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水戸市図書館基本計画(第4次)
計画策定の趣旨
本計画は、近年のめまぐるしい社会変化等に対応し、市民の自主的な学習活動を支援する知の拠点として、効率的・効果的な運営のもと、より一層の市民サービス向上を図るため、第7次総合計画と整合を図りながら策定しました。
なお、本計画は、「子どもの読書活動の推進に関する法律」に基づく「子ども読書活動推進計画」及び「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律」に基づく「視覚障害者等の読書環境の整備の推進に関する計画」を内包するものとします。
計画の期間
2025(令和7)年度から2028(令和10)年度までの4年間
目指す姿
時代とともに移り変わる価値観や多様化する市民ニーズに対応したサービスを提供することにより、市民一人一人が読書活動の大切さを認識し、自発的に読書をしていく必要があるため、「誰もが読書に親しみ、学び、成長できるまち・水戸」を目指します。
基本方針
基本方針1 市民一人一人の生涯にわたる学びを支える図書館づくり
・ 市民一人一人の学びを支えるために必要となる資料や情報を収集し、提供するほか、個人や地域が抱える様々な課題解決を支援するため、レファレンスサービスの充実を図ります。
・ 図書館における利便性の向上を図るため、書籍や資料のデータベース化等のデジタル化を推進します。
・ 年齢や障害の有無等にかかわらず読書を楽しめるよう、誰もが利用しやすい環境づくりを進めます。
・ 本市におけるバランスのとれた図書館の配置とネットワークを構築していくため、人口増加の著しい地域における生涯学習の拠点として、(仮称)南部図書館の整備について検討を進めます。
基本方針2 こどもたちの育ちを支え、可能性を広げる図書館づくり
・ こどもが読書を通して言葉を学び、感性を磨けるよう、乳幼児と保護者が絵本に触れる機会をつくり、読書に親しめる環境づくりを進めます。
・ こどもの表現力や創造力を高め、人生をより深く生きる力を身に付けることができるよう、市立図書館と小・中学校が連携しながら、学校図書館の充実を図ります。
・ 高校生世代までのすべてのこどもたちが、発達段階や興味・関心に応じて本に出合い自分の可能性を広げられるよう、こどもたちの読書活動、学習活動を支援します。
基本方針3 郷土の歴史や文化を次の世代へ継承する図書館づくり
・ 郷土を知り、学び、考えるための資料を次世代へ継承するため、郷土資料や行政資料の収集、保存及び活用を推進します。
・ デジタル技術を活用し、郷土の歴史や魅力を伝える資料を広く発信します。
基本方針4 市民と共に取り組む、地域の魅力を生かした図書館づくり
・ 市立図書館6館においてそれぞれの地域性を生かした、特色ある図書館づくりを推進します。
・ 図書館ボランティアが活動できる場所や機会を提供するとともに、これらのボランティア等と連携して、人々が集い、地域に親しまれる魅力ある事業を展開します。