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県管理河川における洪水浸水想定区域が新たに指定されました
水防法の改正に伴う洪水浸水想定区域の指定について
令和3年の避難対策強化に向けた水防法の改正に伴い、那珂川などの国管理河川の洪水浸水想定区域に加え、茨城県により県管理河川の洪水浸水想定区域の指定が進められることとなりました。
令和3年度に、本市に影響がある17の県管理河川うち、桜川、藤井川、涸沼川の洪水浸水想定区域が指定されました。桜川(千波湖付近より下流)、藤井川、涸沼川の洪水浸水想定区域は、すでに国が指定している区域と重複していますが、桜川の千波湖付近から上流は新たに指定された区域となります。
水戸市では、新たに洪水浸水想定区域が指定された桜川の洪水ハザードマップを作成し、令和4年5月から洪水浸水想定区域内の各世帯にポスティングにより配布しました。
なお、桜川、藤井川、涸沼川以外の14河川は令和7年度までに順次指定される予定です。
今後とも、水戸市では、新たに指定された洪水浸水想定区域にお住いの皆様に、ハザードマップを配布するとともに、対象世帯の皆様に防災ラジオを無償で貸与するなど、情報伝達対策の強化に取り組んでまいります。
▼水戸市ハザードマップについて
/site/saigaiinfo/4008.html
▼水戸市防災ラジオについて
/site/saigaiinfo/5586.html
水防法の改正の経緯
近年、気候変動により、水害が激甚化・頻発化していることから、国は、少しでも住宅等への水害リスクが想定される中小河川でもリスク評価を行い、日頃から住民に洪水浸水想定区域図を啓発し、万が一災害が発生したときにも、円滑かつ迅速な避難の確保を図れるよう、令和3年7月に水防法を改正しました。
県管理河川のうち、洪水浸水想定区域が指定された河川
- 桜川
令和4年2月28日指定 洪水浸水想定区域図(想定最大規模)<外部リンク> - 藤井川
令和4年2月28日指定 洪水浸水想定区域図(想定最大規模)<外部リンク> - 涸沼川
令和4年2月28日指定 洪水浸水想定区域図(想定最大規模)<外部リンク>
※桜川(千波湖付近より下流)、藤井川、涸沼川の浸水想定区域は、既に国が指定している区域と重複していますが、桜川の千波湖付近から上流は新規の指定となります。
洪水浸水想定区域の対象地域
注1)太字は、那珂川などの国管理河川では、指定されておらず、この度、新たに洪水浸水想定区域が指定された小学校区や町丁目
注2)※の町丁目は、茨城県管理河川における洪水浸水想定区域においては一部が対象となっており、国管理河川における洪水浸水想定区域においては全域が対象となっています。
桜川
対象となる小学校区
妻里、内原、鯉淵、上中妻、赤塚、河和田、梅が丘、見川、緑岡、千波、三の丸、五軒、新荘、浜田、城東、上大野、稲荷第二
対象となる町丁目
▼全域が対象となる町丁目
金谷町、瓦谷、紺屋町、柵町1丁目、柵町2丁目、柵町3丁目、桜川1丁目、桜川2丁目、
城東1丁目、城東2丁目、城東3丁目、城東4丁目、城東5丁目、城南1丁目、城南2丁目、
城南3丁目、白梅3丁目、白梅4丁目、中央1丁目、中央2丁目、常磐町、浜田1丁目、浜田2丁目、
浜田町、東桜川、東台2丁目、本町1丁目、本町2丁目、本町3丁目、宮町1丁目、
柳町1丁目、柳町2丁目、吉田、若宮1丁目、若宮2丁目、若宮町
▼一部が対象となる町丁目
赤尾関町、※朝日町、有賀町、飯島町、内原1丁目、内原2丁目、内原町、大足町、大塚町、
加倉井町、河和田1丁目、河和田2丁目、河和田3丁目、河和田町、黒磯町、鯉淵町、酒門町、
※三の丸3丁目、※渋井町、※白梅1丁目、白梅2丁目、杉崎町、千波町、筑地町、天王町、
常磐町1丁目、中原町、※西大野、梅香1丁目、東大野、※東台1丁目、備前町、※藤柄町、
見川1丁目、見川3丁目、見川4丁目、見川5丁目、見川町、※宮町2丁目、※宮町3丁目、
見和3丁目、元山町2丁目、元吉田町、谷田町、吉沼町、六反田町
藤井川
対象となる小学校区
飯富
対象となる町丁目
▼全域が対象となる町丁目
対象なし
▼一部が対象となる町丁目
飯富町、成沢町、藤井町
涸沼川
対象となる小学校区
上大野、下大野、稲荷第一、大場
対象となる町丁目
▼全域が対象となる町丁目
秋成町、川又町、小泉町、島田町、平戸町
▼一部が対象となる町丁目
圷大野、※大串町、大場町、※塩崎町、※下入野町、※下大野町、東前町、※中大野、元石川町、※森戸町
洪水浸水想定区域図の設定等
茨城県により指定された洪水浸水想定区域は、桜川、涸沼川、藤井川流域で、現在の科学的な知見や研究成果等から想定し得る最大規模の降雨であり、加えて、最大規模の降雨時に、堤防が決壊するなど500m毎にはん濫した状況において、浸水の広がりや深さを表示した図となっています。
河川の想定最大規模の雨量
- 桜川 桜川流域 24時間 総雨量 671.0ミリメートル
- 藤井川 藤井川流域 48時間 総雨量 833.0ミリメートル
- 涸沼川 涸沼川流域 48時間 総雨量 764.1ミリメートル
既に公表されている国管理河川との比較
既に国が指定している洪水浸水想定区域との主な違いは、想定される大雨の降る場所です。
平成28年5月に国が指定した国管理河川【那珂川、桜川(一部)、藤井川(一部)、涸沼川(一部)】の洪水浸水想定区域は、那珂川の上流などで大雨が降った場合を想定しています。
一方で、この度指定された県管理河川【桜川(一部)、藤井川(一部)、涸沼川(一部)】の洪水浸水想定区域は、水戸市付近で大雨が降った場合を想定しています。
区分 |
1.那珂川等 |
2.追加河川 |
---|---|---|
災害発生の影響が |
栃木県那須地方など |
水戸市域 |
想定最大規模の雨量 |
48時間 |
上記の想定最大規模の雨量 |
降雨から災害発生 |
8時間程度 |
短時間 |
今後、洪水浸水想定区域が指定される予定の県管理河川(14河川)
水防法の改正に伴い、今後、茨城県により、すべての県管理河川において洪水浸水想定区域の指定が進められることとなっています。水戸市に影響がある県管理河川うち、この度指定された桜川、藤井川、涸沼川以外の14河川は、令和7年度までに順次指定される予定です。
水戸市といたしましては、指定され次第、市民の皆様へお知らせしてまいります。
令和3年度に |
令和4~7年度完了 |
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3河川 桜川、涸沼川、藤井川 |
14河川 新川、逆川、沢渡川、堀川、内川、前田川、境川、田野川、楮川、西田川、前沢川、石川川、後谷川、涸沼前川 |