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水戸市立石川小学校マーチングバンド

水戸市立石川小学校マーチングバンド部
1963年に鼓笛隊として創部された、60年以上の歴史をもつ水戸市立石川小学校マーチングバンド部。近年、連続して全国大会に出場しています。令和7年、全日本小学生バンドフェスティバルとマーチングバンド全国大会の両大会において金賞を受賞。令和5年から3年連続でダブル金賞に輝く快挙を成し遂げました。校舎内には、輝くトロフィーがずらりと並んでいます。
歩幅を合わせて
令和7年度は、2年生から6年生までの36名で活動。地域の行事や運動会、市民会館などでのイベントに参加し、パフォーマンスを披露しています。
と話すのは、部長の日戸恒佑さん。やる気を保てるように、下級生への気配りを忘れないようにしてきたといいます。
みんな成長期の真っ只中の小学生。身長や体格に差があっても、歩幅が合うように練習しています。そうした工夫もあり、マーチングバンドの醍醐味ともいえる美しいウォーキングに仕上がります。
と日戸さん。2年生から始めたマーチングも、令和8年3月で引退の時を迎えます。卒業後は、中学校で吹奏楽部に入部する人、地域のマーチングクラブに所属する人、新たな道に進む人と、さまざまです。
夏の暑い中、10キロもある楽器を抱えて練習するのはすごく汗をかいて大変です。でも頑張って金賞をとって、テレビに出たり、色々な場所で演奏したりして石川小学校のマーチングをみんなに見てもらえて、嬉しかったです。
日々の努力が結果につながったと、新6年生の林航輝さんはそう話します。
受け継がれる技術とこころ
日戸さんのように、お姉さんやお兄さんが経験者だったことをきっかけに始める子も少なくありません。
林さんもまたその一人。
地域内外から注目を高めており、石川小学校でマーチングバンドに挑戦したいという思いから移住してくる家族もいるほど。全国大会などでの活躍を見て「自分も頑張ってみたい」と、入部してくる子たちはみんな希望を胸に抱いています。その思いに応えるように、保護者や先生たちがみんなでサポートしています。
演奏技術も高い同部。演奏についても、先輩から教わり、学年の垣根を越えて仲間同士で教え合っています。
練習中、パートごとに演奏しては、良いところや反省点など気づいたことを自分で振り返ったり、聴いていた他の部員の意見を聞きながら、その精度を高めています。
選曲はJ-POPなど流行曲も取り入れており、外部講師が編曲したものを、みんなでひとつのパフォーマンスに仕上げていきます。
ガード(旗やダンスなどのパフォーマンスをする担当)のバリエーションも豊かに、聴衆の心を惹きつけています。
そう話すのは、顧問の山田淑子先生。部員たちの心に寄り添い、言葉を受け止めつつ、パフォーマンスの向上のために助言をしています。
学年が上がるにつれ、自分が上級生にしてもらっていたように下級生の面倒をみてあげたり、教えてあげたりしているそう。全国大会の際は部員と先生だけで遠征するため、身支度やヘアセットなどを上級生が手伝ってあげることも。日々の練習の中で、技術だけでなく、協力する力や責任感も育まれています。
全員でつくる、全員で魅せる
大会には2年生も含め全員出場。公立校でありながら、保護者や教員、外部講師など多方面から支えがあることで、安定した実績につながっています。
新6年生としてこれからの世代を担うひとりとして、林さんはこのように気持ちを話してくれました。
伝統と挑戦を重ねながら歩み続ける同部。その音と動きには、一人一人の努力と、支えてきた多くの人たちの思いが込められています。
(学年等は取材した令和8年3月時点のものです)


