記者懇話会要旨(令和2年1月)

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最終更新日:2020年1月17日 ページID:021116

記者懇話会での市政記者クラブとの発言内容を要約したものです。(みとの魅力発信課作成)
日時:令和2年1月8日(水)、午後1時30分~午後2時30分

市長あいさつ

新年あけましておめでとうございます。本日は御出席いただきありがとうございます。市政記者の皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は、いきいき茨城ゆめ国体が開催され、メディアの皆様をはじめ、市民、ボランティアの皆様の多大なる御協力をいただきました。おかげさまで、水戸市の魅力を発信することができる、おもてなし力の高い地域の皆様の力が目に見える、そういう国体として仕上げることができたと思っております。

各競技団体の方から、「国体では、大変良い運営をしていただいた」という感謝の言葉をいただきまして、大変ありがたく、嬉しく感じております。これは、決して私たち行政の力のみではなくて、市民、ボランティアの皆様が率先して主体的に行動し、運営を支えていただいた結果であると感じております。

先ほど申し上げたとおり市民力、地域力、そしておもてなし力というものをしっかり発揮することができた国体でした。

残念だったのは、いきいき茨城ゆめ大会(全国障害者スポーツ大会)が、台風19号の影響で中止を余儀なくされたことです。長年にわたって準備を進めていた選手、大会関係者の皆様、準備にあたられた皆様には、本当に残念な思いであっただろうと察するところです。今回、いきいき茨城ゆめ大会で力を発揮できなかった選手の皆様には、鹿児島国体など、何らかの形で、今までの練習や思いを発揮できるようなステージがまたあれば良いと感じています。

そして、国体の成功の余韻に浸る間もなく、先ほど申し上げた台風19号によって水戸市も大きな被害を受けました。

今は、事業所、農業などの生活再建を進めているところでございます。国・県・市の様々な支援制度をしっかり活用していただき、離農する人や事業をやめる人が一人も出ないよう、支援をしていきたいと思っております。

また、住宅再建につきましても、慣れ親しんだ自宅に戻ることができるよう、私たちも支援をしていきたいと考えておりますので、メディアの皆様も御協力をお願いします。

一方で、災害に対する様々な反省点や改善点があり、見直すべきところがございます。避難勧告・避難指示の出し方、避難所の選定や運営、備蓄物資のあり方など、私たちも学習をさせられました。この経験を生かして、次の大災害に万全を期して備えていきたいと思っております。

そして、ハードを整備していかなければ、同じような大きな台風が来た時に、また浸水の被害が起こるということです。これについては、「久慈川・那珂川流域における減災対策協議会」等で議論をしているところです。国・県・市がしっかり連携をして、今後、堤防整備で行くのか、あるいは遊水地等を新たに整備していくのか検討してまいります。

これは地域住民の方々の御理解があって進められることでありますので、上から目線にならず、市民の皆様とどのような形でこの河川等の整備や、遊水地の位置付けなど、しっかり議論をしながら進めてまいります。協議会内で、市民の皆様に方向性を示し、市民目線で協議をして、5年間の集中計画の中で河川の新しい整備計画がなされるということでありますので、市民レベルの議論をしっかり進めて、安全・安心はもちろんのこと、防災・減災の精度もしっかり高めていきたいと思っております。メディアの皆様にも、御意見、御提言をいただければありがたいです。

さて、本年4月1日に、水戸市は中核市に移行いたします。閣議決定を経て、総務省からも通達がなされて、この中核市移行は正式に決定しております。12月の令和元年第4回水戸市議会定例会に加え、3月の令和2年第1回水戸市議会定例会においても、茨城県からの移譲事務等を実施するために必要な条例について、議案を提出してまいります。制度上のことについては、これまで万全の準備をしておりましたので、滞りなく4月1日を迎えることができると考えております。

重要なのはオペレーションです。どのような法律や決まり、制度があっても、やはり最後は人間がやることでございます。中核市移行の初日にはさまざまな申込みや受付が始まり、「水戸保健所」ではなくて「水戸市保健所」が担うこととなります。今年度内にしっかりと準備をして、来年度当初から誤りなきオペレーションができるよう、その体制を整えていかなければなりません。これまで、獣医師や薬剤師等の専門職を確保しまして、県の協力を得て研修などの準備を進めているところでございます。最終的に80数名、職員の数が増えますし、今まで私たちが関係を持っていなかった業界団体や市民の方々との関係構築を図っていかなければなりません。

