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企画展「あやしいどうぐ~発掘された祈りの世界~」

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年10月14日更新 印刷ページ表示

水戸市埋蔵文化財センター企画展 「あやしいどうぐ~発掘された祈りの世界~」を開催します

企画展「あやしいどうぐ~発掘された祈りの世界~」ポスター

企画展チラシ [PDFファイル/5.45MB]

名称

令和4年度水戸市埋蔵文化財センター企画展
あやしいどうぐ~発掘された祈りの世界~

開催内容

古墳や城跡、住居跡などの遺構。土器や石器などの遺物。そのような考古資料からむかしの人々の暮らしを探る発掘調査では、どのように使われていたか想像のつかない「あやしいどうぐ」が稀(まれ)に出土します。それらは、まじないや祭祀(さいし)などの呪術的な儀式に用いられた道具と考えられており、縄文時代の土偶や石棒・石剣(せっけん)などの日常生活には使われないであろう、いわゆる「第二の道具」もその一つとされています。むかしの人々は神や仏、精霊などの目に見えない存在を強く信じ、畏(おそ)れながらも崇拝(すうはい)する中で、その力にあやかろうと様々な儀式を行っていたようです。

また、むかしの墓地から出土する考古資料からは、これまでの研究により時代ごとの埋葬(まいそう)方法や葬送儀礼(そうそうぎれい)などが明らかにされつつあります。そこからは、亡き人への哀悼(あいとう)や再生への願い、死後の世界での安寧(あんねい)など、現代よりも死が身近だった時代の祈りの姿がうかがえます。

この企画展では、「まじない」「まつり」「とむらい」をテーマに、水戸市内の遺跡から発掘された遺構や遺物を通して、むかしの人々の祈りの世界をご紹介したいと思います。

展示構成

(1)「呪―まじない―」

「まじない」とは神仏などの人智を越えた存在の力を借りることで、幸福を招いたり、逆に他人に不幸をもたらすことを目的とした呪術的な行為のことです。縄文時代には、子孫繁栄や豊穣(ほうじょう)を祈ったとされる土偶や石棒などが作られ、古代では、疫病除けのために土師器(はじき)の甕(かめ)などに疫病神の顔を描いた人面墨書土器(じんめんぼくしょどき)のまじないが都から地方に広まりました。また、近世以降では、子供の成長を願って埋められた胞衣納め(えなおさめ)と呼ばれる出産のまじないが流行しました。

【展示資料等】

 ・土偶(金洗沢遺跡)

 ・人面墨書土器(清水遺跡)

 ・胞衣壺(吉田古墳)

 (2)「祀―まつり―」

万物に精霊が宿るという太古の思想を根源としている神道は、日本人の生活に深く根付いています。その後、仏教や道教が伝来した古代には、国家として全国に仏教の奨励が行われ、水戸市内でも那賀郡の郡寺と考えられている台渡里廃寺跡をはじめ、集落規模の村落内寺院が造られたようです。日本では、神道・仏教・道教・陰陽道など様々な宗教・思想・学問を基礎として、様々な祭祀行為が行われてきました。

【展示資料等】

・墨書土器「珠千」(台渡里廃寺跡)

・仏像の鋳型(押出仏)(水戸市指定文化財)(台渡里廃寺跡)

・輪宝墨書土器(河和田城跡)

・一字一石経(湿気経塚)

 (3)「弔―とむらい―」

いつの時代も死は恐ろしく、平等に、時に前触れもなく訪れるものです。現代よりも死が身近に存在していた時代、理解し難い「死」という現象に意味や理由を与え、精神的に克服するために、様々な死生観や他界観が誕生しました。古墳時代の弔い方としては、古墳が有名なところですが、水戸市内、特に内原町は古墳を数多く有しており、埴輪や副葬品が多数出土しています。今年7月の調査では、円筒の埴輪を重ねて棺とした円筒埴輪棺(えんとうはにわかん)も発見されました。また、仏教伝来とともに火葬の風習が伝わると火葬骨を壺に納めて埋めた蔵骨器(ぞうこつき)が出現し、中世・近世では、遺体とともに遺品を納めた墓壙(ぼこう)も確認されています。弔う形は異なりますが、故人を悼(いた)む姿は現代にも通ずるものがあります。

【展示資料等】

・石枕・立花(水戸市指定文化財)(杉崎40号墳)

・円筒埴輪棺(後原西遺跡)

・円筒埴輪棺出土状況写真パネル

・蔵骨器(向原遺跡)

会期

令和4年10月29日(土曜日)から令和5年2月26日(日曜日)まで

会場

埋蔵文化財センター縄文くらしの四季館

入館料

無料

主催

水戸市教育委員会

 

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