市政運営の基本方針

印刷

最終更新日:2021年3月24日 ページID:018967

未来に躍動するのまち・水戸の実現を目指して

高橋靖市長 新型コロナウイルス感染症が、感染拡大の波を繰り返す中、医療従事者の皆様には、私たちの命と健康を守る取組を懸命に続けていただいており、また、日常生活を支えるサービスを提供する事業者の皆様にも、感染症対策を徹底しながら、事業を継続していただいております。改めまして、日々努力されている皆様方に、深い敬意を表すとともに、心から感謝を申し上げます。
 今年は、東日本大震災の発生から、10年という節目を迎える年となります。震災によって、東北地方を中心に、甚大な被害がもたらされました。その犠牲となった皆様に、謹んで哀悼の誠を捧げますとともに、復興に御尽力いただきました皆様に心からの敬意を表します。
 東日本大震災の教訓として、私たちは危機管理の重要性を学びました。この間、市民の防災意識が高まり、地域の実情に応じた防災訓練に数多くの御参加をいただきました。一昨年の東日本台風の際には、その経験を生かし、市民と力を合わせて災害対応に取り組み、地域防災力の向上を実感し、大変心強く感じたところであります。
 私は、改めて市民の生命と財産を守ることができる災害に強い都市を市民の皆様とともにつくりあげていくことに、全力を尽くす決意をしたところであります。
 このたびの新型コロナウイルスの感染流行においても、強い危機感を持ち、市民、事業者の皆様と感染拡大防止に取り組むとともに、市議会の皆様にも御協力をいただきながら、緊急対策を切れ目なく実行してまいりました。
 全ての市民が安全と安心を肌で感じ、健やかに暮らし続けることができるよう、保健所の体制を強化し、市民へのワクチン接種も着実に進めながら、引き続き、感染症対策に全庁一丸となって取り組んでまいります。

1 ひとを育て、持続的に発展するまちを創る

 近代日本の産業の礎を築いた実業家である渋沢栄一氏の生涯を描くNHK大河ドラマ「青天を衝け」の放送が始まりました。渋沢氏は、徳川慶喜公との交流など、本市にも浅からぬ縁があり、水戸学の影響を受けたと言われております。水戸藩の伝統の中で培われた学問や理念が、明治という新たな時代を担う意欲ある多様な人材の輩出に大きな役割を果たしたのであります。
 水戸の先人たちが、時代の魁として、社会の変革期における原動力となり、新たな時代をつくってきたように、将来にわたって都市を持続的に発展させていくためには、その思いを強く持ち、実践し、活躍できるひとを育てていくことが最も大切であると考えております。
 私は、最重要政策として、子育て支援と教育の充実に力を注ぎ、市民と行政がともに知恵を出し合う、思考力の高い、協働のまちを目指してまいります。
 そのため、若い世代が、喜びにあふれ、安心して子どもを生み、育てることができるよう、妊娠から出産後まで切れ目のない支援を行うとともに、安定的な医療提供体制の確保に努めてまいります。多様な子育てニーズへの対応としては、量・質ともに充実した保育サービスを提供するとともに、市民センターにおいて、新たな取組として、子どもたちが、勉強や遊びなど自由に過ごすことのできるこどもスペースを4か所開設するほか、子育て広場を全地区に拡充するなど、地域住民による温かな見守りの中で、人々と交流しながら、健やかに育つことができる地域づくりにも取り組んでまいります。
 私は、子どもたちが、自らの目標に向かって、力強く人生を歩んでいくために、学力の向上を進めることとあわせ、自ら考え判断し行動できる、生きる力をしっかりと育み、子どもたちの夢や希望を応援してまいります。
 本市の特色を生かした水戸スタイルの教育を更に深化させ、英会話の授業や全児童生徒一人一台のタブレット端末を活用したICT教育など、世界で活躍できる資質を磨く教育を進めるとともに、子どもたちの確かな学力の向上や自ら学ぼうとする意欲の定着を図ってまいります。また、自然体験、芸術文化体験等を通じて、郷土を愛する心や豊かな感性を養うとともに、思いやりの心を持った人材の育成にも取り組んでまいります。あわせて、子どもたちが安心して学ぶことができる学校環境づくりを重点的に進めてまいります。
 私は、水戸で学び、育った子どもたちが、成長した後も、水戸で働き、安心して暮らし続けられるよう、多様な雇用の確保、地域経済の活性化など、将来にわたって安定した経済基盤を構築するとともに、快適に暮らせる環境の創出に努め、水戸らしい地方創生を力強く進めてまいります。

