心に残る 水戸のことば【みとに出会う、みとで出会うvol.8】

印刷

最終更新日:2012年10月26日 ページID:009167

11月1日号 心に残る 水戸のことば-おばんかたです

 東京の大学に入学するまで、水戸で暮らしてきた菅より子さん。東京では、今まで使っていたことばが伝わらないことも多く、驚いたという。「青なじみ、と言うと、どういう意味なのかと友人に聞かれました」と笑う。
 長く水戸を離れて生活するうちに、地元のことばはあまり出なくなったり、使わなくなったりした。それでも、本の朗読などをした時に、自然と水戸のイントネーションが出てきて、体に、耳にしっかりと染み込んでいることを感じたという。
 今では、地元のことばがあってよかった、と話す菅さん。東京で偶然、茨城出身の人と出会い、初対面にもかかわらず、茨城のことばで話すことで懐かしさや親しみがわいたという経験も。東京方面から常磐線で水戸に向かう電車の中で交わされる会話が聞こえてくると「あぁ、茨城だな、水戸だな、とほっとするんです」。
 一番好きなことばは、夕刻に交わされる「おばんかたです」。「こんばんは」を意味する「おばんです」よりもまだ少し早い時刻に、那珂川の土手を散歩していると、年配の方がそう声をかけてくれる。地元ならではのあたたかい情景を、大切にしたいと思っている。

菅より子さん

より

祖父や父が話していたことばは、言い方や使い方まで、今でも耳に残っている。
「人と人との会話やふれ合いを通して、地元のことばの意味や使い方が伝わっていくのだと思います」

(「広報みと」平成24年11月1日号掲載)

わたしの水戸ことば

来な(きな)

親戚や友人に言われた「来な!」という言葉が懐かしかった、という投稿がありました。「いつでも来な」「今度遊びに来なよ」と水戸のことばで言われると、心から歓迎されているようで、親しみや優しさが感じられます。

じっじやま・ばっぱやま

県外から水戸に嫁いできた投稿者が、日立出身の夫や親せきの話の中で出てきたということば。「どこの山だろう。それとも相撲取りの話?」と思っていたところ、「おじいさん・おばあさん」のことだと判明。みんなで大笑いしたそうです。

谷田(やだ)は浜田の先!

子どもがヤダヤダ~!と駄々をこねたときに、「谷田は浜田の先!」や「谷田はあっち」と親に言われたという、ツイッターからの投稿。水戸の中でもかなり地域限定の使われ方かもしれませんが、思わず笑ってしまう楽しい言い回しです。

イラスト

その土地ならではのことば

 水戸のことば、といっても、水戸に住んでいれば普段何気なく話しているもので、特に意識することはないかもしれません。ところが、水戸を離れて暮らしたり、他の地域のことばに触れる機会があったりすることで、それぞれのことばの違いに気がつくことがあります。
 水戸や茨城のことばについて、いろいろな書籍などがありますが、その中で述べられている特徴は、「語尾があがる」「早口」など。また、「歩いていく」を「歩ってく」と言うなど、促音(小さい「っ」)が入ることも多いと言われています。
 日常の会話をちょっと意識して聞いたり、話したりしてみると、お互いに意外な発見があるかもしれませんね。
 ふるさとへの思いを呼び起こしたり、新しく水戸に来た人が親しみを覚えるきっかけになったりする、水戸のことば。文字の並びだけでなく、その使われる場面や音(イントネーションなど)にも、水戸ならではの魅力が詰まっています。

関連リンク

添付ファイルのダウンロード

PDFファイルの閲覧には、Adobe Reader(無料)が必要です。

お問い合わせ先

みとの魅力発信課
電話番号:029-232-9107 /ファクス:029-224-5188

〒310-8610 茨城県水戸市中央1-4-1
業務時間:午前8時30分から午後5時15分まで /休業日:土・日曜日、祝日