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絹本著色 那珂湊口晩望図 立原杏所筆

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

那珂湊口晩望図

名称

絹本著色 那珂湊口晩望図 立原杏所筆
(けんぽんちゃくしょく なかみなとこうばんぼうず たちはらきょうしょひつ)

所在地

水戸市緑町2-1-15

管理者

茨城県立歴史館

年代等

江戸時代

指定区分

市指定

指定年月日

平成19年5月9日

員数

1幅

 本作品は「那珂湊口晩望」と自題され、「文化庚午花月」の年記から、立原杏所が26歳、江戸に移る2年前の作品です。関東南画の大きな特色、実際の風景を描いた真景図で、近世の河川交通や海上交通の要地として栄えた那珂湊を高台から俯瞰して描いています。画面中央に巌船、左方に那珂川河口と太平洋、右方には筑波山が遠望され、固定的な視点でなくパノラマ風の景観は、近世の真景図に多用される表現法です。
 描法には、部分的ですが円山四条派の影響がみられます。焚き火や船溜まりに集まる人々など、杏所の真景図には珍しく、夕暮れ時の生活のにおいを色濃く感じさせていることが特色です。

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