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こどもが生まれてから20歳までの伝統行事

ページID:0119683 更新日:2026年4月1日更新 印刷ページ表示

赤ちゃんの画像

こちらの伝統行事はあくまで参考に載せております。
家族で楽しむイベントの一つにしたり、アレンジをしたり、家族で過ごす有意義な時間の参考にしていただけたらと思います。

生後3日目
みつめのぼたもち

 みつめのぼた餅のイメージ画像

食事と行動

赤ちゃんが生まれて3日目に大きなぼたもちをこどもが生まれたお知らせとして親戚や近所に配ります。

意味と由来

出産後3日目「みつめ(三つ目)」に、栄養豊富なぼたもちを食べて母乳の出を良くするほか、親戚等へのお知らせも兼ねたものです。
江戸時代には多くの地域でこの風習があったとされますが、現在では茨城県や千葉県などの一部の地域に限られているといわれてます。最近では和菓子店などで購入したり、注文することが多いです。

生後7日
お七夜(おしちや)

命名の写真

食事と行動

命名式(=赤ちゃんに名前を授ける儀式)を行います。
命名書に赤ちゃんの名前を書いて家族や親族に披露します。

意味と由来

平安時代から続く「産立ち祝い」が起源で、無事に生まれたこと、また無病息災とこれからの成長を願い、生後7日目にお祝いしていたのが始まりとされています。
名前の由来や願いを伝え、手形・足形を取ったり、記念撮影をしたりすることもあり、赤ちゃんの健やかな成長を願う意味が込められています。

生後31〜33日
お宮参り

お宮参りの写真

食事と行動

生まれた土地にある神社や家族にとってなじみのある神社のほか、安産のお礼の意味を込めて安産の神様として知られる「水天宮」で行う場合もあります。
神社への参拝の後に、記念撮影や会食などを行うこともあります。

意味と由来

平安時代に始まった「産土(うぶすな)参り」が起源で、その土地の守り神である「産土神(うぶすながみ)」に赤ちゃんの誕生を報告し、その健康を祈る行事です。

生後100日
お食い初めと歯固めの儀式

お食い初めの写真

食事と行動

一汁三菜を基本とした「祝い膳」を用意し、赤ちゃんが食べる真似をします。

  • 尾頭付きの魚
    鯛が一般的。地方によって魚の種類が異なることもあります。
  • 汁物
    お吸い物。野菜スープなど、赤ちゃんが飲みやすいものでも大丈夫です。
  • 煮物
    かぼちゃなど材料は野菜とします。
  • 香の物
    ​漬物や酢の物
  • ご飯物
    お赤飯が基本。白いご飯や栗ご飯でも大丈夫です。
  • 歯固め石
    小石(神社から授かるか、購入、または近所の河原などで拾い、熱湯消毒して使います。)

意味と由来

平安時代に餅のお粥を食べさせる儀式「百日(ももか)」が起源で、一般的に生後100日をめどに行うのが「お食い初め(おくいぞめ)」です。
早い赤ちゃんなら乳歯が生えはじめるこの時期に、“食べる”という行為に赤ちゃんが出合う行事です。
「一生、食べ物に困らないように」と赤ちゃんの健やかな成長を願う意味合いが込められていますが、お食い初めでは“食べるまね”だけで、本当にごはんを食べさせるわけではありません。

一通り料理を食べる真似をした後に、一緒にするのが「歯固めの儀式」です。
その時に使用する小石のことを歯固め石と呼びます。赤ちゃんの大切な歯が丈夫な歯であるように願いを込めて同じように歯固め石を”食べる真似”をします。

1歳(生後1年)
​初誕生日(ファーストバースデー)

一升餅の画像 選び取りの画像

食事と行動

  • 一升餅(一升もち)
    1升(約1.8kg)の餅を風呂敷などで包み、赤ちゃんに背負わせる儀式です。現代では、ベビーリュックに入れて背負わせたりします。
  • 選び取り
    将来の職業や才能を占う遊び。筆、お金、電球、本などを並べ、赤ちゃんが選んだもので占います。
  • 誕生筆(たんじょうふで)
    産毛で筆を作り、記念にします。 

意味と由来

生後初めてのお誕生日のことです。
一升餅(一升もち)には、「一生食べ物に困らない」「一生健康で円満に」などの願いが込められています。「災難や悪いものを転がして落とす」という意味から、転ぶことをよしとする地域もあれば、逆に「しっかり立てる=健康・自立」として歩くことを良しとする地域もあります。
選び取りは、将来の職業や才能を占う行事です。ボール(スポーツ)、はさみ(美容師)、クレヨン(芸術家)など意味を持たせた品物やカードを並べ、赤ちゃんがどれを選ぶかを見守ります。
誕生筆(たんじょうふで)は、産毛で筆を作り、記念にします。 
最近は、「スマッシュケーキ」、「記念写真」や「ファーストアート」として手形・足形アートで思い出を残す方法もあります。

1歳まで
​初正月

破魔弓の写真 羽子板の写真

食事と行動

伝統的な日本の風習のひとつで、「初正月」には男の子なら破魔弓や破魔矢を、女の子なら羽子板を室内に飾ります。
飾る期間については、12月中旬頃から遅くても12月28日までには飾り付けを終え、翌年の小正月(1月14日~16日)までが目安とされています。

