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特定外来生物「セアカゴケグモ」が市内で発見されました。
河和田町内で特定外来生物「セアカゴケグモ」が発見・駆除されました。
発見・駆除の状況等
発 見 数 :オス1個体,メス1個体 計2個体
発見場所:河和田町内
県道30号(主要地方道水戸岩間線・通称「岩間街道」)沿いの家屋壁面
状 況:令和7年7月20日(日)
家屋壁面にクモがいることを市民が発見。
殺虫剤で駆除し,調べたところセアカゴケグモのオス・メスであると思われた。
令和7年7月22日(火)
発見者が市環境保全課へ通報。
あわせて卵のう(卵を包む袋状の構造物)数個が発見されていたため,
環境保全課担当者の助言に従い潰して処理した。
令和7年7月23日(水)
環境保全課職員が発見者宅を訪問。
駆除したクモの死骸の提供を受ける。
茨城県生物多様性センターに確認を依頼し,セアカゴケグモであることが判明した。
【素手で触らないで】
セアカゴケグモのメスは毒を持っています。
セアカゴケグモは,オーストラリア原産(諸説あります)の小型のクモ(成熟したメスの体長は0.7~1センチメートル,脚を広げると2センチメートル程度)です。おとなしい性格で攻撃性はありませんが、メスは毒を持っており,触ると咬まれることがあります。
見つけても絶対に素手で触ってはいけません。
メスの特徴は,黒い体に腹部背面にある赤い縦条(縦方向の帯状の模様)です。
卵のうは直径0.5~0.7センチメートル程度の綿毛のような丸い球体で,10~200個の卵が入っています。
【環境省作成】セアカゴケグモ・ハイイロゴケグモ(※)にご注意ください!
https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/r_gokegumo.pdf<外部リンク>
※ハイイロゴケグモは,現在,市内では発見されていません。
駆除について
一般的な家庭用殺虫剤(商標名「アースジェット」「キンチョール」「フマキラーA」など)で駆除することができます。
そのほか,熱湯をかける,靴で踏みつぶすなど,素手で触らないよう駆除してください。
また,卵のうを見つけたら,踏みつぶすなどして処理してください。
駆除したときは,市環境保全課保全係(直通:029‐232-9154)までご連絡ください。
※セアカゴケグモは特定外来生物に指定されており,生きたまま運搬することは禁止されています。
万が一咬まれてしまったら
皮膚に残った毒を石鹸で洗い流し,氷のうなどで冷やしてください。
その後,速やかに医療機関を受診してください。
受診時にクモの死骸を持参すると,早期の診断・処置につながります。
【参考リンク】
国立健康危機管理研究機構「セアカゴケグモ咬症」解説ページ
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/sa/lh/010/lh-intro.html<外部リンク>