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水戸市文化栄誉賞

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年6月13日更新 印刷ページ表示

水戸市文化栄誉賞は、日本の文化の向上発展に顕著な業績をあげ、水戸市の名を全国的に高め、もって市民の郷土愛と誇りを高揚した水戸市にゆかりのある個人や団体に対し贈るものです。これまで17人の方を表彰しております。

過去の被表彰者(敬称略)
表彰日 氏名(ふりがな) 経歴等 ※表彰日現在で記載しています。 表彰分野
第1号

平成元年
5月30日

粉川 忠
(こがわ ただし)

財団法人東京ゲーテ記念館理事長
水戸市に生まれる。
茨城師範学校在学中の10代のときに文豪ゲーテの「ファウスト」に出会い感銘を受ける。以来、私財を投じて世界各国からゲーテに関する資料を収集し、昭和24年に財団法人東京ゲーテ協会を設立、昭和39年に渋谷区に記念館を開館する。昭和62年にゲーテ関係書籍7万冊、文献・資料15万点を所蔵する東京ゲーテ記念館を北区に独力で移転開館する。現在もゲーテ関係資料の収集と整理分類を続け、専門家をはじめ愛好家に広く開放し、ゲーテ研究に貢献する。

学術研究
第2号

平成元年
5月30日

鈴木 良三
(すずき りょうぞう)

洋画家
水戸市に生まれる。
水戸市出身の洋画家・中村彜(なかむらつね)に師事する。昭和3年に渡仏し、パリ・モンマルトルにある美術学校グラン・ショミエールに学び、サロン・ドートンヌ(秋の展覧会)に入選する。絵画の道一筋に歩み、特に戦後は生命の根源である海をモチーフとした作品が多く海景の画家として知られた。また、中村彝を顕彰する中村彜会会長として、茨城県近代美術館敷地内への中村彝アトリエの移築復元や中村彝賞の制定に尽力するなど、美術界の興隆に貢献する。

芸術文化
第3号

平成4年
6月1日

加倉井 和夫
(かくらい かずお)

日本画家
神奈川県横浜市に生まれる。
少年期を水戸で送る。日本画壇に新風を吹き込み、現代日本画の第一人者として活躍する。日展においては内閣総理大臣賞をはじめ数多くの賞を受賞するとともに審査員、評議員及び理事を歴任する。昭和44年の改組第1回日展で「碇と少年」が桂花賞を受賞し、文化庁買い上げとなる。昭和56年に「青苑」で日本芸術院賞を受賞し、平成元年には功績顕著な芸術家として日本芸術院会員に任命される。現在も創作活動に意欲的に取り組むとともに、後進の育成に尽力し、美術界の隆興に貢献する。

芸術文化
第4号

平成4年
6月1日

小森 邦夫
(こもり くにお)

彫刻家
東京市浅草区(現東京都台東区浅草)に生まれる。
水戸市在住。彫刻に専念するかたわら、茨城文化団体連合理事長を務め、連合をよくまとめるとともに、県立近代美術館建設運動に尽力するなど地域の美術振興に貢献する。日展においては特選、文部大臣賞を受賞するとともに、評議員、理事及び事務局長を歴任する。昭和60年に「青春譜」が日本芸術院賞を受賞し、平成元年には功績顕著な芸術家として日本芸術院会員に任命される。美しい女性像の作品で知られるが、千波公園内には徳川光圀公像が堂々とした姿を見せている。

芸術文化
第5号

平成13年
1月22日

水戸泉 眞幸
(みといずみ まさゆき)

元力士水戸泉、財団法人日本相撲協会年寄
水戸市に生まれる。
昭和53年に高砂部屋に入門する。郷土を代表する力士として22年の永きにわたり活躍し、大相撲の隆盛に貢献する。幕内優勝1回、十両優勝1回、三賞受賞7回、三役在位11場所、通算勝利は歴代6位(引退当時)の807勝という輝かしい成績を残す。現役最高位は関脇。角界での活躍は、相撲ファンを沸かせるとともに水戸市の名を全国的に高め、市民の郷土愛と誇りを高揚する。引退後は、年寄「錦戸」を襲名し、後進の指導に当たり、相撲道の向上発展に邁進する。

スポーツ
第6号

平成16年
12月1日

幡谷 祐一
(はたや ゆういち)