意味と由来

初正月とは生後初めて迎えるお正月のことです。

  • 男の子 破魔弓(はまゆみ)
    邪気を払い、強くたくましく育つようにとの願いが込められています。
  • 女の子 羽子板(はごいた)
    「魔をはね(羽根)のける」という意味や、蚊(病気の原因)の天敵であるトンボに見立てて、無病息災を願う意味が込められています。 

1歳まで
​初節句

ひな祭りの写真 端午の節句の写真

食事と行動

  • 女の子(桃の節句)
    飾り:雛人形(ひな人形)を飾り、厄災を移し身を守ります。
    食べ物:ちらし寿司、はまぐりのお吸い物、ひなあられ、菱餅など。
    その他:桃の花を飾ります。
  • 男の子(端午の節句)
    飾り:五月人形(鎧兜、子供大将飾り)、鯉のぼりなどを飾ります。
    食べ物:柏餅、ちまき、祝膳など。
    その他:菖蒲湯に入ります。 

意味と由来

生後初めて迎える「桃の節句(女の子・3月3日)」または「端午の節句(男の子・5月5日)」のことです。現代では、「ひなまつり」、「こどもの日」と表示されることが多いです。
そもそも節句とは、中国の風習に由来しており、季節の変わり目におこなう年中行事です。
日本では、3月と5月の節句は、季節の変わり目に邪気を払い、こどもが健やかに成長することを願い、家族や親族と一緒にお祝いする行事として定着しました。

3・5・7歳
七五三(11月15日)

七五三の写真

食事と行動

着付けをし、住んでいる地域の神社またはお寺へのお参りをします。
参拝後、こどもの成長を報告し、お祝いを分かち合う食事会を行う風習があります。
現代では、5歳の男の子が袴を、3歳と7歳の女の子が着物を着て、お祝いします。
また、家族の都合や子どもの負担を考慮し、洋装を選んだり、年齢を調整したりする家庭も増えているようです。

意味と由来

七五三は、平安時代の宮中行事「髪置(かみおき)」「袴着(はかまぎ)」「帯解(おびとき)」に由来し、乳幼児の死亡率が高かった時代に、3歳、5歳、7歳という節目に子供の成長を神に感謝し、長寿と無事を祈る通過儀礼が起源です。

  • 髪置(3歳): 3歳頃まで剃っていた髪を伸ばし始める儀式
  • 袴着(5歳): 男児が初めて袴を着用する儀式
  • 帯解(7歳): 幼児用の紐付きの着物から、大人の帯を締める着物へと変わる儀式。

10歳
ハーフ成人式(1/2成人式、十歳(ととせ)の祝い)

ハーフ成人式の記念写真

食事と行動

20歳の成人式の半分の年齢にあたる「10歳」を祝う行事です。
小学校4年生(10歳)の1月~2月頃に開催されることが多いです。
学校行事と連動しつつ、手紙の交換など家庭ならではの感謝の気持ちを伝えたり、記念撮影や食事会で思い出を作ることが中心です。

意味と由来

生まれてから10年間の成長を振り返り、親や周りの人への感謝、将来の夢などを考える節目として、学校行事や家庭で祝われます。
成人年齢が18歳に引き下げられましたが、20歳を節目として成人の儀式を行う自治体が多く、ハーフ成人式も引き続き行われていることが多いようです。

数え年13歳(小学6年生頃)
十三参り

十三参りの様子の画像

食事と行動

現在では小学校卒業後や新学期が始まる春休みなどを利用して、神社仏閣を参拝します。 
ご祈祷後、授かった知恵や福徳を失わないように、お寺や神社の境内を出るまで後ろを振り返ってはいけないという習わしがあります。

意味と由来

平安時代、清和天皇が13歳で成人の儀を行ったのが始まりとされています。
13歳まで無事に育った感謝と、立派な大人になるための知恵(「知恵もらい」「智恵まいり」とも呼ばれる)を授かることを願います。
13歳は初めての厄年にあたるため、厄を払う意味も込められています。

数え年15歳(中学2年生・14歳)
立志式

立志式の様子 立志式の様子

食事と行動

主に中学2年生を対象に将来の目標や決意を表明として、自分の志を漢字一文字で表現して発表するなど現代でも多くの中学校で実施されています。​自身の夢や今後の進路を見つめ直す重要な機会であり、大人になる自覚を深める行事です。

意味と由来

立志式は、古く中国の故事「志を立てる年齢は15歳」とする考え方と、日本で男子の成人式として行われていた「元服(げんぷく)の儀」が由来といわれています。当時は、15歳前後が社会的な責任を負う節目、成人とされていました。
立志式は「立春式」や「元服式」と呼ばれることもあります。 

20歳
二十歳のつどい

二十歳のつどいの写真

食事と行動

記念写真の撮影やお祝いの食事会、手紙の授与などが主で、こどもの晴れ姿をサポートし、門出を祝う行事です。

意味と由来

成人式も立志式同様、15歳前後で男子が行った「元服(げんぷく)の儀」が由来だといわれています。この儀式では髪を大人の髪型に結い、服装も大人のものへと改め、男子が成人したことを示したそうです。実は20歳で成人式が行われるようになったのは、戦後、昭和21年(1946年)、埼玉県蕨市で行われた「青年祭」が始まりとされています。若者に希望を持たせる目的で、1948年の「成人の日」制定後、全国に広まりましたが、18歳成人化後も「二十歳のつどい」などと名称を変え、多くの自治体で20歳を祝う形が続いています。 
「大人になったことを自覚し、自立して生きていくことを誓う」意味があります。