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水戸市では、「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づき、市域全体の地球温暖化対策の指針として、水戸市地球温暖化対策実行計画 みと安心未来へのコツCO2(こつこつ)プランを策定いたしました。
本市は、基礎自治体としての役割を踏まえながら市民・事業者と協働し、水戸に住み活動する各主体が一体となり、計画の実行を『こつこつ』と一歩ずつ着実に推進することで、将来にわたって安心して暮らせる低炭素社会の実現を目指します。
この計画では、温室効果ガスCO2(こつ)を削減するための様々な情報(コツ)を紹介しています。
みんなで力を合わせ、日々の生活スタイルを見直し、「こつこつ」とCO2の削減に取り組みましょう!
地球の表面は、二酸化炭素やメタン、水蒸気などの「温室効果ガス」に覆われており、そのガスの効果で、地表面から放射される熱が宇宙空間に逃げていくのを防いでいます。
しかし、石炭、石油等の化石燃料の使用量拡大や化学物質の生産・使用などにより、温室効果ガスが大量に大気中に放出されるようになりました。その結果、熱の吸収量と放出量のバランスが崩れ、吸収量が多くなることから地球全体の気温が上昇しています。
地球温暖化は、単に気温が上昇するのではなく、短い期間に加速的に上昇することが問題です。急激な気温の上昇に自然や人類が対応しきれず、さまざまな影響が生じることが懸念されています。
地球温暖化についてもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
全国地球温暖化対策活動推進センターのページ<外部リンク>(新しいウィンドウで開きます)
水戸市地球温暖化対策実行計画概要版[PDFファイル/1.55MB]:10ページ
(計画書を分割でダウンロードする場合は下からお願いします。)
表紙・目次[PDFファイル/1.24MB]:表紙、はじめに、目次
6章 施策体系 その1[PDFファイル/4.39MB]:43~55ページ
1章 計画の基本的事項[PDFファイル/1.58MB]:1~4ページ
6章 施策体系 その2[PDFファイル/5.99MB]:56~70ページ
2章 地球温暖化対策の現状[PDFファイル/2.58MB]:5~12ページ
6章 施策体系 その3[PDFファイル/6.14MB]:71~85ページ
3章 温室効果ガスの排出量の現状[PDFファイル/4.52MB]:13~24ページ
7章 推進体制と進行管理[PDFファイル/1.25MB]:86~89ページ
4章 温室効果ガスの削減目標[PDFファイル/4.31MB]:25~37ページ
資料編 その1[PDFファイル/5.48MB]:資料1~25ページ
5章 目標達成に向けた各主体の取組[PDFファイル/1.78MB]:38~42ページ
資料編 その2[PDFファイル/9.7MB]:資料26~40ページ、裏表紙
本市の二酸化炭素排出量は、2000年度(平成12年度)まで大きく増加し、その後は減少しています。なお、2008年度(平成20年度)の排出量は、電力会社による排出量取引、景気後退の影響などで低い数値になったと考えられます。その後、国のエネルギー政策の見直しによる原子力発電所の停止等により、電力に由来する排出が増加していること等から再び増加に転じています。
年度 | 1990年度 | 2000年度 | 2005年度 | 2008年度 | 2009年度 | 2010年度 | 2011年度 | 2012年度 | 2013年度 |
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産業部門 | 22.6万t-CO2 | 20.3万t-CO2 | 16.4万t-CO2 | 14.7万t-CO2 | 11.6万t-CO2 | 12.3万t-CO2 | 17.0万t-CO2 | 15.1万t-CO2 | 12.8万t-CO2 |
運輸部門 | 53.2万t-CO2 | 65.0万t-CO2 | 57.0万t-CO2 | 52.7万t-CO2 | 54.3万t-CO2 | 56.2万t-CO2 | 56.1万t-CO2 | 56.9万t-CO2 | 57.1万t-CO2 |
業務部門 | 46.0万t-CO2 | 54.4万t-CO2 | 60.3万t-CO2 | 50.2万t-CO2 | 50.4万t-CO2 | 49.7万t-CO2 | 54.0万t-CO2 | 48.5万t-CO2 | 58.4万t-CO2 |
家庭部門 | 23.7万t-CO2 | 28.1万t-CO2 | 29.6万t-CO2 | 25.7万t-CO2 | 25.3万t-CO2 | 29.9万t-CO2 | 32.1万t-CO2 | 33.6万t-CO2 | 38.4万t-CO2 |
廃棄物部門 | 3.8万t-CO2 | 4.7万t-CO2 | 5.3万t-CO2 | 4.6万t-CO2 | 4.7万t-CO2 | 4.8万t-CO2 | 6.0万t-CO2 | 5.5万t-CO2 | 3.8万t-CO2 |
合計 | 149.3万t-CO2 | 172.5万t-CO2 | 168.6万t-CO2 | 147.9万t-CO2 | 146.3万t-CO2 | 152.9万t-CO2 | 165.2万t-CO2 | 159.5万t-CO2 | 170.5万t-CO2 |
平成23年3月11日に東日本大震災が発生し、それまで国の温暖化対策の一翼を担ってきた原子力発電所は、更なる安全性の向上と信頼回復が必要とされ、わが国のエネルギー政策についても見直しの途上にあります。
本市の温室効果ガス排出量の算出についても、今後の新たなエネルギー政策の方向性により大きな影響を受けてしまうことは避けられませんが、地球温暖化は既に待ったなしの状況であることから、少しでも早く温暖化対策の取組を広げ、持続可能な低炭素社会の構築を図っていくことが今求められています。
そこで、水戸市は2020年度(平成32年度)までに二酸化炭素排出量の削減目標を、1990年度(平成2年度)比で15%としていきます。