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市長公室みとの魅力発信課 主事 矢澤 愛実(やざわ あみ)【令和2年度入庁】
Q.どんな目標を持って入庁しましたか?
A.水戸のいいところをみんなに知ってほしい!
私は水戸が好きです。特に、偕楽園にある好文亭の西塗縁で感じる風が大好きです。食べ物もおいしく、人も優しく、歴史や芸術文化にも根付いたまち、水戸は、私の目には輝いて映ります。そんな素敵な水戸がいつも、「納豆だけでしょ」「魅力がない」と言われることが、私は許せませんでした。「一市民としても、職員としても、水戸のいいところをみんなに知ってほしい!」そんな想いを抱いて入庁しました。今は、水戸のことをもっと深く勉強して、「いつか、自分の言葉で、水戸の魅力を発信してみたい」という野望を持っています。水戸をばーーんと世界に発信できるようなキャッチコピーも考案中です!
Q.エントリーシートにはどんなことを書きましたか?
A.短歌詠んじゃいました(笑)
中学生の頃から短歌が好きで、時間さえあれば短歌を詠んでいる私は、エントリーシートでも短歌を詠みました(笑) 前向きな気持ちを自転車と追い風に例えた短歌でした。それがどう評価されたかはわかりませんが、短歌が好きだということは伝わったかな…。何かを「好き」という気持ちは、強いメッセージ性を持っていると感じます。誰かが何かに打ちでいる姿や、その秘めた情熱は、ひとの心をきっと動かすものと信じています。受験者の皆さんも、自分の好きなところ、誇れる部分にとことん向き合い、アピールしてみてください。その想いはきっと伝わるし、自分の今後の目標や理想も膨らんでくると思います。
Q.現在の所属と仕事の内容を教えてください。
A.広報のお仕事です!
「カメラって、重たいっ!!」入庁して最初の衝撃はこれだったかもしれません。今までスマートフォンを片手に食べ物とセルフィーしか撮ったことのなかった私は今、みとの魅力発信課で広報係としてカメラを構えています。「広報みと」の発行のために、取材、編集、校正とまるで記者のような毎日です。情報が伝わりやすいように、言葉の意味や、レイアウト・イラストにまでこだわっています。月に2度広報紙を校了するたびに、自分の経験値が目に見える形で積み上がっていくのを実感して、わくわくします。今後も、業務や取材をとおしてたくさんのひとに出逢い、さまざまなことを経験しながら成長していければと思っています。
Q.先輩から言われて心に残っている言葉は?
A.シャッター押せばいいんだよ
「ああ、そんなのシャッター押せば誰だって撮れるよ」いつも素敵な写真を撮る先輩は笑いながらそう言いました。—いや、撮れないから!!!ちゃんとしたカメラに触るのも初めての私に、SS、f値、シボリ、ロシュツ…などと難しい言葉を並べる先輩。「お願いだから日本語で教えてくださいいい」と思った事もありました(笑) 先日、はじめて任された特集記事のページで、私が撮った写真が載りました。自分でもよくできたと誇れる写真を撮影できたことと、それを先輩方から誉めていただけたことが嬉しかったです。先輩、これからも技術を盗ませていただきますね…(笑)
Q.ワークライフバランスは充実していますか?
A.YES ! ! !
短歌、水彩画、小説、アカペラ、作詞作曲、楽器、、、多趣味な私です。この仕事で学んだことが、趣味の創作活動の幅を格段に広げてくれたように思えます。例えば、カメラの技術を学ぶことで、ものの見方が変わりました。遠くから撮ったあじさいと、寄って撮ったあじさいは、同じあじさいでもまったく違う印象になります。また、文章の校正で、言葉の意味や何気ない響きを突き詰めれば、新しい発見が生まれることもあります。広辞苑を開く機会も増え、知らない言葉に出逢うと、つい創作意欲が高まってしまいます。目に触れるものすべてが自分の財産!可能性だらけのように思えて、仕事へのやる気もますます大きくなります。
Q.こういう職員でありたいという理想像はありますか?
A.追い風のような存在でありたいです。
追い風のような存在でありたいです。時にさわやかに心を吹き抜けて、時に誰かの背中をそっと押して、時に新しいアイデアを運んでくるような。そうになるために、笑顔を絶やさないこと、声のトーンを明るくすること、独創性や柔軟な発想を忘れないことを意識しています。市民の方から「あなたが対応してくれたから前向きになれた」と言っていただけるような職員になれるよう努力します。そして、私自身もいつも前向きでいたいです。心が疲れたと感じたら、私は、あったかいお風呂にゆっくり浸かって、おいしいものをたくさん食べて、寝ます!信頼され、愛される心を持つことで、風通しの良い職場を保つことに一役買えたらいいな、なんて思います(笑)