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西川園長のつぶやき その2
6月11日
これ、ウサギに見えますか?メキシコ原産ヒユ科のアルテルナンテラ Alternanthera ficoidea ‘Sessilis Alba’を3月3日に植え込んで作りました。若葉のとき、純白に色づきます。
昨日、誰もいない夕方の温室で、伸びた葉を床屋さんしました。耳を交換するとネコ、クマになる優れものです。
「これは食虫植物ですか?」と聞かれることが多いのですが虫は捕らえません。Aristolochia gigantea ‘Marsヘクタールll King’アリストロキア ギガンテア ‘マーシャルキング’です。
ウマノスズクサ科で、花の長さは50cmほどになり、開花すると迫力があります。
アリストロキアはギリシャ語の「aristos(最良)+ lochia(出産)」が語源。
筒状で湾曲している形が子宮や胎児を連想させ、出産を助ける力を持つ、と考えられたそうですから、出産が近い方は花をぜひ見にいらしてくださいませ。
筑波大学農林技術センター由来のViola hederaceaツタスミレ。学生時代から付き合っている親友のような存在。
オーストラリア原産で、優しい日差しとやや湿った場所を好み、花の模様からパンダスミレの名前で普及してます。
ウサギの側で満開に咲いてます。
水戸市植物公園 園長 西川 綾子