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みと協働大作戦!「わくわくプロジェクト」令和4年度協働事業が決まりました!
提案事業のプレゼンテーションを開催しました
市民活動団体のアイデアを生かし、市と協働して事業に取組む「わくわくプロジェクト」において、令和4年度に実施する協働事業5件の提案がありました。
令和4年2月28日、提案団体と市の担当課による提案事業についてのプレゼンテーションが行われました。
それぞれの事業について、各団体の代表者や学識経験者、公募で選ばれた市民の皆さんで構成する
水戸市協働推進委員会が審査を行い、答申として意見をまとめました。
公開プレゼンテーションの様子を紹介します
日時:令和4年2月28日(月曜日) 午後1時30分から
場所:水戸市役所 本庁舎4F 中会議室
会議録はこちらをご覧ください。
令和4年度提案事業一覧(各URLから、公開プレゼンテーションの様子がご覧いただけます)
- 市民参画による道路等パブリック空間の有効活用検討事業<外部リンク>
提案団体:NPO法人セカンドリーグ茨城 市担当課:泉町周辺地区開発事務所 - 介護助手養成 ちいすけ水戸<外部リンク>
提案団体:特定非営利活動法人ちいきの学校 市担当課:介護保険課 - 公園にハートいっぱいの種を蒔こう<外部リンク>
提案団体:NPO法人Happyリレーいろいろ 市担当課:公園緑地課 - 水戸の観光土産品付加価値創出事業<外部リンク>
提案団体:常磐大学地域連携センター 市担当課:観光課 - キッズトレイルランニング大会<外部リンク>
提案団体:株式会社ナムチェバザール 市担当課:農政課
令和4年度協働事業を決定しました
水戸市協働推進委員会からの答申を受け、市では令和4年度に実施する協働事業について次のように決定しました。また、それぞれの提案事業について、委員会から意見が出されました。
※事業名や概要は、提案書を受け付けた時点のものです。事業開始までに行う協議により変更になる場合があります。
実施する事業
- 市民参画による道路等パブリック空間の有効活用検討事業
- 介護助手養成 ちいすけ水戸
- 公園にハートいっぱいの種を蒔こう
- 水戸の観光土産品付加価値創出事業
- キッズトレイルランニング大会
提案事業名 市民参画による道路等パブリック空間の有効活用検討事業
提案団体 NPO法人セカンドリーグ茨城
市の担当課 泉町周辺地区開発事務所
提案の概要
まちを体験するイベントやワークショップ等を通し、泉町のパブリック空間活用の方策等を、計画段階から市民協働により検討を進める。事業運営にも、市民の参画を促すことで、市民の地元に対する愛着を育み、持続的で魅力的なまちの形成につなげていく。
令和4年度は、コロナ禍においての感染対策を施し実施する。
- みち遊び、ストリートパーティの開催
- Farmers Marketの開催
- 市民によるプロジェクトの立ち上げ
委員会からの意見
本事業は、道路等パブリック空間の有効活用という行政課題に対し、まちを体験するイベントやワークショップ等を 通じ、計画段階から市民協働による検討を進め、魅力的なまちを形成することを目的として提案された事業であった。令和3年度は新型コロナウイルス感染症感染拡大により、思うように事業が展開できず苦慮されたかと思うが、来年度はコロナ禍においても実現可能性の高い屋外型の取組みを中心に実施し、行政課題の解決に向け、みち遊びをはじめとした様々な事業を展開し、幅広い世代のよりリアルな意見を取り入れながら、魅力的なまちづくりに取り組んでほしい。
一方で、新市民会館建設のため、周辺道路の工事が本格的に開始されることから、市道封鎖によるみち遊びにとどまらず、南町自由広場を利用するなど、公共空間の使い方について十分に検討いただき、有効な活動としていただきたい。
本事業をきっかけとし、泉町地区の道路等パブリック空間の有効活用が促進され、市民の意見が反映された魅力的なまちが形成されることを期待する。そして、本事業が市民参画によるまちづくりのモデル事業となることを期待する。
提案事業名 介護助手養成 ちいすけ水戸
提案団体 特定非営利活動法人ちいきの学校
市の担当課 介護保険課
提案の概要
介護職が専門職として専門性の高い業務に専念できるよう、アクティブシニア層を対象に、介護職の周辺業務(話し相手や軽作業等)を担う「介護助手」として育成、就労を促し、介護サービスの質の向上につなげる。また、アクティブシニアが社会参加することで、心身の健康維持を図り、「地域で支えるいきいき健康とあんしん長寿」の実現をサポートする。
- 研修会の開催(5回 受講者ニーズに合わせて最大6回開催)
- 介護事業所とマッチング作業など
委員会からの意見
本事業は、提案団体と介護保険課が連携し、アクティブシニア層を対象に、介護職の周辺業務を担う「介護助手」を育成、就労を促すことでシニア層の健康づくり、介護人材の育成に取り組む本事業は、相互の取組を補完することができるものであり、協働による効果が高い活動であると考えられる。
令和2年度から継続で事業を実施し、就労希望者と事業者のマッチングについても滞りなく実施されており、2年間で16名が介護助手として就労できたことは評価したい。現在の高齢社会においてアクティブシニア層の社会参画は必要不可欠であるとともに、福祉分野における労働力不足も顕在化しているなか、大いにニーズのある事業である。
協働事業提案制度を活用した協働事業としては、令和4年度をもって最終年度となるが、協働事業終了後も介護サービス向上と活力ある地域を実現する一助となるよう、自主財源による活動においても、引き続き他の模範となることを期待したい。