茨城県信用組合理事長、財団法人水戸市国際交流協会理事長、財団法人水戸市芸術振興財団理事
東茨城郡小川町(現小美玉市)に生まれる。
水戸市在住。財団法人水戸市国際交流協会初代理事長として多文化共生の実現に向けた様々な事業を展開し、広範な国際交流活動の推進に尽力する。また、財団法人水戸市芸術振興財団設立時から理事を務め、音楽、演劇、美術の三部門の自主企画による先駆的で質の高い「水戸芸術館」の施設運営に尽力し、芸術・文化を国内外に発信する交流拠点としての機能を高める。さらに、教育振興のため財団法人幡谷教育振興財団を設立し、学術文化の発展に貢献する。

芸術文化
第7号

平成16年
12月1日

吉田 秀和
(よしだ ひでかず)

評論家、水戸芸術館館長
東京市日本橋区(現東京都中央区日本橋)に生まれる。
音楽評論というジャンルを日本に確立し音楽評論界の最高峰に立つとともに、美術論、演劇評など芸術全般に及ぶ評論活動を続ける。また、水戸芸術館初代館長に就任し、施設運営の大きな特色となっている専属楽団・劇団の設置、自主企画を中心とする事業展開など様々な構想の提案と実現に取り組み、日本の文化施設の役割とその発展に大きな可能性を示す。その手腕は国内のみならず世界的に高く評価され、水戸芸術館を日本を代表する文化施設とすることに貢献する。

芸術文化
第8号

平成20年
10月7日

能島 征二
(のうじま せいじ)

彫刻家
東京市浅草区(現東京都台東区浅草)に生まれる。
水戸市在住。彫刻家小森邦夫氏に師事する。感性豊かで格調高いブロンズ像を数多く制作する。県内美術界の重鎮として、また、日本を代表する彫刻家として活躍し、芸術文化の発展・振興に貢献する。日展においては特選、文部大臣賞を受賞するとともに、審査員、理事及び常務理事を歴任する。平成16年に「慈愛-こもれび-」で日本芸術院賞を受賞し、平成18年には功績顕著な芸術家として日本芸術院会員に任命される。市内には徳川斉昭公・七郎麻呂(慶喜公)像や水戸黄門さん像等の作品が点在する。

芸術文化
第9号

平成21年
11月27日

小澤 征爾
(おざわ せいじ)

指揮者、水戸室内管弦楽団音楽顧問
中国奉天(現シャンヤン)に生まれる。
ボストン交響楽団やウィーン国立歌劇場等の音楽監督を務めるとともにウイーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団等にも客演するなど欧米で絶大な評価と人気を誇り、世界的指揮者として活躍する。また、水戸芸術館の専属楽団である水戸室内管弦楽団の創設に貢献する。結成後も楽団の音楽顧問として運営に深く携わり、自らも指揮者として定期演奏会に出演する。同楽団を率いたヨーロッパツアーでは、世界有数の室内管弦楽団との評価を確立する。

芸術文化
第10号

平成21年
11月27日

長谷川 五郎
(はせがわ ごろう)

 

オセロ発案者、日本オセロ連盟会長
水戸市に生まれる。
昭和20年旧制水戸中学(現県立水戸第一高等学校)在学中にオセロを発案する。昭和48年にボードゲーム・オセロとして商品化されると空前の大ヒットを記録し、全世界に広がる。オセロの普及活動に情熱を注ぎ、文化の向上発展に貢献する。最近では、世代を超えたコミュニケーションのツールとしてオセロの普及を積極的に展開し、今日の日本におけるオセロの競技人口は約6000万人を数える。また、世界オセロ選手権大会の発祥地誘致に尽力し、平成18年に世界27か国84選手が参加する第30回大会を水戸市で開催する。

芸術文化
第11号

平成21年
11月27日

東 峯子
(ひがし みねこ)
雅号
宇治 文蝶
(うじ ぶんちょう)

一中節三味線演奏家
埼玉県川越市に生まれる。
水戸市在住。宇治文中に入門し、語りもの(浄瑠璃)の三味線音楽の一つである一中節の手ほどきを受け伝統的技法を体得する。一中節は、平成5年に重要無形文化財に指定され、東氏は平成13年に重要無形文化財(個人指定)の保持者、いわゆる「人間国宝」に認定される。後継者の養成に努めるとともに、水戸市芸術祭や水戸芸術館企画の演奏会、NHK教育テレビ、FM放送等にも出演するなど日本の芸術文化の向上発展に貢献する。

芸術文化
第12号

平成21年
11月27日

藤島 武人
(ふじしま たけひと)

