伝えていきたい水戸の慣わし【みとに出会う、みとで出会うvol.10】

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最終更新日:2012年12月27日 ページID:009340

1月1日号 伝えていきたい水戸の慣わし-ワーホイ)

 水戸の小正月の行事に、「ワーホイ」というものがある。全国的にはどんど焼きと呼ばれ、竹やワラなどで高さ10mの円錐形のヤグラを組み、正月の飾りと一緒に燃やす。高く火柱が上がれば、その年は稲が豊作。また、煙を衣服の中に入れると厄除けになり、この火で焼いた餅を食べると、一年間を健康に過ごすことができる、などの言い伝えがある。
 
 かつては水戸でも多く見られた行事だが、今でも続けているところは少ない。根本地区では、地域のつながりを深めようと、平成19年にワーホイを復活させ、以後、毎年実施。前日からヤグラを組んだり、参加者にふるまう豚汁を作ったりと、地域のみんなで協力して準備を行っている。当日は、子どもから80代の高齢者まで、150名以上の人が集まる。
 
 ワーホイ実行委員会代表の石川隆義さんは、小学生の時に参加したワーホイが忘れられないと言う。「20歳頃の青年が中心になって、生き生きと活動していた」と、懐かしそうに話す。今後は、若い世代も運営に積極的に携わってもらい、ワーホイが長く続いていく行事になってほしいと思っている。
 
 地域が一つになって、行事に参加し、楽しむ。この経験を子どもたちにもさせたい。そして地域を引張り、社会に率先して貢献する人になってほしい― そんな願いを込めて、今年もワーホイの炎が空に昇る。
 
*根本地区のワーホイは、1月13日(日)に行われます。
 
(「広報みと」平成25年1月1日号掲載)

ワーホイ写真

ワーホイって?

 正月飾りなどを集めて燃やす火祭りで、全国各地に同様の祭りがあります。ほかに、「どんど焼き」、「鳥追い」などと呼ぶこともあります。
 水戸でもかつては良く見られた行事だったようですが、今でも行っている地域はごくわずか。
 地域の交流や伝統を引き継ぐものとして、これからも残していきたい行事です。
 
 

ワーホイの復活にかけた思い

  「ワーホイが終わらないと、正月が終わった気がしないんですよ」と笑う、石川さん。自宅の前の田んぼで行うワーホイには、毎年たくさんの人が参加します。
 実はこのワーホイ、昭和50年に一度復活しています。しかし、地区の子どもたちが少なくなったなどの理由から、平成9年を最後に中止となっていました。
 石川さんたちは、地区の交流を活発にしたい、子どもたちにもワーホイを楽しんでもらいたい、と、平成19年にワーホイを再開したのです。
 再開にあたっては、同じ思いをもつ仲間たちと一緒に地域の家を訪ねるなど、1年近く前から準備したこともあり、当日は大勢の人が参加してくれたそうです。石川さんたちの強い思いが、伝わりました。
 
 ワーホイの主な準備は、前日から始まります。男性が中心となってヤグラの材料を集め、組み立てます。また、女性陣は、豚汁やもち米とぎなどを行います。当日は朝の5時からもちをつき、みんなを迎える準備をします。
 
 そして迎える当日。ワーホイの炎で焼いたアツアツのもちをおいしそうにほおばったり、豚汁で冷えた体を温めたり、3世代がにぎやかに楽しむ光景が広がります。
 
 

石川さん
 

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