これから、細かい部分の最終点検をして、手続き上、あるいは法の運用上、さまざまな事務を水戸市の職員がやっていかなければなりません。法務能力、現場能力、そしてコミュニケーション能力も持つように努め、万全の体制でこの中核市の行政運営をしっかり果たしていきます。

一方で、市民の皆様に「中核市になって良かった」と肌で感じていただかなければならないと考えております。食品衛生、保健衛生、廃棄物対策などの各行政分野において、市民に身近な私たちが、迅速に的確に行っていく、さらには地域の実情・特徴に沿った形で政策立案をしていく、規制の度合いにおいても「水戸スタイル」のようなものをしっかりと構築していくことが大切です。そうすることにより、市民が安全・安心、豊かさを感じることで、中核市になる意味を肌で感じていただけると考えております。職員一丸となって、そのような、市民サービスのより一層の向上に努めてまいります。

さらに、4月1日には、新清掃工場「えこみっと」が供用開始となります。特に、ゴミの分別区分が変わりますので、これまで地域ごとに説明をしてまいりました。しかし、新年会などで地域の方々と話をすると、まだまだ質問が多く、時にはこちらが想定してないような質問もあります。

例えば、分別していないごみが集積所に置いてあった場合、それを回収するかしないか、ある市民の方と議論しました。回収してしまうと「分別しなくても回収してくれるのだから、分別しなくても良い」ということになるし、回収しないでそのままにしておくと「環境に良くない」となります。そのあたりのバランスをどのようにとるのか、非常に難しいところです。

あまりこちらが親切すぎて分別をしてないものまで回収してしまうと、いつまでたってもごみを分別する意識が醸成されなくなってしまうため、どのようなオペレーションでいくべきか、担当課と検討してまいります。

ごみの分別は、市民からの意見を参考にしながら厳しく実施してまいりますが、最初は慣れない方もいらっしゃいますので、そこは丁寧に対応してまいります。その積み重ねによって、やがては、市民一人一人が環境意識を持ち、誰もが分別を通して資源循環型社会をつくっていくという同じ目的を共有し、市と市民の皆様とが協力し合えるような体制を構築できればと考えています。記者の皆様にも、ごみの分別や減量化についての記事掲載など、情報発信をよろしくお願いいたします。

なお、3月30日には現地にて、えこみっとの完成式典及び施設見学会を予定しておりますので、ぜひお越しください。

今年もさまざまな事業を予定しております。引き続き、記者の皆様には情報発信の御協力をお願い申し上げ、新年のあいさつとさせていただきます。

●市長からのPR 

今春に向けた行事等については、別紙のとおりです。この中から、特に二つを私から御紹介したいと思います。まず、水戸市市制施行130周年記念施設の水戸城大手門関連の行事についてです。

水戸城大手門については、現在、外構工事を実施しており、完成記念式典を2月4日に水戸市立三の丸小学校体育館及び現地で開催する予定です。この工事の実施に当たりましては、瓦一枚一枚を寄付により賄う「一枚瓦城主寄付金」により、市民をはじめ多くの皆様に御協力をいただきました。この場をお借りしまして、あらためて厚く御礼を申し上げます。

さらに、完成式典の日にあわせて、二の丸展示館もリニューアルオープンする予定です。水戸城関係の展示に加えて、新たに日本遺産関係の資料なども展示されますので、ぜひご覧ください。

2月8日(土)・9日(日)には、大手門完成を記念して、小学生を対象とした「熱気球搭乗体験 空から水戸城を見てみよう」を行います。募集をしたところ、定員の400人を超える応募がありました。当日は、水戸城大手門2階も特別公開しますので、ぜひ子どもたちに水戸城の魅力を知っていただこうと考えています。

