〈共催展〉茨城鉄道　第1期　ー今も思い出の中を走ってるー

ページID：[[open_page_id]] 更新日：2022年6月13日更新印刷ページ表示

〈共催展〉　茨城鉄道　第1期ー今も思い出の中を走ってるー

懐かしい茨城鉄道の姿を写真で振り返ります。

水戸市立博物館は、今年の夏、城里町との共催により茨城鉄道に関する展覧会を開催します。
　茨城鉄道(茨城交通・茨城線※)は、かつて、水戸市と城里町を結んでいた鉄道です。赤塚駅を起点として、終点は御前山駅でした。大正15(1926)年10月24日に、まず赤塚と石塚間が開業し、昭和2(1927)年3月26日に、全線が開通しました。上水戸駅で水浜電車に、赤塚駅で国鉄に接続することで交通の利便性は高まり、沿線の通勤、通学客に大いに利用されました。また、初夏の新緑や秋の紅葉の時期には、多くの観光客が茨城鉄道を利用して御前山を訪れました。
　しかし、昭和40年代になると、自動車の普及によって利用客が減少し、茨城鉄道は昭和46(1971)年にその歴史を閉じました。
　人々の心にたくさんの思い出を残して廃線となった茨城鉄道。展覧会では、思い出深い写真を通して、茨城鉄道の歴史をたどります。

※昭和19(1944)年8月1日、戦時下の県内交通統合で茨城鉄道・湊鉄道・水浜電車等が合併して茨城交通(株)となりました。
以後、茨城鉄道は茨城交通・茨城線となりましたが、愛称では「茨鉄線」と呼ばれており、文章中は、元の名前で記載しています。