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絹本墨画 芦雁図 立原杏所筆

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

芦雁図

名称

絹本墨画 芦雁図 立原杏所筆
(けんぽんぼくが ろがんず たちはらきょうしょひつ)

所在地

水戸市緑町2-1-15

管理者

茨城県立歴史館

年代等

江戸時代

指定区分

県指定

指定年月日

平成14年1月25日

員数

1幅

 縦97.1cm、横38.7cmで、絹地に水墨で描かれています。画面のほぼ下半分に羽を広げて下降する雁三羽、岩上に止まる雁四羽、下辺の沼にうずくまり、また泳ぐ雁十一羽を配し、靄にかすむ水辺の情景が描かれています。雁は、淡墨の没骨描で体を描き、濃墨でくちばし・眼・尾羽などを描き変化をつけ、画面左中央に置かれた岩もまた淡墨の没骨描で描かれ、湖沼の周りに生える葦は打ち込みのある細線により濃淡をつけ、画面の詩情をさらに繊細に高める効果を上げています。全体に叙情的に描かれた鑑賞的な掛幅画です。

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