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財務部財政課 主事 磯前 宅見(いそまえ たくみ)【平成27年度入庁】
Q.現在の所属と仕事の内容を教えてください
A.水戸市の「金庫番」です!
財政課は水戸市の予算(歳入と歳出)を管理する部署です。市がどういう政策にお金を使っていくのか。これを議会の承認を得て決定します。つまり財政面から市の方向性を決めていくことに繋がります。具体的な仕事の中で、大変なのは、予算編成という仕事で、市の予算を作っていく仕事なんですが、例えば、ある部署から、「この事業を進めるのにこれだけお金がかかります」と要求があった場合に、“本当にその事業が必要か”、“今やる必要性があるか”、“他に金額を抑える手法はないか”など、その要求金額が適切かどうかを判断しなければなりません。その予算を認めるにしても認めないにしても、誰もが納得できる明確な根拠が必要で、その根拠を説明できるようになるためには、一にも二にも勉強というわけです。でも裏を返せば、結果として様々な分野のことについて、知識を身に着けることができる部署です。
Q.採用当初のことで印象に残っていることはどんなことですか?
A.臨時庁舎時代は大変でした…
「よくこんな狭い部屋で仕事してるな」と思いました。と言うのは、ちょうど僕が入庁したのは、東日本大震災で被災した庁舎を建替え中で、各部署が方々の臨時庁舎に散らばって仕事をしていたんです。市の職員って大変なんだなって思いました。
今は、庁舎が新しくなったので、これから入庁される皆さんは、快適に仕事ができると思います。僕はこの新しい庁舎をいつまでもきれいに保つために、金曜日の退庁時には、必ず机の上をきれいに拭いて帰ります。その僕の姿を見た先輩が、その日が金曜日だということを思い出すこともあります。
Q.仕事の進め方で気を付けていること、心掛けていることはありますか?
A.嫌なことは後回しにしない!
大変な仕事ほど後回しにはしないようにしています。後回しにしてもいいことはないように思うんです。「ああ、そういえば、後回しにしていたあれ、やらなきゃ」と思う時間も、「あれ、どこに保存しておいたんだっけ?」の時間も、「この前お願いしたやつ終わってますか?」と確認される時間も、極力なくしたいです。後回しにしないように心掛ければ、僕に仕事を頼んでくれた相手の時間も無駄にしなくて済むんじゃないかと思っています。
Q.今後どういう仕事をしてみたいですか?
A.苦手な分野にあえて挑戦!
若いうちは、いろいろ教えてもらえる立場ですし、苦手な分野とか、難しい仕事をして経験を積みたいって思っています。水戸市役所には約90もの課があって、それぞれの課が専門的な業務を行っています。まだ、自分がどういう業務が向いているのか、正直よくわからないので、とりあえず今はがむしゃらに走って、識見を広げられる部署で仕事ができたらなって思っています。と思ってはいたものの…。今年財政課に異動になって、仕事が難しくて、自分の出来なさ加減に少し凹んでます。頑張らないと!
Q.こういう職員でありたいという理想像はありますか?
A.説明上手になりたいです
説明が上手になりたいです。僕は人に何かを説明するのが下手で、自分が思っていることを正確に伝えるために、言葉を探した挙句、「なんて言えばいいんでしょうね」と言ってしまう場面が多いんです。「なんて言えばいいんでしょうね」が正解な場面なんてひとつもないんですけど…。頭の中で瞬時に整理して、順序立てて完璧な説明をしてみたいです。
Q.先輩から言われた心に残っていることは何ですか?
A.「もっともっと伸びる!」
「磯前君はもっともっと伸びると思うからいろいろ言うよ」って、多分僕のポテンシャルを見込んで、あるいは見誤って言ってくれたことがあって、嬉しかったですね。
僕が前の職場である人事課にいた時に、学生の皆さん向けの就職説明会があって、その担当を先輩から僕に引き継ぐタイミングだったんですけど、一緒にお昼を食べながら話してたんです。その先輩は、研修とか説明会とか、人前で話すのがすごく上手で、僕の説明の良くないところとか、本当にいろいろ教えてくれたんです。「いろいろ言うよ。」って言って本当にいろいろ教えてくれたんですけど、お腹いっぱいになってからの「いろいろ」はあんまり覚えてなくて…。返事はちゃんとしてたと思うんですけどね。(笑)
Q.ワークライフバランスは充実していますか?
A.ライフの方でオーバーワーク?
2歳の子どもがいるんですけど、寝てる時以外はずっとフルパワーで来るんですよ。いやもうこればっかりは僕もできれば後回しにしたいんですけどその遊び相手はほんっとにエネルギーを使います!すごいですよね、フルパワーの2歳児。ライフの方でまさかのオーバーワークです!とはいえ、家族との時間も大切に、楽しみながら過ごせています。
あとは、ちょっと遡って、子供が産まれてすぐの時、育児時間休暇という、毎日2時間の休暇をいただいてました。その時の職場の皆さんには本当に迷惑かけたなと思いますけど、おかげで出産直後で何かと大変な時に、育児にきちんと参加できたのはよかったなって思います。