記者懇話会要旨(平成30年10月)

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最終更新日:2018年10月31日 ページID:019707

記者会見での発言内容を要約したものです。(みとの魅力発信課作成)
日時:平成30年10月18日(木曜日)、午後1時30~2時30分

市長挨拶 

  お忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。

早いもので、平成30年度も下半期に入りました。しっかりと予算の執行・管理に努め、政策の遂行のチェックに努めていきたいと思います。すべての予算は市民の皆さんの幸福のため、市政発展のためにあります。職員一丸となって業務に当たっていきます。記者の皆さん方にもお気づきの点がございましたらお知らせください。
また、毎年のことではありますが、先般、今後の3か年の実施計画策定と来年度(平成31年度)の予算の編成が始まりました。時代の先を見据え、現在抱えている問題・課題の早期の解決に努めるという積極性をもって取り組んでまいります。
なお、来年度につきましては、市制施行130周年の記念の年であるとともに、国体開催の年でもあります。これらを契機として、水戸市がさらなる飛躍・発展をとげられるようにしていきたいと思います。また、同時に、医療・介護、子育て、教育など、市民生活の基盤も固めながら、しっかりとまちづくりを進めていきたいと考えています。
本日は、10月の記者懇話会ということで、本市の下半期に実施するイベントや事業等のPRをさせていただきますが、PRに先立ちまして、お礼とご報告をさせていただきたいと思います。

はじめに、先月30日に開催を予定していた、「水戸まちなかフェスティバル」についてですが、勢力の非常に強い台風が接近するということでしたので、参加者の安全確保のほか、出店者の準備の関係もありましたので、開催日の3日前に中止の決定をさせていただきました。
「水戸まちなかフェスティバル」は、東日本大震災からの復興の後押しとなるように平成24年からはじまりました。商店街や各団体、学生等と連携して取り組むことで年々内容も充実し、昨年は10万人を超える来場者を迎え、億単位の経済効果を得るまでに成長したイベントなだけに、中止の決定については非常に残念な思いでした。開催に向けて準備を進めてきた多くの出展団体及び関係機関の皆様をはじめ、開催を楽しみにされていた皆様、また、情報発信にご協力いただいた本日ご参加のメディアの皆様に、大変申し訳ない気持ちで一杯です。来年は、さらに連携を強化し、今年の分も合わせて盛り上げていきたいと思いますので、ご協力をお願いします。

次に、来年4月のオープンに向けて整備を進めている東町運動公園体育館についてですが、この度ネーミングライツスポンサーが決定となりました。金額、期間、呼称について、基本合意に至りましたので、本日発表させていただきます。ネーミングライツスポンサーは、1953年に本市で創業され、国内約1、300店舗、海外への事業も展開されている、アパレル企業の「株式会社アダストリア」様です。代表者は、代表取締役 会長兼社長 福田三千男様です。金額は「年額1、050万円」、期間は「10年間」(2019年4月1日から2029年3月31日まで)、呼称は「ADASTRIA MITO ARENA(アダストリア みと アリーナ)」です。正式に契約を締結した際には、改めて皆様にお知らせします。今後実施する行事、イベント等の開催に当たっては、この呼称を使用してまいります。呼称の定着を図ってまいりたいと考えておりますので、情報発信の際にぜひご活用ください。
東町運動公園体育館については、現在、建設工事と並行して、完成記念式典や記念事業等について調整を進めています。決定次第、情報提供させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

それでは、今年度、下半期の事業等についてですが、私からは主要なものを2つ紹介いたします。1つ目は、昨年度より制作を進めてきました、明治維新150年記念 歴史アニメーションの「徳川斉昭(なりあき)と弘道館物語」の完成についてです。本アニメは、サブタイトルを「学びが人を創り 人が道をつくる」とし、三の丸小学校5年生の少年と少女が150年前の水戸へタイムスリップします。そこで、徳川斉昭と後に慶喜(よしのぶ)となる七郎麿(しちろうまろ)に出会い、弘道館と偕楽園を舞台に、弘道館建学の精神や偕楽園創設の思想など、明治維新に至る歴史において、大きな役割を果たした水戸の先人たちの精神を学ぶ物語となっています。