また、水戸の梅まつりに訪れたお客様にも、弘道館と合わせて、この大手門をはじめとした水戸城跡をめぐっていただき、水戸の歴史を感じていただきたいと思います。

水戸城二の丸角櫓(すみやぐら)及び土塀整備については、角櫓の瓦葺(ぶ)き及び土塀の腰板(こしいた)取付けを行っており、令和2年9月の完成に向けて順調に進捗しています。二の丸角櫓の屋根に使用する瓦については、まだ「一枚瓦城主」による寄付金を募集していますので、よろしくお願いいたします。

水戸城跡周辺が一層、市民や観光客が集い交流する場となるよう、今後も歴史を生かしたまちづくりを積極的に進めてまいります。

つづきまして、「水戸市市制施行130周年記念 第124回水戸の梅まつり」について御紹介させていただきます。
水戸の梅まつりについては、2月15日(土)から3月29日(日)までの44日間にわたり開催いたします。今回は、偕楽園有料化後初めての開催となります。期間中は多くの観光客などが訪れることから、料金所付近で観光客等が滞留し、混乱等が生じないよう、県において入園のオペレーションを十分に検討していただいているところです。水戸市としても県をはじめ各関係団体等とともに連携を図りながら対応してまいります。

主な行事ですが、まず、初日の2月15日(土)、例年の開幕記念セレモニーでは、東門付近において記念品等を来園者に配布いたします。

2月22日(土)・23日(日)に開催する「みとちゃんお誕生会」は、より多くのお客様に楽しんでいただけるよう、会場を本園内から田鶴鳴梅林内に変更して開催いたします。みとちゃんの誕生日を祝うために、敦賀市や彦根市など全国各地から集まったゆるキャラたちの愛らしいステージをお楽しみください。また、これまで開催していた「ゆるキャラ国体」に代え、「ゆるっと!みとちゃんカップ2020」を開催します。ゆるキャラたちがリレーで競争したり、キックターゲットに挑戦したりするなど、新たな競技で梅まつりを盛り上げます。

2月29日(土)には、歴代水戸の梅むすめ・梅大使の集いを4年ぶりに本園内で開催します。梅むすめの時代から数えると、今年の梅大使で第58代目となります。歴代の梅むすめ・梅大使の皆様の艶やかな着物姿は、写真愛好家の方以外の皆様にも楽しんでいただけると思います。

例年ご好評をいただいている「夜・梅・祭」は、3月7日(土)に弘道館で、3月14日(土)に偕楽園本園で開催します。キャンドルを使って幻想的な空間を創出するほか、水府提灯を手に持って散策していただくなど、水戸ならではの思い出に残る体験ができる取組を積極的に展開していきたいと考えています。ぜひ、ライトアップされた梅林の中で、梅のかぐわしい香りとともに、春の訪れを感じていただきたいと思います。

また、まつり期間中、無料の観光案内や手荷物預かり、黄門さまの写真撮影サービスなど、おもてなしの面も充実させ、少しでも多くの方にまた訪れていただけるよう努めてまいります。

このほか、全国各地の梅酒を味わえる「全国梅酒まつりin水戸」や、水戸に伝わる武道の演武、「納豆早食い世界大会」なども開催してまいります。詳細は、お手元に配布させていただいた資料をご覧ください。水戸の梅まつりを盛り上げていただけるよう、PRの御協力をお願いいたします。

今日は水戸城関係の行事と水戸の梅まつりのPRをさせていただきましたが、このほか春先にかけて、市立博物館企画展「水戸の大地の成り立ち~水戸140億年史~」や、吹奏楽、交響楽をはじめ、邦楽、ビッグバンドといった多彩なジャンルが集う「みと 千人の音楽祭」などのイベントもございます。

市政記者の皆様におかれましては、引き続き、市政情報の発信に御協力をよろしくお願い申し上げます。私からのPRについては、以上となりますが、この懇話会は、記者の皆様から、市政に対する要望などをいただく、意見交換の機会としても考えておりますので、忌憚のない御意見などをいただけますようお願いいたします。

