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百樹園のご紹介

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年11月28日更新 印刷ページ表示

当園は,水戸駅の南東約2.4kmに位置し,園内には180種約3,400本の樹木のほか,数種の野草等も植栽されており,珍しい樹木及び古木も多数あります。
閑静な園内でゆっくりと散策や森林浴を楽しんではみませんか。

百樹園の歴史

百樹園は4代目木村伝兵衛氏によって作られました。
同氏は,徳川家2代藩主光圀(義公)が,ひたちなか市三反田の那珂川沿岸に約数百種類の樹木を植えたとされる「百色山」の衰退を嘆き,その美挙を再現すべく,義公生誕300年にあたる昭和3年(1928年)7月,祖先の土地の一部約0.7ヘクタールを60区画に区切った大樹木園建設を計画しました。
水戸高等学校(旧制水高)教授野原茂氏が設計を行い,植物学の権威である東京帝国大学(現東京大学)教授の牧野富太郎博士の指導をはじめとして,斎藤卯内(旧制水高),佐藤甲(旧制水高),鶴町猷(旧制女子師範)3氏の努力により裸子植物3科61種,被子植物61科324種,名木嘉樹856本の収集に成功しました。
当時この規模の樹木園は,個人経営のものとしては類がないほど大がかりな施設であり,水戸の名所であるばかりではなく,植物学会に貢献するところも多かったことから,百樹園と命名されました。

百樹園の植物

百樹園には珍しい樹種が多数あります。ここではその一部をご紹介します。ぜひ来園して探してみてください。

珍しい樹種の一部
樹 種 名    概   要
ケンポナシ 日本全土の山地に生える落葉高木で,一般家庭では植えられていない。平地でこれだけ大きな木はあまり
見られない。果実はナシのような甘味があり,生食することができる。
キササゲ 落葉高木で葉がキリに似て大きく,果実は長く30cmにもなり,ササゲのように枝にぶら下がるので
「キササゲ」と名付けられた経緯がある。やはりこれだけ大きな木は珍しい。
ハリギリ 落葉高木で,葉がヤツデに似て枝に鋭いとげを生じているため「ハリギリ」と名付けられている。
日本全土に産しているが,平地でこれだけの巨木は珍しい。

カラタネオガタマ
(トウオガタマ)

中国原産の常緑広葉樹で,日本には自生していない。曇った日にはバナナの香り似た花香がただよう。
ニワウルシ
(シンジュ)
別名「シンジュ」と呼ばれる中国産の落葉高木である。明治初期に渡来し,街路樹等に植栽されたが
これほどの大木はあまり見られない。
リキダマツ 北アメリカ原産の針葉樹で,これだけの巨木は他では見られない。
カツラ 日本全土に分布する落葉高木で,新葉の色が美しい。碁盤や将棋盤の材料に使用されている。

 

アクセス

所在地 :水戸市元吉田町2618-1
利用時間:24時間
休園日 :年中無休
入園料 :無料
駐車場 :約6台程度(旧道の方からお入りください。)