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蒔絵櫃

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

粟穂蒔絵唐櫃

名称

蒔絵櫃(まきえびつ)

所在地

水戸市緑町2-1-15

管理者

茨城県立歴史館(寄託)

年代等

安土桃山時代

指定区分

県指定

指定年月日

昭和33年3月12日

員数

1合

 櫃(ひつ)は、脚無しを倭櫃(やまとびつ)、脚付を唐櫃(からびつ)といい、衣装そのほか調度類や法具などを入れるのに用います。この櫃は、4本の脚を持った合口造り、四角形削面海老胴の小型唐櫃で、蓋と身の四隅、脚の上下に牡丹唐草文毛彫りの飾り金具を付けています。また蓋から各側面にかけて、全体黒漆地に粟の穂・葉脈を平蒔絵で表わし、毛彫り、付描を加えるなど、巧みな意匠構成です。このような意匠は、桃山時代から江戸時代初期にかけてみられるものです。高さ34.1cm、径27.3cmで、制作年代は安土桃山時代と思われます。

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