主な質疑応答

  • 記者:中核市移行に関して、スムーズなオペレーションのために、残り3か月、どのような準備をしていくか。
  • 市長: まず、ご存じのとおり茨城県には中核市がありませんでした。水戸市が中核市に移行することによって、これで関東地方の都・県はすべて中核市を持つということになります。ブランド力のある中核市に見合った規模と行政能力を持つ自治体が、茨城県の中にあるということは、県全体の行政力、魅力を高める一助となると思っています。それは県庁所在地としての役割だと思っていますので、県全体の行政機能をしっかりと高めていく牽引役になってまいります。
     市民に対しては、安全・安心をしっかり確保していくことによって、選ばれるまちにしていきたいと思っています。保健所業務や、廃棄物業務につきましては、茨城県が的確なオペレーションにより、市民の安全・安心を確保していただいておりますが、やはり、市民の一番身近にある行政体が、様々な権限を行使して直接に市民と接触していくことで、市民はより安心感を得られると、私は思っております。
     特に、市民の皆様の健康や命、医療や介護に関わる重要な部分を担っていくわけでありますので、生活衛生、食品衛生、人々の健康・命に関わる分野において、身近な行政体がしっかりと市民サービスを提供していくことによって、より安心を感じていただけるのではないかなという意味もあります。
     市民の皆様に、今ひとつ実感が湧かないのは、いわゆる災害と同じで、「起こってみないと分からない」からかもしれません。例えば、感染症対策、中毒の問題などが起こったときに、身近な行政体が、市民に対して迅速に対応できることになります。そのようなことを市民の皆様にしっかり理解していただけるよう、これからも丁寧な説明を心がけてまいります。
     これまで、何か起こったときに水戸保健所さんも一生懸命やっていただきましたけれど、他の自治体も見なければならないので、水戸市ばかり見るわけにはいかないわけです。水戸市保健所は、水戸市民に特化して手厚く対応できるので、感染症対策や中毒の問題等にしても、安心感が高まっていくと思っています。そういった、保健衛生、食品衛生、人々の暮らし、生活、命、健康に関わる分野についてしっかり市民の皆様に、安心を肌で感じられるような説明をしていきたいと思いますし、もちろん、そういったことが起こったときには、しっかりとしたオペレーションをもとに、迅速・的確・適切に対応をして、市民の皆様の健康を守っていきたいです。
     あわせて、動物愛護行政など、新たな分野が私たちの仕事として生まれてきます。「動物愛護センター」なるものを持つのは、おそらく県内の自治体では水戸市だけです。茨城県では「動物指導センター」という形で動物愛護行政を進めているところですが、茨城県では殺処分が少なからずあり、昔はワースト何番目だったというような、不名誉なところがございました。今は改善されてきていますが、自治体が、一つでも拠点を持ち動物愛護行政に力を入れていくことで、茨城県全体にも動物愛護の文化が広がっていくと思っておりますので、範を示していくよう努めてまいります。
     また、例えば、不妊治療など、県と市に申し込んで、といういわゆる二重行政ということがありました。それが一元化されるという利便性や、先ほど申し上げた、身近な行政体がやるという安心感が、市民にとって、中核市になる大きな意義である、としっかりとアピールしてまいります。
     オペレーションについてですが、今年度中に専門職を確保しなければなりません。特に獣医師・薬剤師につきまして、獣医師は9名、薬剤師は8名を採用して、研修を進めているところであり、最終的には茨城県からの派遣も受け、獣医師が19名、薬剤師が10名の体制になる見込みです。県の経験者等に指導していただきながら、私たちが確保した人材も、独自のプログラムで育成し、スムーズに移行してオペレーションができるよう、残りの3か月、万全の準備をしてまいります。
     また、さまざまな条例を制定しましたので、それらに基づいて適切な運用をするため、これまで以上にしっかり法務能力を身に付けられるようにしていきたいと思っています。
     もう一つ、市民の皆様に、中核市になる意義として感じていただきたいのは、市としての独自性や、地域の実情に合った行政運営、規制緩和の考え方であると思います。「条例を制定したから、それを守って運用すればいい」ということではなくて、もう一歩進んで、一歩前に出た政策を立案するということが必要です。単に上から目線で、指導監督権を得たから、条例に基づいて指導監督をすればいい、ということではなくて、権限行使を通して業界の発展、産業の育成、地域経済の活性化につながるような取組があると良いと思います。そこは、今まで私たちが関係を持っていなかった業界団体、ステークホルダーの方々から、いろいろな意見が出てくると考えられます。例えば、「今まで、県の手続きはこうだったけれども、水戸市ではこういう風にしてくれれば楽になり、仕事の効率化が図れる」、「こういう部分を緩和してもらえれば売上げも上がり、商売もやりやすくなる」などです。もちろん衛生管理などにおいて最低限の基準は守っていただかなければなりませんが、市独自の規制強化や規制緩和の制度があることによって、業界がうまく発展していける、あるいは商売がうまくいくということが望ましいです。市民の皆様の衛生的な生活、医療など、守らなければいけないものを守ることを前提としてですが、今までの規制を異なる形でサービスを提供していくことによって、業界が健全に発展していけるように、水戸市の独自性を発揮していきたいと考えています。
     そのような「考える力」を持たなければならないと思っていますので、よく私は「思考力の高いまちにしていきたい」という言葉を発するのですが、ただ単に県の請負で条例を制定するということばかりではなくて、新たな施策をここから生み出していく政策立案能力を職員みんなで高めていきながら、中核市になる意義というものを市民の皆様に肌で感じていただけるようなサービス提供をしていければと思っています。

