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「水戸市農業基本計画(第5次)」について
1 計画策定の基本的事項
(1) 計画策定の趣旨
日本の農業が,人口減少に伴う国内市場の縮小や生産者の減少・高齢化等の課題に直面する中,本市の農業における様々な課題の解決に取り組みながら,安心な食を支える農業の振興を図るために,本計画を策定するものです。
(2) 計画期間
2024(令和6)年度から2028(令和10)年度までの5年間
2 計画の基本的方向
(1) 目指す姿
農業・農村は,安全で安心な農産物を安定的に供給するとともに,良好な自然環境により,市民に安心で快適な環境を提供する役割を担っています。これらを維持するためには,多様な担い手を確保・育成するとともに,農業従事者の経営の安定化や環境に配慮した持続可能な農業を推進し,農業が持続的に発展することが必要であることから,本市農業のあるべき姿を「農業が持続的に発展し,安心で良質な農産物を安定供給できるまち」と定めます。
(2) 基本方針
基本方針1 食の安定供給と農業経営の持続的な発展
農業を支える多様な担い手を確保・育成するとともに,生産性の向上や経営の効率化への支援,所得の向上に向けた取組等を進め,安心で良質な農産物の安定供給と農業経営の持続的な発展を目指します。
基本方針2 環境に配慮した持続可能な農業の推進
農村地域の自然環境を守る多面的機能や農村コミュニティの維持,都市と農村の交流への支援を通して,農村環境を維持していきます。また,ゼロカーボン・エコシティの実現に向け,有機農業の推進等による環境にやさしい持続可能な農業を確立します。