令和5年2月8日(水)に水戸市いっせい防災訓練を実施しました。
多くの市民,学校,企業の皆様に御参加いただきましたこと,心から感謝御礼を申し上げます。
今年度も安全行動の実施に加え,市民の皆様に災害時をより一層イメージしていただけるよう,本市が災害時に活用する情報発信媒体をすべて活用して,模擬的に情報発信を行いました。
さらには,災害時の支援物資搬送を想定した防災ヘリの離発着訓練や,災害時の迅速なボランティア活動体制の確立を図るため,各種団体と連携した情報伝達訓練を行うなど,市民協働による総合的な防災訓練を実施しました。
引き続き,市民の皆様に御意見をいただきながら,実践的な訓練の実施や,水戸市のさらなる防災対策の強化に取り組むとともに,自助・近助・共助・公助の連携できる地域づくりを進め,「災害に強いまち 水戸」をつくりあげてまいりますので,御理解と御協力をお願い申し上げます。

主な訓練の実施内容
- 机の下にもぐるなどの安全行動
- 災害時を想定した情報発信訓練
活用媒体:ラジオ,防災行政無線,ホームページ,市メールマガジン,ツイッター(当日は「#水戸一丸」で多くの投稿をいただき,ありがとうございました),LINE,フェイスブック,緊急速報メール
- 市立小・中学校等での「ギュッと!おにぎりの日」の実施
- 災害時の支援物資搬送を想定した防災ヘリの離着陸訓練
- 災害時を想定した情報伝達訓練
(1)ボランティア活動体制の確立を図るため,水戸市社会福祉協議会・市内17団体(水戸青年会議所,水戸商工会議所加盟団体等)と連携した情報伝達訓練
(2)災害時の連絡体制の確立を図るため,災害協定を締結している民間団体とも連携し,MCA無線機を活用した情報伝達訓練
- 学校,自主防災組織等による防災訓練など
訓練の様子

【水戸市役所4階に設置したFMぱるるん特設スタジオ】

【水戸市役所内での安全行動】

【災害時の支援物資搬送を想定した防災ヘリ離発着訓練】


【吉田小学校と吉田地区防災連合会が連携した防災訓練】

【震災を風化させないため,訓練に合わせ実施している「ギュッと!おにぎりの日」】

【MCA無線機を活用した情報伝達訓練】
効果・検証等
- 市民の皆様に災害時の対応をイメージしていただけるよう,緊急速報メールを配信しました。
緊急速報メールは,事前に登録していなくても,水戸市内にいらっしゃる方であれば受信できるものであり,皆様に確認をいただけたことで,水戸市民27万人が一丸となり,防災啓発を実施することができたと考えています。
- ツイッターを活用した情報発信では,訓練当日だけでも,約4万8千人の方に拡散することができ,若い世代の方にも防災を意識していただける機会となったと考えています。
- いっせい防災訓練の実施は今回で10回目となり,これまでの市民の皆様との取組が実を結び,災害時にラジオを聴く習慣化が図れたこと,また防災ラジオの機能面の周知が図れたこと,あわせて,小学校での防災訓練を通じて子どもたちに東日本大震災での経験を継承し,しっかりとした安全行動を身につけさせられたことなど,効果を実感しています。
- 多くの学校,地域,事業所などにおいて,避難訓練など様々な取組を自発的に実施していただき,大変心強く感じるとともに,共に備え,共に助け合う地域づくりに繋がっていると考えています。
- 今後とも検証を行い,来年度の訓練に繋げてまいります。
【参考】緊急速報メールについて
緊急速報メールは,登録不要で回線混雑(輻輳)の影響を受けることなく,気象庁が配信する「緊急地震速報」・「津波速報」・「特別警報」,国や地方公共団体が配信する「災害・避難情報」を,対象エリアにいる皆様にいっせいにお知らせするものです。
この度の水戸市いっせい防災訓練において,緊急速報メールが受信できなかった場合は,以下の理由が考えられますので,御確認をお願いします。
- 携帯電話・スマートフォンを使用中,もしくは電源OFFだった場合
- 圏外及び電波状況が悪かった場合
- 国際ローミングを利用中の場合
- 機内モード(電波を受信できない)設定中の場合
- パケット通信中の場合
- 赤外線通信中の場合
上記以外の場合は,御利用の機種及び機種発売時期により,以下の理由が考えられます。
- 緊急速報メールを受信する機能は有しているが,設定でOFFにしている場合
- 緊急速報メールを受信する機能を持たない機種である場合
緊急速報メールの設定や,誤って緊急速報メールの通知を消してしまった場合の再確認方法等については,御契約されている携帯電話会社やお使いの機種により異なりますので,詳細については,お手数ですが,販売店等に御確認いただきますようお願いします。