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名称 |
阿弥陀如来像(あみだにょらいぞう) |
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所在地 |
水戸市緑町2-1-15 |
管理者 |
茨城県立歴史館 |
年代等 |
鎌倉時代 |
指定区分 |
県指定 |
指定年月日 |
昭和30年1月25日 |
員数 |
1軀 |
木造の来迎形阿弥陀如来立像であり、構造は檜材による寄木造に漆箔が施され、頭部、体躯とも根幹部は前後二材別としています。頭部と体躯の均斉が良く立体感があり、造像当初の形をよくとどめています。像高97.7cmと、来迎形の像としてはやや大型ですが、鎌倉時代前半期の作例に比較的多く、柔らかみのある質感の表現や衣部の写実的表現などに、鎌倉時代を代表する仏師快慶の作風を見ることができます。作者、伝来などは明らかではありませんが、鎌倉時代中期以前に京都を中心とした中央の仏師によって制作されたものと推測できます。
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