  • 記者:減災(堤防や流水系の改善)について、具体的に市民との協議の場を設けるという考え方か。
  • 市長:私としては、市民から、「このような地域づくりで減災や防災をしていったらいいのではないか」という意見が高まっていくのが望ましいと思っています。
     まずはこちらが説明する場を設けて、それが協議の場となり、堤防のかさ上げなのか、それとも、地域住民の移転を伴う遊水池等の整備をするのかなど、いろいろな選択肢が生まれてきます。今後、減災の手法というのは、決して堤防に限らず、遊水池の設置であるとか、本流の那珂川ばかりではなくて支流をかさ上げ・拡幅していくのかという、いろいろな選択肢が出てくるのだと思います。それを、上から目線で、「もう国と県と市でこう決めたから、それに従って移転してください」というのは、私はいかがなものかと常日頃思っています。
     堤防整備というのは、総論ではあまり反対は起こりません。各論で、例えば補償費が少ないという話になる場合はありますが、今までの経験からすると、おおむね整備について反対は起こりません。ただ、例えば遊水池のような形でエリアを指定して、このエリアの方々は移転してくださいとか、そういう議論になると、話が違ってくると思います。堤防整備と違って、集団的な移転となると地域のコミュニティの問題にもつながっていきます。そういうことを考えると、地域の方々としっかり議論をして、地域の方々に、まちづくりとして減災の選択をしていただいて、整備手法を選んでいただいて、整備をしていくべきであると思っています。もちろん、こちらがたたき台を示すことは必要だと思います。ただ、それを決めつけて地域に入るということではなくて、「こういう選択肢はありますが、皆様はどう考えますか」と提示し、地域での議論を積み重ね、減災のハードに関する最善のやり方を生み出していくべきであり、そういった協議の場を設けるよう努めてまいります。
     
  • 記者:減災について市民に説明するのは具体的にいつ頃からか。
  • 市長:1月下旬には、飯富エリアの方々にお集まりいただいて、今後どのように河川の整備を進めるか、こちらの考え方を説明いたします。それに対する御意見をいただきながら、どういう手法がとれるか検討を重ね、今後国が近いうちに発表する5か年の集中整備計画に反映していきたいと思っています。