元力士武双山、財団法人日本相撲協会年寄
水戸市に生まれる。
平成5年1月に武蔵川部屋に入門する。幕下付出で初土俵を踏むと8場所目で関脇に昇進し、当時の最速記録を更新する。平成の怪物とも呼ばれ、幕内優勝1回、幕下優勝2回、三賞受賞13回、三役在位58場所、通算勝利554勝という輝かしい成績を残す。現役最高位は大関。角界での活躍は、相撲ファンを沸かせるとともに水戸市の名を全国的に高める。引退後は、年寄「藤島」を襲名し、後進の指導に当たり、相撲道の向上発展に貢献する。

スポーツ
第13号

平成21年
11月27日

森 英恵
(もり はなえ)

ファッションデザイナー、財団法人水戸市芸術振興財団理事長
島根県六日市町(現吉見町)に生まれる。
日本を代表するファッションデザイナーとして国際的に活躍する。また、平成10年5月に財団法人水戸市芸術振興財団の理事長に就任し、優れた芸術作品の鑑賞の機会を提供するとともに、様々な教育普及事業や芸術の各分野で創作活動を続ける市民の出演・出品事業に取り組む。水戸芸術館とまちを結びつけるとともに、芸術を身近に感じられる財団運営を展開し、芸術文化の向上発展に貢献する。さらには、芸術文化を国内外に発信する交流拠点として水戸芸術館の機能を高める。

芸術文化
第14号

令和元年
11月29日

池辺 晋一郎
(いけべ しんいちろう)

作曲家
水戸市に生まれる。
幼少期を水戸で送る。日本を代表する作曲家として活躍し、管弦楽曲、室内楽曲、合唱曲をはじめ映画、ドラマ音楽など作品は他分野にわたる。最近では、2019茨城国体記念行進曲「卓立の地」を作曲する。水戸芸術館においては音楽部門ミュージック・アドヴァイザーや各演奏会企画の審査委員を務める。水戸芸術館創設当初から継続・献身的な活動を展開し、「クリスマス・プレゼント・コンサート」等の企画や司会は好評を博し、芸術館の魅力の発信と芸術文化の向上発展に貢献する。

芸術文化
第15号

令和元年
11月29日

野村 陽一
(のむら よういち)

花火師、野村花火工業株式会社代表取締役
水戸市に生まれる。
水戸市在住。家業の花火師としての修行を積む。四代目として家業を継ぎ、平成元年に野村花火工業株式会社の代表取締役に就任する。以来、土浦及び大曲全国花火競技大会においては計19回に及ぶ内閣総理大臣賞(総合優勝)を受賞するほか、隅田川花火大会をはじめ全国各地の花火大会において数多くの賞を受賞し水戸市の名を全国に高める。名実ともに日本を代表する花火師の一人として業界をリードする。また、水戸黄門まつりのオープニングを飾る花火大会に参画し、本市の魅力の発信とにぎわいの創出に貢献する。

芸術文化
第16号

令和3年
12月3日

岡田 誠
(おかだ まこと)

茨城大学理学部教授
神奈川県に生まれる。
茨城大学に籍を置き、古地磁気学、古海洋学を主として約30年にわたり研究・教育活動を行う。また、千葉県市原市の地層「千葉セクション」を国際境界模式層断面とポイント(GSSP)に認定するため、申請チームの代表として研究活動や情報発信を積極的に行い、令和2年1月には国際地質科学連合の理事会の承認を得て、地質時代の中期更新世が「チバニアン」と名付けられた。日本の地名を冠した地質時代名が誕生するのは初めてのことであり、日本の地質学の発展に貢献する。

学術研究
第17号

令和3年
12月3日

二子山 雅高
(ふたごやま まさたか)

 

元力士雅山、公益財団法人日本相撲協会年寄
水戸市に生まれる。
平成10年に武蔵川部屋に入門する。幕下付出で初土俵を踏む。初土俵から4場所連続優勝の記録で新入幕を果たすと、わずか2年(12場所)の最速スピードで大関に昇進し、全国に名声を博す。十両優勝2回、幕下優勝2回、三賞受賞8回、三役在位28場所、通算勝利654勝という輝かしい成績を残す。現役最高位は大関。角界での活躍は、相撲ファンを沸かせるとともに水戸市の名を全国的に高める。引退後は、年寄「二子山」を襲名し、後進の指導に当たり、相撲道の向上発展に貢献する。

スポーツ