平成30年度「わたしたちの平和」作文コンクール

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最終更新日:2018年7月25日 ページID:019358

コンクールの概要

 子どもたちが平和への関心を高めて,平和な社会・まちづくりについて考えることを目的として,「わたしたちの平和」作文コンクールを開催しました。

  • テーマ:平和について私が思うこと・主張したいこと
  • 対象:市内の小中学校に通う小学5年生から中学3年生まで
  • 応募総数:8,664点
  • 表彰:最優秀賞 小学生1人・中学生1人,優秀賞 小学生4人・中学生6人,佳作 小学生5人・中学生8人  計25人

審査結果

最優秀賞
学年 学校名 氏名(敬称略)
 小学6年生    双葉台小学校 谷島 広佑
中学2年生 智学館中等教育学校                  丹野 啓太郎
優秀賞
学年 学校名 氏名(敬称略)

 小学5年生 

国田義務教育学校                白田 悠雅
 小学5年生 渡里小学校 阿久津 大智
 小学6年生 三の丸小学校 益子 菜摘
 小学6年生 渡里小学校 関 咲絢
 中学1年生 第一中学校 浅野 颯樹
 中学1年生 赤塚中学校 新井 結佳
 中学2年生 緑岡中学校 外園 真菜
 中学2年生 水戸英宏中学校 飛田 英奈
 中学3年生 茨城大学教育学部附属中学校 岡部 知世
 中学3年生 第一中学校 本田 葵
佳作
学年 学校名 氏名(敬称略)
 小学5年生  稲荷第二小学校 長谷川 由樹
 小学5年生 三の丸小学校 髙木 彩香
 小学5年生 稲荷第一小学校 冨山 楓佳
 小学6年生 千波小学校 細金 杏菜
 小学6年生 鯉淵小学校 中山 珠香
 中学1年生 見川中学校 渡野邉 徳香
 中学1年生 第四中学校 小橋 彩莉咲
 中学1年生 内原中学校 山﨑 大輔
 中学2年生 茨城大学教育学部附属中学校  松田 直子
 中学2年生 緑岡中学校 西垣 美織
 中学3年生 緑岡中学校 後藤 さくら
 中学3年生 見川中学校 太田 快晴
 中学3年生  水戸英宏中学校 黒﨑 創太

  表彰式

本当の平和とは何か

双葉台小学校 6年 谷島 広佑 さん 

 ぼくのじいじは,去年亡くなりました。

 ぼくの大好きだったじいじは,時々戦争の話をしてくれました。それは,師範学校にいたころ,水戸で空しゅうがあったこと,敵の飛行機が飛んでくるたびに勉強どころではなかったことなど,戦争とは,ぼくには想像も出来ないことばかりで,平和の大切さがひしひしと心にひびき,未来も変えてしまうんだと思いました。

 じいじが,よかれんに入って兵士になっていたら,ぼくはいないんだと思うと,戦争とは,人々の幸せまでもうばってしまうものなんだと思いました。

 では,「平和」とは,どんなものなんだろう,と考えました。友達同士仲良くすること,みんなが協力し合うこと,困っている人を助けることなど,いろいろなことが思い浮かびました。これは,ごく当たり前のことなのに,もし,戦争が起こってしまうと,こんなことさえできなくなるとは思ってもみませんでした。

 人間は,相手を思いやり,おたがいが納得できるまで話し合って協力していくことが大切なんだとも気づきました。じいじから聞いた戦争は,ぼくにとって見たことのない悲しい出来事として心に残りました。

 これから先,戦争のない平和な国づくりをするのは,ぼく達かもしれません。いや,ぼく達なのです。自分の考えをただ押しつけるだけでなく,おたがいが理解し合うまで十分話し合うことこそ,人間としてやるべき姿ではないかと思います。学活の時間でも,みんなが賛成できるまで十分話し合って決めるのは,まさに平和な学級づくりの第一歩なんだと思います。

 平和とは,まず住みよい学校づくり,町づくりを,みんなで話し合い,協力し合って進めていくこと,それが,みんなの幸せにつながるとぼくは信じています。

 この先,ぼくが大人になったら,戦争をしないのはもちろんのこと,すべての国が仲良しであり,そしてすべての国が協力して戦争をなくし,戦争をさせない世界になってほしいと思います。

 そのためには,差別をせず,人権をそん重し,相手の国の文化を理解して,おたがいに歩み寄っていくことが大切だと思います。

 平和について考えて,戦争のない,平和な未来をつくっていくのはぼくたちなんだと改めて感じました。これからは,平和への第一歩として,友達の話をよく聞き,何か問題が起こったときは話し合いで解決できるようにしたいです。 

平和をつないでいくために

智学館中等教育学校 2年 丹野 啓太郎 さん

 今,僕の日常は平和で穏やかです。
 この当たり前だと思っていた「平和」が過去の大きな犠牲があったからだということをはっきりと自覚したのは,小学六年生の時に予科練平和記念館を訪れ,戦争学習を経験した時です。
 そして昨年の学習合宿でも予科練で学ぶ機会がありました。この時は,事前に戦争映画を二作品鑑賞してからの訪問でした。人間魚雷として敵の艦隊に飛び込んで行く若い兵士たちの話,「出口のない海。」もう一つは,特攻隊として自らの命を散らすことを選んだ一人の兵士の物語,「永遠のゼロ。」どちらも,家族や大切な人のために命をささげた人の話です。
 特攻隊に選ばれた人のほとんどは,今の僕といくつも年の変わらない若者だったそうです。夢や希望に満ちた未来ある若者たちは,どんな気持ちで死を覚悟することができたのでしょうか。いや,そもそも覚悟などできていたのでしょうか。戦争シーンの映像を見たり,体験談を聞くことだけでも怖い,と僕は感じました。目をそむけたくなりました。でも「怖い」を知ることは,戦争の恐ろしさを知る上で必要なことだと思い直しました。この事実と向き合ってこそ,平和を願う気持ちを強く持つことができるのではないでしょうか。実際に僕は,展示の遺品を目にして切なくなりました。皆で盛り上がりながら運動をしている,何とも言えない笑みを浮かべながら食べ物を運んでいる写真を見て,過こくな時代を生きていても笑える強さを持っていたのだと知りました。
 更に,体験談を聞き,戦争の苦しみと悲しみが僕の中で大きくふくらみました。今の平和な時代を生きている僕が見上げる空と,予科練生が見ていた空は,同じに美しい青空だったに違いありません。だからこそ,戦闘機から空を見ることになるような世の中にしてはいけないと強く思いました。

 予科練訪問から数日たったある日,母が一枚の写真を見せてくれました。セピアカラーの中に軍服を着た男の人が写っていました。ひいおじいさんだと教えられました。笑顔ではないその写真を見た時,僕の胸は痛みました。同時に,日本に平和がおとずれることを信じ守るための行動をしてくれたことに感謝の心を持たずにはいられませんでした。
 幸せな日常をつないでもらった僕達は,戦争は過ぎたことだと楽観視することなく,あってはならないことだと後世に伝えていかなくてはならないと思います。今も昔も変わらない美しい青空を,つないでもらった平和を守るために。平和を願わない人などいないと信じ続けながら。

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