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七ツ洞公園のご紹介

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年6月13日更新 印刷ページ表示

七ツ洞の全景

自然との融合を願う英国風景式庭園

水戸市の郊外,美しい田園風景の中,豊かな水と森に恵まれ佇む七ツ洞公園。
自然に曲がる小路,清流のせせらぎ,刈り込みから解放されて自由に枝を伸ばす樹々。
英国法人の設計,英国建材を使用し,自然風景のように作庭された,日本では珍しい本格的な英国風景式庭園です。

七ツ洞の特徴

サーペンタイン

サーペンタインとは,”蛇がうねったような”という意味です。
七ツ洞公園の中央に連続する4つの池は,まさにそのような形状です。これは直線的・規則的な造形を嫌い,自然の曲線や不規則性を重視して,自然風景を設計に取り入れる18世紀の英国風景式庭園(自然風景式庭園)の典型的な手法です。
この時代の英国庭園では,古代ローマを描いた風景画やピチャレスクの理念※に影響を受けているのも特徴の一つです。
※・・・絵画的なものを尊重する美の理念で,”絵になる粗さ”,”時間の経過”をよしとするもの
5つのダムは,その水の流れに呼応して,上流には古代的な造形,下流には近代的な造形と,時代の変遷を表現しています。
また,時代の経過や粗さを表現する廃墟のフォリーや,古代ローマの風景画を再現しようとしたパビリオンなども造られています。


ピチャレスク理念を表すフォリー
ピチャレスク理念を表す廃墟(フォリー)
カスケードの水の流れから望むパビリオン
カスケードの水の流れから望むパビリオン

秘密の花苑

イングリッシュローズをはじめ,四季折々の美しい花々が咲き誇り,レンガと生垣に囲まれた静かな空間,それが”秘密の花苑”です。
ビクトリア朝のパーゴラやクラシックなベンチも花々に色を添えています。
この”秘密の花苑”のように,いっぱいの草花を植えこんだ庭園様式を”コテージガーデン”などといい,19世紀以降に英国で流行しました。
このように,18世紀型の”自然風景式庭園”だけでなく,19世紀型の”コテージガーデン”の特徴を併せ持つ七ツ洞公園は,日本ではとても珍しく,貴重な存在です。
なお,七ツ洞公園自体は利用時間は限られていませんが,”秘密の花苑”は開園時間が8時30分から17時00分(11月~2月の間は16時00分)までとなっておりますのでご注意ください。


咲き誇るイングリッシュローズ
咲き誇るイングリッシュローズ
ビクトリア調のパーゴラ
ビクトリア調のパーゴラ

七ツ洞の由来

七ツ洞公園のある地名は”下国井町”ですが,”七ツ洞”とは,何を意味しているのでしょうか?
ダムCとダムDの間の池のほとりには,古墳時代の遺跡である”権現山横穴群”が残されています。
この横穴(洞)は,現在5つ存在しますが,かつては7つあったとされ,これが”七ツ洞公園”の名称の由来ともなっています。
池の水位が低いときは,ダムDからその様子を見ることができます。


七ツ洞の洞窟
七ツ洞の洞窟

アクセスについて

電車でお越しの方

水戸駅北口バスターミナル7番(大宮営業所行き)に乗車し、農業試験場入口下車徒歩20分

お車でお越しの方

常磐自動車道水戸北スマートインターから10分

駐車場案内

園内に駐車場は3箇所ございます。アクセスルートに応じてご利用ください。
なお,観光等で大型車用(バス)でご来園される場合の駐車場利用については事前予約制となります。
ご利用を希望される団体の方は、水戸市公園協会へお問い合わせください。
水戸市公園協会<外部リンク>
電話番号:029-244-2888/ファックス:029‐243-4819
メール:park-mito@eos.ocn.ne.jp
〒310-0851 水戸市千波町508-59
業務時間:午前8時半から午後5時15分/休業日:土曜日・日曜日・祝日

バリアフリーについて

この公園は、自然風景を活かして整備された公園です。そのため、園内には多数の階段や坂道、段差、自然路が点在しており、バリアフリーに対応しておりません。詳細については、お問い合わせください。


森林庭園の様子 森林の中の階段

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