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海外渡航の際は感染症にご注意ください

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2024年4月23日更新 印刷ページ表示

海外においては依然として、国内に存在しない感染症や国内における発生よりも高い頻度で発生している感染症が報告されています。海外渡航中に感染症にかかることなく、安全で快適に旅行し、帰国することができるように、海外で注意すべき感染症に関する知識とその予防方法を確認しましょう。

海外での感染症予防のポイント

出発前に確認しておきたいこと

予防接種

海外渡航に際し推奨されている予防接種などを受けているか確認し、必要に応じて予防接種を検討しましょう。
​予防接種の種類によっては、数回接種する必要のあるものもあります。海外に渡航する予定がある場合には、時間的な余裕をもって医療機関などに予防接種の相談をしてください。

渡航先の感染症の流行情報や医療事情

厚生労働省検疫所や外務省のホームページでは、海外で流行している感染症や各国・地域の医療・健康に関する情報を掲載しています。出発前に渡航先の感染症の流行情報や医療事情について確認しましょう。

渡航中に注意すべきこと

生水・氷・生の食べ物の入ったものの飲食は避けましょう

渡航地や渡航先での行動によって異なりますが、感染の可能性が最も高いのは水や食べ物を介した消化器系の感染症です。
​生水は避け、水は沸かして飲むか、ミネラルウォーターを飲みましょう。水道設備がある国でも衛生面は安心できません。ジュースや生水からつくる氷も注意が必要です。
また、魚や肉、野菜やカットフルーツなど生の食べ物が入ったものを食べるのは避けましょう。食材自体に細菌やウイルス、寄生虫がいたり、調理に使った水や調理器具などが細菌で汚染されていて、その細菌が食べ物に移る可能性があります。十分に加熱されたものを食べるようにしましょう。

生水・氷・生の食べ物の入ったものの飲食は避けましょう

蚊やダニなどに刺されないように、服装に注意しましょう

蚊やダニなどが媒介する感染症は世界中に多くみられます。長袖・長ズボンを着用し肌の露出をできるだけ避け、必要があれば虫よけ剤を使うなど、虫に刺されないように注意しましょう。

蚊やダニなどに刺されないように、服装に注意しましょう

動物との接触に注意しましょう

動物は、狂犬病や鳥インフルエンザなどのウイルスをもっていることがあります。また、ヒトコブラクダはMERSコロナウイルスを持っていることがあります。動物にむやみに近寄ったり、触れるのは避けましょう。

動物との接触に注意しましょう

人を介した感染症に注意しましょう

咳や発熱、発疹など、なんらかの症状がある方との接触は避けるようにしましょう。
人から人に広がる感染力の強い麻しん(はしか)、風しん及びポリオが流行・発生している地域があることにも注意しましょう。麻しん(はしか)や風しん及びポリオは、世界保健機関(WHO)が排除または根絶を目指している病気に含まれています。
また、薬物や性感染症にも注意しましょう。

人を介した感染症に注意しましょう

体調が悪くなったら

渡航中

日本大使館や旅行会社などの紹介を受けた病院で手当てを受けてください。各国の日本大使館・総領事館領事部では、日本人がよく利用する病院や日本語の通じる医師など現地の医療機関の紹介なども行っています。

帰国時

帰国時に発熱、咳、発疹、下痢など、体調に不安がある場合や、動物に咬まれた、蚊に刺されたなど渡航先での出来事で健康上心配なことがある場合は、空港や港に設置されている検疫所に相談してください。

帰宅後

感染症には、感染してから発症するまでの期間が数日から1週間以上と長いものもあります。渡航中または帰国直後に症状がなくても、しばらくしてから具合が悪くなった場合は、医療機関を受診してください。医療機関には事前に電話連絡し、渡航先、滞在期間、現地での飲食状況、渡航先での活動内容、動物との接触の有無、ワクチン接種歴などについて必ず伝えてください。

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