本市がアニメを制作するのは初めてですが、アニメの映像やデザインなどに実績のある市内企業の英知を結集して事業を進めました。また、声優についても、アニメ『ちびまる子ちゃん』の丸尾君役などを務める、本市出身の飛田展夫(とびたのぶお)さんをはじめ、茨城県内出身の方にこだわって出演いただいております。本アニメについては、市内の小中学校や市民センター、市立図書館にDVDを配置するとともに、ダイジェスト版を、市のYouTubeアカウントやホームページを通じて発信します。それに先立ち、明治改元の詔書(しょうしょ)が出された10月23日の「明治改元の日」に、歴史アニメの舞台となった弘道館の元敷地に建つ、三の丸小学校の体育館で上映会を開催します。アニメ自体は約13分ほどですが、本市が弘道館・水戸城跡周辺地区で進めている歴史的景観形成の取組を、実写で比較して学べる映像も約6分程度付属しています。ぜひご覧いただき、周知についてご協力いただきますようお願いします。

次に2つ目は、東日本大震災において被災し、建て替え工事を進めてきました新庁舎についてですが、今月末の工事完了に向けた最終段階に入りました。新庁舎は、総合防災拠点として、高い安全性に重きを置いて整備を進め、免震構造を採用するとともに、屋上には、緊急時に活用するためのヘリポートを備えています。また、4階に防災センターを設置するとともに、市長室をはじめ、災害対策所管課や消防本部等を同一フロアに配置し、迅速かつ的確な対応が図れるようにするなどの工夫もしています。そのほか、備蓄倉庫の設置や緊急車両動線の整備など、可能な限りの災害対策を講じております。また、ユニバーサルデザインや環境にも最大限に配慮し、来庁の市民に快適で、しっかりとしたサービスを提供するための庁舎となりました。
竣工記念式典は、11月18日(日)に開催します。新庁舎の整備をはじめ、水戸のまちの復旧・復興をご支援いただいた方々をお招きして、改めて感謝の意を表す場としたいと考えておりますので、皆さんもぜひお越しください。新庁舎については、竣工式終了後の午後に、一般向けの見学会を行いますが、報道関係者の皆さんには、竣工記念式典の開催に先立ち、10月24日(水)に見学ができる機会を設けさせていただきました。ぜひ、いろいろとチェックをしていただきたいと思います。復興のシンボルとなる庁舎の完成を、市民に広く周知したいと思いますので、ご協力をお願いします。

そのほか、10日後の今月28日には、第3回水戸黄門漫遊マラソンも開催します。茨城県内の全44市町村はもとより、全47都道府県からエントリーをいただいたほか、今年は、韓国やポルトガルからもエントリーがあり、多くの方をお迎えする予定です。

年度後半につきましても、明治維新150年記念事業をはじめとする事業を数多く予定しております。年が明けますと、水戸市市制施行130周年を迎える年となり、また、いよいよ茨城国体の開催の年になります。これらのイベントを本市をPRする良い機会とするためにも、今後も引き続き、水戸ならではの魅力ある事業の実施に向けて、積極的に取り組んでまいります。
市政記者クラブの皆様におかれましては、ぜひ、水戸市の情報を積極的に発信していただきますようお願い申し上げます。私からのPRについては、以上となりますが、この懇話会は、メディアの皆さんから、市政に対する要望などをいただく、意見交換の機会としても考えておりますので、忌憚のないご意見をいただきたく思います。

【記者による質問

  【記者】「ADASTRIA MITO ARENA(アダストリア みと アリーナ)」について、ロゴはアルファベットとカタカナ・ひらがな併記か。また、株式会社アダストリアが選ばれた理由について伺いたい。


【市長】 親しみを込める意味もあり、併記の形になっています。選定理由については、提示された金額・年数が主なものになりますが、株式会社アダストリア様は、水戸で創業され、世界に羽ばたいた企業でもありますし、水戸芸術館や茨城ロボッツにも大変なご支援をいただいております。さまざまな意味で、ネーミングライツにふさわしい企業だと感じています。

【記者】 明治維新150年記念 歴史アニメーションの「徳川斉昭(なりあき)と弘道館物語」についてですが、販売の予定はあるのか。また、何枚製作したのか。また、感想があれば伺いたい。

【市長】 販売の予定はありません。観光振興、教育、市民啓発のために活用する予定であり、それらの関連施設などで視聴できるようにしてまいります。製作枚数は130枚です。現代の子どもたちが、タイムスリップして、歴史を学ぶという表現の仕方は面白いと感じていますので、ぜひたくさんの方に見ていただきたいです。歴史の専門家の監修も受けおりますし、非常に良い出来になっていると自負しています。

