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水戸太鼓保存会

水戸の名を背負いながら
水戸藩第9代藩主・徳川斉昭公は、藩の大改革を数多く実行しました。特に、長年の平和に慣れた士民に国防の意気を鍛えることに努めました。
天保11年(1840年)、戦の演習として行った「追鳥狩(おいとりがり)」は、騎兵3,000、雑兵約20,000を城中に集めた大規模なものだったそうです。
追鳥狩の際、戦陣の合図として打ち鳴らされた陣太鼓は、現在、常磐神社義烈館<外部リンク>に展示されています。
時は流れ、昭和48年(1973年)。水戸の太鼓の歴史を礎に、新たな郷土民族芸能が誕生します。その名は「水戸太鼓」。
現在約20名で活動する水戸太鼓保存会<外部リンク>の勇壮なパフォーマンスは、人々を魅了し続けています。

水戸太鼓保存会には、10代から60代の幅広い年齢層のメンバーが所属。
年間約10回出演するという各地のイベントに向けて、季節に関係なく、毎週土曜日に全体練習を行っています。
水戸太鼓保存会の皆さんを生でご覧になったことがある方は、ピタリと息の合ったパフォーマンスに、きっと驚いたことでしょう。
太鼓に向き合う皆さんの真剣な表情から、それが努力の積み重ねに裏打ちされた結果であるということは、想像に難くありません。

水戸太鼓の特徴は、何といっても直径約三尺三寸(約1m)の「葵陣太鼓」。
先に紹介した陣太鼓をモチーフに、1985年の国際科学技術博覧会(つくば万博) のステージで初お披露目されてから今日に至るまで、水戸太鼓保存会のシンボルとして活躍しています。

つくば万博「水戸市の日」のステージでの演奏(「水戸百年」より抜粋)
「義烈太鼓」「偕楽ばやし」など、水戸や茨城にちなんだ演目を中心に、四季折々の情景を盛り込んだ15曲を演奏していますが、現在は新曲の披露に向けて日々練習を続けているとのことなので、その日が来るのを心待ちにしていてください。
観客として演奏を堪能するだけでなく、叩き手として盛り上げたいという方は、まずは体験からでも。
太鼓の演奏は、腕だけでなく全身のトレーニングとしても効果的なのだそうです。
水戸から全国、そして世界へ。
水戸太鼓保存会は、50年以上紡いできた伝統を次の50年、100年先へと向かって、歴史にその名を刻み続けます。



