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カラスが威嚇をしてくるのですが、どんな対策がありますか。
回答
毎年3月から7月の繁殖期には、生まれたヒナを守ろうとするため、カラスの親鳥は近づく外敵に対して威嚇を行います。
そんなときに、威嚇に気がつかなかったり、無視してそこに留まってしまうと、徐々に親鳥の威嚇行動がエスカレートし、最終的に攻撃行動に出ることがあります。
こういったことを避けるため、以下のような対策をとってください。
- できるだけ巣の近くを通らない。
- 通らなければならないときは、足早に通り過ぎる。
- 帽子や傘で防御する。
この繁殖期を除き、カラスが人を攻撃することは非常にまれなことです。
なお、卵がある巣やヒナのいる巣を撤去したり、ヒナを捕獲したりするためには鳥獣保護法による許可が必要ですが、卵やヒナのいない巣は許可がなくても撤去することができます。
巣の撤去は、樹木や電柱の所有者や管理者が行ってください。
また、巣作り前に枝をせん定することで、巣を作りにくくすることは、有効な対策となります。