提案事業名 公園にハートいっぱいの種を蒔こう
提案団体 NPO法人Happyリレーいろいろ
市の担当課 公園緑地課
提案の概要
公園にて、子ども達とオセロや将棋などレクリエーションが行える場を設け、様々な年代の方が訪れるきっかけ作りを行う。また、公園に集まる高齢者と共に、フードバンク、おもちゃバンクの実施、低価格で提供するカフェの運営、公園で遊ぶ子どもの見守りなどの社会貢献活動を通して、公園と地域をつなぎ、多世代交流が図れる公園づくりを目指す。
- おもてなしとトレーニングができる公園 子ども学校・スタートル
- あったらいいな いろいろ教室・はじまるくん。
(学校保育、放課後デイサービス、フリースクールなど学習支援教室) - 予防・希望プロジェクト(防災啓発活動)
- まごころからの社会貢献活動・まごころエネチャージ
(フードバンク水戸フードロス啓発活動、地産地消など) - 公園見守り子ども食堂 + はじまるくん 観光PR・観光案内
- ゴミ拾いやトイレ掃除など美化活動
委員会からの意見
本事業は、千波公園・少年の森を拠点として、公園と地域をつなぎ、多世代交流を図る公園づくりを目指す提案を基本としながら、これまでの活動対象をさらに子どもに向け、子どもたちの居場所作りを目的としている。
令和4年度は事業継続2年目となり、リピーターをはじめ、多くの方からのニーズがあること、また、活動への熱意があることは評価するが、事業内容が多岐に渡り、活動を継続していくことが可能であるか不安面が大きい。
令和3年度に実施された子ども食堂や清掃活動などに引き続き力を入れるなど、多岐に広がった事業内容の整理をするよう検討いただきたい。特に、学校保育、放課後デイサービス、フリースクールについては資格が必要であるうえに、人材確保も重要となるため、再検討いただきたい。
本事業の実施にあたっては、事業計画の再検討のうえ、効率的かつ適正な事業運営を図るとともに、本事業をきっかけとし、身近な公園と地域のつながりを深め、子どもたちが健やかに育つ魅力的なまちが形成されることを期待する。
提案事業名 水戸の観光土産品付加価値創出事業
提案団体 常磐大学地域連携センター
市の担当課 観光課
提案の概要
ポストコロナ時代の水戸の観光土産品に付加価値を創出することで、観光土産品の魅力向上と水戸市のイメージアップを目的に、産学官が連携し、観光土産品の魅力あるパッケージデザイン制作に取り組む。
- 水戸の観光土産品付加価値創出ワークショップ
- アンケート調査
- SNS活用
- 事業報告書
委員会からの意見
本事業は、水戸の観光土産品について、近年のSNS普及や、コロナ禍におけるネット通販利用者増加等を踏まえ、パッケージの刷新に着眼し、水戸の魅力向上を目指す提案である。行政としても、優良土産品として登録し、推奨することをはじめ、観光事業の発展を目指し、各施策に取り組むなか、学生の若い視点から観光分野において斬新な方策を探ることは評価する。
しかしながら、現段階においては事業計画や収支計画について、具体性に欠けており、事業計画を再検討のうえ、事業の効率的な運営をするよう検討いただきたい。商品の特徴やストーリー性を打ち出すことも商品の販売促進及び売上向上につながるため、パッケージのみにこだわるのではなく、魅力向上に効果的な事業展開を行うよう再検討いただきたい。
本事業の実施にあたっては、関係機関との連携を図るとともに、事業内容の再検討及び効率的な運営方法を見直し、大学生が主体となって活動に加わることで、新たなモノづくりを生み出す力に期待する。
提案事業名 キッズトレイルランニング大会
提案団体 株式会社ナムチェバザール
市の担当課 農政課
提案の概要
貴重な地域資源である森林公園の自然環境をより身近なものとして、子どもたちの教育・健康増進に活用していくために、トレイルランニング大会を開催する。
また、トレイルランニング大会の開催を通じ、公園設備だけではない環境資源としての大きな魅力を子ども達へ伝え、地域資源としての魅力を広くアピールし、優れた環境を次世代へつないでいく礎を築いていく。
- キッズトレイルランニング大会の開催
委員会からの意見
本事業は、森林公園の持つ豊かな自然環境を活用して、トレイルランニング大会を開催し、市民の教育・健康増進に貢献することに加え、地域資源としての魅力を広く発信することを目的としており、先見性や独創性については高く評価できる。しかしながら、事業計画や収支計画について、具体性に欠ける印象が残るため、事業の実施にあたっては、開催規模の再検討及び効率的な事業運営を心掛けていただきたい。
また、新型コロナウイルス感染症感染拡大の影響を受け、令和2年度、3年度ともに活動が実施できていないことが残念である。参加対象の多くが子どもであることから、大会開催に慎重にならざるを得ないのは、十分理解できるが、一方で、確実に事業を実施するために、人数制限やコース短縮等の規模を縮小した開催が可能かどうかなど検討いただきたい。また、提案当初のトレイルランニング大会開催内容ではなく、コロナ禍、あるいはコロナ収束後にあっても、社会や環境の変化に応じた活動の可能性を探り、確実に開催されるよう十分に検討いただきたい。
本事業をきっかけとし、森林公園という豊かな自然環境の魅力が再認識され、広く市民が親しむことができる場所となることを期待する。そして、本年度こそ本事業の実施がかなうことを期待する。
協働による新たな取組にご期待ください!!
事業の実施期間は、令和4年4月から令和5年3月までの予定です。
提案団体と市の担当課が、パートナーとして事業に取り組みます。
市民提案による協働事業にどうぞご期待ください!!