本文
大規模盛土造成地マップを公表しています
大規模盛土造成地の滑動崩落対策
阪神・淡路大震災や東日本大震災などにおいて、谷や沢を埋めた造成宅地又は傾斜地盤上に腹付けした造成宅地で滑動崩落(盛土と地山との境界面や盛土内部を滑り面とする盛土の地滑り的変動)による被害が発生したことを受け、地震時の滑動崩落に対する予防対策が重要となりました。
滑動崩落の危険のある造成宅地は、宅地造成等規制法に基づく造成宅地防災区域として指定し、滑動崩落防止工事を実施していく必要があります。
- 大規模盛土造成地の滑動崩落対策について(国土交通省)<外部リンク>
- わが家の宅地安全マニュアル(国土交通省)<外部リンク>
大規模盛土造成地のイメージ(国土交通省ホームページより抜粋)
大規模盛土造成地マップ
水戸市では、国土交通省が策定した「大規模盛土造成地の滑動崩落対策推進ガイドライン」に基づき、平成28年度から平成30年度にかけて大規模盛土造成地の変動予測調査を実施しました。「大規模盛土造成地マップ」は、平成28年度の1次調査で抽出した大規模盛土造成地のおおよその位置と規模を示したものであり、地震時に危険な箇所を示しているわけではありません。
なお、平成30年度の1.5次調査で大規模盛土造成地の地震時の安全性について検証を行ったところ、2次調査が必要な箇所はなく、造成宅地防災区域に指定すべき造成宅地が存在しないことが確認できたため、大規模盛土造成地の変動予測調査を終了しました。
Q&A
Q.どうして大規模盛土造成地マップを公表するのですか?
A.大規模盛土造成地が身近に存在することを知っていただき、日頃から宅地の周辺の斜面や擁壁を確認するなど防災意識を高めていただくことを目的としています。
Q.他に3,000平方メートル以上の盛土造成地はないのですか?
A.谷埋め型は、盛土の面積が3,000平方メートル以上というだけでなく、周辺の地山(自然のままの地盤)と比較して、谷や沢を埋めた形跡がある造成地が該当します。したがって、平坦地に造成したものや、地山の上で小規模な地形の改変が行われたものは除かれています。
Q.どういう場所に大規模盛土造成地が多いのですか?
A.水戸市は大半が台地であることから、台地の縁辺部や浅い谷上にある大規模盛土造成地が多くなっています。
Q.大規模盛土造成地は地震があると危険なのですか?
A.大規模盛土造成地マップは、国のガイドラインに基づき、造成前後の地形図を重ね合わせて抽出された大規模盛土造成地のおおよその位置と規模を示したものです。マップに示された位置が、地震時に危険な箇所を示しているわけではありません。
Q.大規模盛土造成地の詳細な図面はありますか?
A.建築指導課の窓口で縮尺10,000分の1の図面を閲覧することができます。
Q.大規模盛土造成地内で土地の造成や建物の建築を行う場合、特別な手続きや条件はありますか?
A.特別な手続きや条件はありません。