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千波湖の概要
千波湖は、日本三名園(兼六園<外部リンク>(金沢市)、後楽園<外部リンク>(岡山市)、偕楽園<外部リンク>(水戸市))の一つである偕楽園の下に広がる淡水湖です。千波湖とその周辺は、偕楽園の借景となっている自然豊かな空間であり、市民や多くの観光客に親しまれています。
千波湖の成り立ちは、はじまりとして、約2万年前の氷河期や、6000年前頃まで続いた海面上昇の影響で元となる浅い沼が出来ました。江戸時代初期には、水戸藩の城下町建設が進められた際、水戸城の堀として位置づけられ、人の力で整備され、千波湖が形成されました。その時の総面積は約119万平方メートルにも及び、今の千波湖から水戸駅の方角へ3倍(または4.88倍説もあり)ほどの大きさがありました。
千波湖は大正時代の初めから荒廃などが目立つようになり、昭和にかけて干拓・開田が進められた際に大部分が埋め立てられ、現在の千波湖の形になりました。
現在は、千波湖を一周する周回コースが整っており、ウォーキング、ジョギングが楽しめます。
春の千波湖
千波湖の規模
千波湖の規模については、以下の表のとおりです。
面積 |
約332,000平方メートル |
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周囲 |
約3,000メートル |
平均水深 |
約1.0メートル |
最大水深 |
約1.2メートル |
容量 |
約365,000立方メートル |
千波湖は、その平均水深が約1.0メートル程度であるため、分類上は「沼」になりますが、昔から「千波湖」と呼ばれています。
なお、千波湖は、法律上「河川(桜川の一部)」に位置づけられています。