ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 組織からさがす > 保健医療部 > 地域保健課 > 香害と化学物質過敏症

本文

香害と化学物質過敏症

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2023年11月17日更新 印刷ページ表示

香害をご存知ですか

香害とは、合成洗剤や柔軟剤、化粧品類などに含まれる合成香料(化学物質)が原因となり、さまざまな健康被害が誘発されることをいいます。
この香害が原因となって、化学物質過敏症を発症する方もいます。
自分にとっては気持ちの良い「香り」でも、近くにいる人が困る原因になっていることがあります。
周りの方への十分なご配慮をお願いします。

化学物質過敏症をご存知ですか

化学物質過敏症は過敏という名が示すように、ごく少量の物質にでも過敏に反応する点ではアレルギー疾患に似ています。

最初にある程度の量の物質に曝露されると、アレルギー疾患でいう「感作」と同じような状態となり、二度目に同じ物質に少量でも曝露されると過敏症状を来します。時には最初に曝露された物質と二度目に曝露された物質が異なる場合もあり、これは多種化学物質過敏症と呼ばれます。

化学物質過敏症はこのようなアレルギー疾患様の性格だけでなく、低濃度の化学物質に反復曝露されていると体内に蓄積し慢性的な症状を来すという中毒性疾患に近い性格も兼ね備えています。

化学物質過敏症は未解明の部分が多い疾患ですが、このようにアレルギー性と中毒性の両方に跨る疾患、あるいはアレルギー反応と急性・慢性中毒の症状が複雑に絡み合っている疾患であると考えられます。

(厚生省長期慢性疾患総合研究事業アレルギー研究班「化学物質過敏症~思いのほか身近な環境問題」パンフレットより引用)

主な症状

頭痛、めまい、全身倦怠感、筋肉痛、湿疹、下痢、便秘、不眠、動悸など多様であり、個人差があります。

反応を引き起こす主なもの(原因物質)

殺虫剤、防虫剤、香水、衣料用洗剤、柔軟剤、芳香剤、タバコの煙、シャンプー類、灯油、新建材・塗料、排気ガス など

私たちにできること

化学物質過敏症は、原因物質の除去で改善されると考えられるため、人が集まる場では、柔軟剤、香水などの香りが過度にならないように、ご配慮をお願いします。

また、化学物質過敏症は、いつ誰に発症するかわかりません。ご自身が発症しないためにも化学物質過敏症と香害についてご理解いただき、できるだけ香料を控えるなどご協力をお願いいたします。

関連情報

柔軟仕上げ剤のにおいに関する情報提供 

厚生省長期慢性疾患総合研究事業アレルギー研究班「化学物質過敏症~思いのほか身近な環境問題」 [PDFファイル/1.23MB]

その香り困っている人もいます(消費者庁、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、環境省作成) [PDFファイル/1.14MB]

上へ戻る

Adobe Reader<外部リンク>
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)