伝統ゆかしい梅の都・水戸市は新元号「令和」を歓迎します

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最終更新日:2019年4月9日 ページID:020147

新元号・令和

新元号「令和」は、史上めて日本の古典を典拠とした元号となりました。
その典拠となった『万葉集』「梅花の歌 三十二首 并(あわ)せて序」は、大宰府の長官だった大伴旅人らが集まり、当時まだ日本では珍しかった「梅」の花を囲んで開いた初春の宴について述べられた箇所です。

『万葉集』「梅花の歌 三十二首 并せて序

天平二年の正月の十三日に、帥の宅に萃(あつ)まりて、宴会(うたげ)を申(の)ぶ。時に、初春の令にして、気(よ)く風(やわら)ぐ。梅は鏡前の粉(ふん)を披(ひら)く、蘭は珮(はいご)の香を薫(くゆ)らす。…

(伊藤博校注『萬葉集釋注』第三巻より)

※天平二年 =西暦730年
 帥老の宅=大宰府の長官である大伴旅人の屋敷

新元号・令和と水戸

さて、日本遺産であり日本名園のひとつである水戸市の「偕楽園」は、儒教の古典である『礼記』にある孔子の言葉「一張一弛(いっちょういっし)」という精神を表現するため、文武の修練の場である日本最大の藩校・弘道館と一対となる心身を休養する場として、水戸9代藩主・徳川昭公によって造園されました。別名「好文(こうぶんぼく)」(学問を好む木)と呼ばれる梅の木が多く植えられ、武士だけでなく庶民も偕(ともに)に楽しむことができる大名庭園は当時の日本において珍しく、この『万葉集』の一節のように、様々な人々が梅の花を愛でる情景が展開されたものと考えられます。
また、新元号についての談話の中では、「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、「令和」に決定いたしました」との説明がありました。
このことは、徳川が漢詩「弘道館に梅花を賞す」で語られた「雪裡(せつり)春を占(し)む 天下の魁(さきがけ)」、すなわち「寒中の雪を冒(おか)して咲き、春の魁をなすのは梅の花の他にはない」の精神とも通じています。

弘道館賞梅香 徳川景山(斉昭)   弘道館に梅花(ばいか)を賞

弘道館中千樹梅    弘道館 千樹の梅

清香馥郁十分開    清香馥郁(せいこうふくいく) 十分に開

好文豈是無威武    好文 あにこれ 威武(いぶ)なからんや

雪裡占春天下魁    雪裡春を占む 天下の魁

※好文=好文木すなわち梅


このことから、水戸市は、 市民の誇りである偕楽園・弘道館をさらに大切にしていくとともに、新元号・「令和を歓迎いたします。

梅




 

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