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【梅毒増加中】梅毒について~自分や大切な人を守りましょう~

ページID:[[open_page_id]] 更新日:2022年6月13日更新 印刷ページ表示

全国的に梅毒が増加しています!(令和3年12月22日更新)

梅毒の発生状況

 全国的な梅毒患者報告数は、1948年以降、小流行を認めながら全体として減少傾向でしたが、2010年以降増加に転じ2018年には7,000例近くの症例が報告されました。その後いったん減少傾向となりましたが、今年になってまた増加がみられています。2021年第1〜47週(2021年1月4日〜11月28日)までに診断され、感染症法に基づく医師の届出による梅毒として報告された症例数は6,940例で、昨年同時期5,127例の約1.4倍でした。

 水戸市保健所に報告された件数は、2020年4月~12月(2020年4月に水戸市保健所設置)で7件、2021年1月~11月で20件となっており、4月~11月の報告数を比べても、前年と比べ倍の数となっています。

梅毒の知識

1 梅毒とは

性的な接触によって、粘膜や皮膚の小さな傷から感染します。
2014年以降、全国的に梅毒の患者さんが増えており、茨城県内でも増加傾向にあります。
感染すると、性器や肛門、口などにしこりができたり、全身に発疹ができたりしますが、一旦、症状が消えるため、治ったと間違え、発見が遅れる危険があります。

2 原因と感染経路

原因

梅毒トレポネーマという細菌が粘膜や皮膚から感染することでおきます。

感染経路

性交渉時の接触感染が主流です。
妊娠中に感染をしていると、胎盤を通じて赤ちゃんに感染させる可能性もあります(母子感染)。

3 症状

第1期

約3週間の潜伏期間を経て0.3~3.0センチメートル大の硬結が陰部や口唇、肛門部、口腔内などにできます。やがて、硬結の周辺が盛り上がると同時に中央に潰瘍を生じます(硬性下疳)。無治療でも1か月程度で軽快するため気づかれないこともあります。また、股の付け根の部分(両側そ径部のリンパ節)が腫れることがあります。治療をしないと、第2期に移行します。他人に、うつす可能性もあります。

第2期

感染約3か月後、手のひらや足の裏などに発疹が生じます(バラ疹)。丘疹、扁平コンジローマ、脱毛など。発疹は半年以内に消失しますが、再発もみられます。症状がいったん消失しても、抗菌薬で治療をしない限り、体内から病原体の梅毒トレポネーマがいなくなったわけではありません。

第3期・第4期

感染後3年以上経過後、ゴム腫や心血管梅毒
現在では、比較的早期から治療をすることが多く、抗菌薬が有効なことから、第3期・4期に進行することはほとんどありません。

4 治療

早期の薬物治療で完治が可能です。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると、長期間の経過で脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。時に、無症状になりながら進行するため、途中で治療をやめてしまわないようにすることが大切です。
水戸市保健所では、梅毒も含めた性感染症の検査を行っています。

5 予防のポイント

  • 不特定多数との性行為を避けること
  • オーラルセックスやアナルセックスでも感染するため、コンドームを適切に使用すること
  • コンドーム着用は、感染率は下げるものの、必ずしも100%の感染は防げないので、注意が必要
  • 梅毒が疑われる症状、例えば性器の潰瘍などに痛みがなくなり自然消失したとしても治癒したわけではなく、医療機関での治療が必要

梅毒に感染しているとわかった時は、周囲で感染の可能性がある方(パートナー等)と一緒に検査を行い、必要に応じて治療を一緒に行うことが重要です。
梅毒は、一度かかって治癒しても、予防策を講じなければ、再び感染することもあります。

6 診断・感染症法との関係

診断

医師による診察と血液検査(抗体検査)で診断します。第1期の最初の数週間は抗体検査をしても陽性反応が出ないことがあるため、感染してから十分な期間(約3週間)をおいて、検査をする必要があります。

感染症法との関係

梅毒は第5類感染症(全数把握疾患)に定められており、診断した医師は7日以内に最寄りの保健所に届け出ることになっています。