本文
名称 |
蒔絵櫃(まきえびつ) |
---|---|
所在地 |
水戸市緑町2-1-15 |
管理者 |
茨城県立歴史館(寄託) |
年代等 |
安土桃山時代 |
指定区分 |
県指定 |
指定年月日 |
昭和33年3月12日 |
員数 |
1合 |
櫃(ひつ)は、脚無しを倭櫃(やまとびつ)、脚付を唐櫃(からびつ)といい、衣装そのほか調度類や法具などを入れるのに用います。この櫃は、4本の脚を持った合口造り、四角形削面海老胴の小型唐櫃で、蓋と身の四隅、脚の上下に牡丹唐草文毛彫りの飾り金具を付けています。また蓋から各側面にかけて、全体黒漆地に粟の穂・葉脈を平蒔絵で表わし、毛彫り、付描を加えるなど、巧みな意匠構成です。このような意匠は、桃山時代から江戸時代初期にかけてみられるものです。高さ34.1cm、径27.3cmで、制作年代は安土桃山時代と思われます。
※当ホームページに掲載されている全ての画像の複製・転載・流用・転売・複写等はご遠慮ください。
ご利用される場合は、水戸市教育委員会事務局教育部歴史文化財課までご連絡をお願いします。