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建築確認とは、何ですか。

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年7月21日更新 印刷ページ表示

回答

 建築物は、人間の生活の根本である衣食住のうちの一大要素である住を保証する器であり、また、人間の社会的・経済的活動を可能にする場でもあります。
 このため、建築物とその敷地は、構造や設備が安全で衛生的でなければなりません。建築基準法は、建築物のこうした性能を規定することによって、国民の生命や健康、財産を保護し、もって公共の福祉の増進に資するものです。
 建築基準法は、建築物の敷地、構造及び設備などについて最低の基準を定めているわけですが、実際に建築物を建築する際にこれらを守ってもらう必要があります。また、建築物が完成した後にこれをチェックしていたのでは、もし法に不適合なところがあったりするとその手直しに相当の費用や工期がかかってしまって、国民にとって大変な負担になります。
 そこで、建築物を着工する前の段階で、建築物の計画をチェックしようとするのが、「建築確認制度」です。
 建築確認は、建築主が申請書を建築主事若しくは指定確認検査機関に提出して、法に適合しているかどうかの審査を受けるもので、通常は、設計を建築士に依頼し、確認申請の手続もその建築士に委任して、建築士が代行します。
 建築士は、建築物の設計に当たっては建築基準法を始め各種の関係法令(建築基準関係規定)に適合するようにしなければならず、これをさらに建築主事等が審査するという、いわば二重のチェックシステムとなっています。
 建築主事等が法に適合していることを確認した場合は確認済証が交付されます。確認済証の交付を受けた後にその建築物の工事を着工することができます。
 
 さらに工事の完了後は、建築主は完了検査申請を建築主事等に提出して完了検査を受け、検査済証の交付を受けた後にその建築物を使用することができます。
 また、確認申請に係る建築物の工事が特定工程を含む場合において、当該工事を終えた都度、建築主事等へ中間検査を申請しなければなりません。