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重慶市と友好交流提携20周年
重慶市との友好交流都市提携から20周年を迎えました
水戸市と重慶市(中華人民共和国)は、2000年(平成12年)6月に、友好交流都市提携合意書に調印し、友好交流都市となりました。それ以来、交流を続け、今年で20周年という節目を迎えました。
交流の経緯
1985年(昭和60年)、当時の中日友好協会副会長の孫平化が水戸市を訪れたことから水戸市と重慶市の交流が始まりました。
両市の交流が深まった出来事として、1993年(平成5年)に千波公園を中心に開催された「第10回全国都市緑化いばらきフェア」があげられます。水戸市は、重慶自然博物館が所蔵する恐竜の化石の展示を計画し、重慶市に要請。重慶市側の協力により実現した「恐竜館」は多くの入場者を集め、都市緑化フェアの成功につながりました。
これをきっかけに両市の結びつきはさらに深まり、訪問団の派遣など交流が活発になりました。
友好交流都市の提携
水戸市では、平成12年(2000年)6月に使節団を重慶市に派遣し、友好交流都市提携合意書に調印しました。合意書は、現在、市国際交流センターに展示しています。
これまで、水戸市では7回の訪問団を派遣、重慶市から9回の訪問団をお迎えするなど、交流を積み重ねています。
また、最近では、スポーツや産業分野での民間同士での交流も活発に行われています。
コロナ禍での友情
友好交流都市の提携から20年という記念すべき節目を迎えた今年、世界中を未曾有のコロナ禍が襲いました。
2月には、中国での感染拡大が進み、重慶市で不足していたマスクをいち早く水戸市が寄贈。そのお礼として、6月に重慶市から「感謝の気持ちは忘れません、今後も末永いお付き合いをお願いします」という漢詩とともに、体温計や防護服など医療用支援物資が届きました。これらは市内の医療機関や公共施設で活用しています。
この協力関係は、これまでの地道な交流の積み重ねにより、両市の友好関係が成熟し、強いパートナーシップが築かれていることを示していると言えるでしょう。
これからも両市で手を取り合い、この困難を乗り越えていきましょう。
重慶市ってこんなまち
重慶市は、3000年以上の歴史を持つ古都で、北京・天津・上海とともに中国政府の直轄市の一つです。中国西南部の商工業の中心地で、人口は直轄市の中でも最も多い約3100万人を数えます。
水戸市・重慶市友好交流記念動画↓