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絹本著色 雪中小禽・柳下水禽図 立原杏所筆

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年8月1日更新 印刷ページ表示

柳下水禽雪中小禽図

名称

絹本著色 雪中小禽・柳下水禽図 立原杏所筆
(けんぽんちゃくしょく せっちゅうしょうきん・りゅうかすいきんず たちはらきょうしょひつ)

所在地

水戸市大町3-3-20

管理者

市立博物館(寄託)

年代等

江戸時代

指定区分

市指定

指定年月日

平成19年5月9日

員数

2幅

 「雪中小禽図」は、全体に薄く地隈を施して冬空の寒々しい暗雲を示唆し、余白によって残雪をあらわしています。梅の樹幹を墨で大胆に描く以外は極めて写実的な描法で、彩色も繊細で印象的な表現を形成しています。「柳下水禽図」は薺(なずな)の生える岸辺に川柳が枝を茂らせ、花をつけた枝の一部がかかる水面を1羽の金黒羽白(きんくろはじろ)がのんびりと泳いでいます。柳の樹幹の大胆な描法は老木のごつごつした様子をあらわし、「雪中小禽図」の梅と同様に写実的な表現とも違和感がありません。本作品の表現には円山四条派のほか、黄蜀葵や金黒羽白など異色のモチーフと写実的な表現から南蘋派の影響も感じさせます。

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