  • 記者:新庁舎が完成して1年になるが、その中で感じた改善点等があれば伺いたい。また災害対策本部の設置も庁舎内だったが、機能性についてはどう感じているか。
  • 市長:特に大きな改善点等はございません。市民の皆様に御理解をいただいて、こういった立派な庁舎が完成し、職員も快適に仕事をしていると思っています。
     ただ細かい点ではいくつかございます。例えば、この会議室ですが、天井部分に後から吸音材を貼り付けました。当初は、会議中に頭が痛くなるくらい音が反響していました。特に高齢者の方々などはその反響についていけなくて、ここで会議をするのは嫌だという声もあり、議会からも取り上げられて、この吸音材を付けたという経緯もあります。
     1階のトイレは、男性が女性トイレに誤って入ってしまいやすい構造になっているようです。そのため、しつこいくらいに「男性用はこちら」と看板に書いています。
     床がはがれてしまったのは施工の部分ですので、施工業者にきちんとやり直しをさせました。このように細かい部分では多少ありましたが、大きな部分では見直しや、改善を感じているところはありません。
     災害対策本部については、うまく防災センターが機能したと思っています。十分なスペースがありましたし、立地面では、担当の防災・危機管理課と隣接することによって、連絡等の意思疎通を円滑に行える場所となっていました。資器材の面でも、映像装置等を設置しているため、災害対策本部としての役割をしっかりと果たすことができました。
     また、これからは情報をどのように収集・活用するかが重要となってきます。映像装置があったとしても、映像という情報が入って来なければ使えないわけです。今後、例えば、今は那珂川の支流の方にカメラはありませんが、県と連携してカメラを設置することで、常日頃からのリアルタイムでの観測が実現できます。今まさに5Gの時代ですから、数秒も遅れることなく映像が送られてきて、その映像をもとに迅速に避難勧告・避難指示が出せるような情報の活用が考えられます。建物や機材だけ立派だとしても映像などのソフトウェアがないと迅速に対応できないと思います。そのため、これから資器材を充実させるよりも、いかに情報を的確に活用していくかに重点を置き、防災力を高めていきます。

  • 記者:今年は、偕楽園有料化になってから初めての梅まつりということで、影響の見通しはいかがか。
  • 市長:昨年の梅まつりは、44日間で52万3千百人の来場者がございました。ここ何年かで、一番多かったのは平成28年度の58万7千3百人です。常日頃、梅まつりは60万人を目指して開催していこうという目標を立てているのですが、昨年は52万人で、60万人を割ってしまったという厳しさはありました。
     今年のマイナス面として、有料化と、今まで人気を博しておりました「刀剣乱舞」関係のイベントを実施しないことが挙げられます。一方で、以前から人気のある「梅酒まつり」や「夜・梅・祭」などをしっかりアピールして、誘客を図ってまいります。先日、梅大使の一人にも指摘されたのですが、「夜・梅・祭」の花火や、インスタ映え・SNS映えするようなキャンドルの素敵な場所があるのだから、もっと若い方々にアピールをして、今まで来なかったような若い層を取り込んでいったらいいのではという意見もいただいたところであります。
     そのような、今まで梅まつりに来ていなかった若い層の方々に来ていただくようなコンテンツを、期間中かその前にでも、見つけていきたいです。梅まつりで自撮りをすると、梅が1、2本しか撮れないので、あの全体的にきれいな雰囲気を撮れるような、「フォトスポット」のような場所を見つけてアピールしていきたいと考えています。今まで私たちが気付かなかったフォトスポットが存在する可能性があるので、もう一度園内を散策して、見出すよう、指示をしました。今の流行である、写真を撮るために来場してもらうというような、そういったところもアピールしていけたらと思っています。
     有料化については、正直に言って、やってみないと分からないです。300円であれば、入場料を支払うことについて、それほどハードルは高くないという方々もいらっしゃいます。ただ、近隣の方々は、気軽に出入りしていたのが、梅まつり期間中は水戸市民も有料になりますから、日常的な出入りを少し控える方もいらっしゃるかもしれません。来場者の集計は、カウンターを通すため、同じ方が何回行っても人数にカウントされます。今まで、水戸市民で気軽に期間中に5回、10回、早咲き・中咲き・遅咲きの雰囲気を見るのに何回も来ていた方々が、お金を払わなければならないということで、来場を1回、2回に減らすという可能性はございます。心配はしていますが、それを乗り越えられるようなイベント・コンテンツを私たちの努力で作り上げていかなければなりません。先ほど申し上げたようなイベントをしっかりアピールしていくということと、フォトスポット等を園内で見つけて、あるいは、つくり出して、そこをアピールして特に若い層の方々に来ていただくという努力をしていかなければなりません。県、水戸観光コンベンション協会と連携をとりながらコンテンツを導き出していきたいと思っております。

  • 記者:「刀剣乱舞」関係のイベントが実施されない理由は。
  • 市長:今までJRさん、徳川ミュージアム、水戸市、ゲームメーカーにおいて、「花丸遊印録」というコラボ事業をやっていたのですが、今回JRさんの方でコラボ事業を取りやめたと伺っています。詳しい話は私も聞いておりませんが、やらなくなってしまったのは、残念に思います。

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