2 ポストコロナ時代に対応したこれからのまちづくり

 新型コロナウイルス感染症の拡大によって、私たちの暮らしにおいては、人との直接的な交流やコミュニケーションが減少し、心を豊かにしてくれる機会、心の潤いやゆとりが失われつつあります。また、まちを行き交う人々が減ったことで、地域はこれまでのにぎわいを失い、経済活動においても大きな打撃を受けております。
 まちが持続的な成長を遂げていくためには、その原動力となるひとの活力が必要不可欠であり、まちに暮らす人々が心も体も健康でなくてはなりません。
 私たちは、今後も感染症と共存していかざるを得ないことからも、改めて、昨年4月に宣言を行った、健康都市づくりを着実に進めてまいりたいと考えております。
 最も大切なことは、市民一人一人が、健康の大切さを意識し、主体的に健康づくりに取り組むことであり、行政のサポートとして、乳幼児期から高齢期までのステージに応じた健康増進施策を積極的に推進してまいります。特に、子どもたちの食育や健康診査による病気の予防、スポーツする機会の拡充等に意欲的に取り組んでまいります。
 新型コロナウイルス感染症の流行は、オンラインを活用した非対面型コミュニケーションの進展、時間や場所を選ばない働き方、外出自粛による時間の過ごし方の変化など、新たなライフスタイルにシフトするきっかけともなりました。
 さらには、大都市圏を中心に感染が拡大する中、東京圏への一極集中におけるリスクの顕在化やテレワークの普及等により、地方への移住や就業に対する関心が高まるなど、地方へのひとの流れが新たに生まれつつあります。
 私は、社会・経済環境が大きく変化する中、自主・自立した持続可能な都市を構築していくためには、時代の課題や流れ、人々の意識の変化をいち早くとらえ、地域の独自性を生かした実効性のある施策を展開していくことが、大変重要であると考えております。
 大都市圏からサテライトオフィスを誘致するなど、時代に即した施策を進めることはもちろん、持続性のある取組として、本市の強みであるアクセス性の高い広域交通ネットワークや医療、教育等の様々な都市機能を最大限に活用し、企業等が活動しやすい環境を創出してまいります。また、ICT化への対応や利便性の高い生活空間づくりに取り組むほか、若い世代が重視する充実した教育や福祉環境を提供するなど、水戸のまちで暮らす魅力を高め、効果的に情報を発信し、移住・定住を促進してまいります。
 人口減少が進行する中、都市が発展していくためには、活力あふれる都市圏を形成することも必要であります。
 本市においては、茨城県央地域定住自立圏における連携事業を着実に推進し、圏域全体の発展をけん引してまいりました。
 先日、構成市町村の首長との協議の中で、これまでの取組を深化させ、連携中枢都市圏の形成を目指していくことについて、合意に至ったところであります。
 今後、さらなる圏域の飛躍に向け、経済の活性化、生活関連サービスの向上など、新たな施策に関する検討・協議を進めてまいります。
 このポストコロナ時代に対応していかなければならない中にあっても、私は、市民の皆様との約束事である公約、そして、みと魁プランの目標の達成を目指し、市民との信頼関係を深めながら、水戸に住む誰もが安全と安心を実感できる魁のまち・水戸の実現に全力を尽くしてまいります。

お問い合わせ先

水戸市役所
電話番号:029-224-1111 /

〒310-8610 茨城県水戸市中央1-4-1
業務時間:午前8時30分~午後5時15分 /休業日:土・日曜日、祝日