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窒息事故を予防しよう

ページID:0113917 更新日:2025年12月3日更新 印刷ページ表示

窒息とは

高齢になるほど、歯の機能が衰え、噛む力も弱くなるので、口の中で食べ物をかみ砕いて小さくすることが難しくなります。
また、高齢になるほど唾液の分泌量が減り、飲み込む力も弱くなるので、食べ物をスムーズに喉の奥に送って飲み込むことが難しくなります。
万一喉に食べ物が詰まったときに、咳などで押し返す力も弱くなるため、高齢になるほど窒息事故のリスクが高くなっていきます。

また、飲み込む力が十分に発達していない乳児は、ピーナツや飴などを詰まらせることがあったり、乳幼児は、おもちゃや硬貨など何でも口に入れてしまい、のどに詰まらせることがあります。

窒息の症状

 

窒息の最初の症状はせきこむことですが、完全にのどに物が詰まると声が出なくなります。
のどのあたりを両手でかきむしるような動作をすることがあったり、いびきのような音を出し、徐々に呼吸が弱くなる、顔が真っ青になる、けいれんを起こしたり、意識がなくなることもあります。

窒息をおこしやすい食品

  • 丸くてつるっとしているもの(例:ミニトマト、ブドウ、ピーナッツ、こんにゃくなど)
  • 粘着性が高く、唾液を吸収して飲み込みづらいもの(例:餅、ごはん、パンなど)
  • 硬くて噛みきりにくいもの(例:リンゴ、イカなど)

​予防のポイント

  • 食べやすい大きさに切っておく
  • 水分を摂ってのどを潤してから食べる
  • 一口にたくさん詰め込まない
  • ゆっくりよく噛んで食べる
  • 食べることに集中する

家族などの周りの方も、よく噛んで食べているか、無理に飲み込んでいないかなどに注意して見守り、時には声を掛けるようにしましょう。

窒息が起きたときの対応

はじめに、窒息に気がついたら、119番通報や異物を除去することが重要です。
意識がない場合には、心肺蘇生をはじめることも必要になります。

詳しくは、日本医師会 救急蘇生法(https://www.med.or.jp/99/kido.html<外部リンク>)をご確認ください。

気道異物除去の手順1気道異物除去の手順2気道異物除去の手順3

参考

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