山内、霞ケ浦北端の湖岸から約1キロメートル内陸の台地上に立地する、墳丘全長72mの前方後円墳です。
 箱形石棺という常総地域に特徴的な埋葬施設ながら二重構造という、常総で唯一の入念な構造であること、唐草文付銀装圭頭付柄頭や直弧文鹿角製刀装具を備えた装飾付大刀をもつことから、6世紀第2四半期~6世紀中頃の常総地域における最有力古墳とみられます。
 本古墳出土埴輪群は、関東地方における6世紀代の古墳出土資料の中でもっとも大形で、かつ製作技術の上でも入念であり、優れています。円筒・朝顔形埴輪は、大形でかつ6・7条突帯をもつことから、墳丘形態の特徴とともに継体大王陵とされる大阪府今城塚古墳との直接もしくは間接的な関係があると指摘されています。また、人物埴輪は上下分割技法である点が重要であり、入念な製作ながら当地域で製作されたことを示しています。6世紀代の古墳出土埴輪群として、茨城県内はもちろん関東屈指の歴史的価値をもつ資料群です。