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気づいていましたか?オウレンの花
更新日:2019年3月5日更新
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だんだんと温かくなり、屋外でもセツブンソウやフクジュソウ等が咲いてきました。クリスマスローズもそうですが、キンポウゲ科の植物は早くから花を楽しませてくれます。
そんなキンポウゲ科の植物の一つに「オウレン」という植物もありまして、園内の水戸 養命酒薬用ハーブ園で写真のような花を咲かせています。江戸時代には根茎を目薬として利用していたそうです。
さて、ここまで紹介しましたオウレンの花の微妙な違いにお気づきでしょうか?実は、一番上は雄花、二番目と三番目は両性花でした。(二番と三番でも雌しべの色が違います)。割合は、両性花が多く、雄花が少々、といったところで、どの花も多かれ少なかれ雄しべがあり、雌しべだけの花は見当たりませんでした。また、同じ茎の花は同じ性別であったように感じました。
これは私が見た範囲の話なので、もしかしたら園内にも雌しべだけの花もあるかもしれませんし、植物公園の外ではまた違うかもしれません。ぜひ、皆さんも探してみてください。