【記者】 水戸まちなかフェスティバルの中止による経済効果の損失はどの程度か。また、来年の開催に向けた方針等があれば伺いたい。

【市長】 昨年と同程度の約10万人の来客があったとすれば、約3億6千万円の経済効果の損失であったと思われます。このイベントについては、年を経るごとに来場客数も増えているほか、地元の商店街をはじめ、市民の皆さんから好評をいただいています。マンネリ化しないように、さまざまな工夫を重ねながら、継続していきたいと思います。
今後も音楽・食・体験などのイベントを行う各種団体にご協力をいただきながら、さらなる内容の充実に努めてまいります。特に体験については、子どもたちを対象にしたものがもっと増えると、さらなる集客につながると感じています。

【記者】 KYB株式会社の免振装置に関連する不正に関連して、水戸市の新庁舎において影響はないか。

【市長】 先日の国交省の公表を受け、水戸市所有の建築物について調査を実施した結果、該当するものはないことを確認しました。免震構造の建築物は、新庁舎と北消防署がありますが別会社の製品です。

【記者】 先般、城里町長が定例議会において、東海第二発電所の再稼働について反対を表明された。また茨城町長も、立地自治体との会合において、反対を表明された。水戸市長としては、どのように感じているか。

【市長】 それぞれの首長が、自分たちのまちのことを考えて、自らの判断で発言されたことについては、私は評価をする立場にはないと感じています。それぞれの考え方だと受け止めさせていただいております。

【記者】 KYB株式会社の免振装置に関連する不正についてですが、市民の安全・安心な暮らしの確保に向け、市内の建築物について当該装置を使用しているところがあれば、それらを公表していくべきであると思われるが、どのように考えているか。

【市長】 該当する物件が水戸市内にあるのかについては、現在確認中です。該当する物件があった場合、件数等の公表については、その影響などを鑑みながら慎重に対応してまいります。また、是正指導については、国土交通省等からの指示・助言を受けながら実施してまいります。

【記者】 東海第二発電所関係についてだが、有識者会議(「水戸市原子力防災対策会議」)の日程などは決まっているのか。

【市長】 11月中に開催予定である。第1回の会議は、メンバー全員が参加できるような日程で調整しているところです。第1回の会議の内容については、メンバーの顔合わせを行うとともに、本会議の設立趣旨、東海第二発電所の安全対策の現状、さらには、水戸市広域避難計画の策定状況等について説明し、ご意見をいただく予定です。日程が決まり次第、記者の皆さんにお知らせさせていただきます。

【記者】 有識者会議(「水戸市原子力防災対策会議」)の進め方はどのようにするのか。

【市長】 各メンバーの主体性を重んじた進め方にしたいと考えています。まずは、こちらでさまざまな状況・情報を報告させていただきたいと思います。初顔合わせの際に、皆さんの意見を伺う予定です。

【記者】 先般、立憲民主党の方々が市長を訪問された際に、広域避難計画をどのレベルまで作るのかという話があったが、有識者会議の中での議論は考えているのか。またその際に、東海第二発電所を再稼働した場合に、市内の地域経済に与える影響について、それほど大きな影響はないと思われると答えられていた。再稼働した場合の地域経済におけるメリットなどについて、再度伺いたい。

【市長】 もちろんそういったことについてもアドバイスいただければありがたいと思っています。市では、どこまでやれば完成という目安や基準を持っていない状況です。現在は、避難先の自治体との調整などで精いっぱいの状況ですので、今後、避難経路、輸送方法、スクリーニングの方法などを具体的に検討する中で、市民の声を的確に捉えながら広域避難計画の精度について判断していきたいと考えています。
また、東海第二発電所の再稼働が与える地域経済への影響についてですが、決してゼロではないと感じています。地域経済界からは、再稼働されなかった場合に市内の地域経済がおかしくなってしまうというような話は聞こえてきていません。しかし、一方で、ものづくりに携わられている方などからは、東日本大震災以降、電気料金が高くなってしまったので、再稼働に伴い、電気料金が安くなれば、より生産性を高められるという話を聞いたことはあります。
今後、国において、日本のエネルギー政策としての原子力発電の在り方を問う議論がさらに深められることを望むとともに、そのような議論をしっかりと注視していきたいと考えています。

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