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縁起物は残り物?
前回の干支の話につづけて、お正月の縁起物の木についての話です。まだ、クリスマスも過ぎてませんが(^_^;)
クリスマスといえば、12月22日(土曜日)12時15分~12時45分にはバッハのクリスマスコンサートがあるので、ぜひご来園ください。
十両(ヤブコウジ)
話を戻して、園内では十両(和名:ヤブコウジ)と万両(和名:マンリョウ)という、お正月の寄せ植えなどに縁起物としても使われる植物が実を付けています。(実は、一両・百両・千両もありますが、園内では見られませんのであしからず)
葉の下に小さい真っ赤な実が下がっている姿が美しく、しかもその実が長く付いたままなので、冬場の観賞価値の高い植物ですね。
万両(マンリョウ)
しかし、ここで疑問に思われた方は洞察力が素晴らしい(私なら言われるまで気がつかない(^_^;)。あれだけ目立つ色の実が付いているのに、なぜ長く鳥に食べられないのかと・・・。
私の記憶では、「鳥にとっても美味しくない実だから他の食べ物がなくならないと食べない」という話を聞いたことがあります。しかし、実際に味を確かめたコトはありません。ですので、鳥と人の味覚は違いますが、実際に食べてみることにしました。(皆さんはまねしちゃダメですよ)
左が十両、右が万両
これが十両と万両の実。背景が黄色で見づらくてすみません。大きさも測ればよかったかな。まずは、断面を。
左が十両、右が万両
両者とも、タネの部分が大きく、食べれる部分(可食部)は少しですね。では、十両からいただきます。
うっ、乾燥したしたリンゴのようなモサモサした食感で、味がない・・。以前、サンザシを試したことがありまして、同じ感じだったのですが、その上をいくモサモサ感・・・これはとても食べる気はしなね(^_^;)
つづいて、万両は・・・うん、十両よりはかすかに甘みがあって、パサパサはしてないです。食べられなくはないですが、若干青臭い感じがありますので、おすすめはできませんね(もともと美味しくないって話だったのでそりゃ当然)。
ということで、「第一回 美味しくない実グランプリ」では、十両に軍配が上がりました。(*゚▽゚ノノ゙☆パチパチ。やっぱり、あの食感が決め手ですね。
ただ、これらの実は長いこと木についているので、今回食べたのが新鮮じゃなくてモサモサしていた可能性もあります。別のスタッフに追加調査してもらおうかな?
実は、十両・万両の他にもう一つ試食していたのですが、それはまた今度ご紹介いたしますので、では。
*毒のある植物は意外にも身近にありますので、皆さんはむやみに食べないでくださいね。