平成29年度「わたしたちの平和」作文コンクール

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最終更新日:2017年7月21日 ページID:018064

コンクールの概要

子どもたちが平和への関心を高めて,平和な社会・まちづくりについて考えることを目的として,「わたしたちの平和」作文コンクールを開催しました。

  • テーマ:平和について私が思うこと・主張したいこと
  • 対象:市内の小中学校に通う小学5年生から中学3年生まで
  • 応募総数:9,928点
  • 表彰:最優秀賞 小学生1人・中学生1人,優秀賞 小学生4人・中学生6人,佳作 小学生5人・中学生8人  計25人

審査結果

最優秀賞
学年 学校名 氏名(敬称略)
小学6年生 稲荷第一小学校 水野 光貴
中学2年生 見川中学校 渡野邉 綾音
優秀賞
学年 学校名 氏名(敬称略)
小学5年生 三の丸小学校 西垣 春佳
小学5年生 稲荷第一小学校 大場 優衣
小学6年生 渡里小学校 阿久津 紗良
小学6年生 国田義務教育学校 白田 愛莉
中学1年生 千波中学校 横田 和佳
中学1年生 茨城中学校 川又 弘聖
中学2年生 赤塚中学校 石﨑 綾奈
中学2年生 茨城大学教育学部附属中学校 笹島 一太
中学3年生 茨城大学教育学部附属中学校 間宮 小遥
中学3年生 智学館中等教育学校 吉田 茉緒
佳作
学年 学校名 氏名(敬称略)
小学5年生 上大野小学校 薗部 向葵
小学5年生 吉田小学校 星 純羽
小学5年生 堀原小学校 遊佐 光
小学6年生 双葉台小学校 田口 亜紗美
小学6年生 茨城大学教育学部附属小学校 酒井 紗綾
中学1年生 第一中学校 髙橋 優奈
中学1年生 緑岡中学校 新井 涼花
中学1年生  常澄中学校  臼井 詩織
中学2年生 茨城大学教育学部附属中学校  冨永 いまり
中学2年生 水戸英宏中学校 石井 嘉人
中学3年生 緑岡中学校 鈴木 健司
中学3年生 緑岡中学校 永田 友帆
中学3年生 赤塚中学校 大田 雪菜

  平和式典写真

平和への一歩

稲荷第一小学校 6年 水野 光貴 さん 

 

 ある日,ビンに入ったラムネを飲んだ。とてもおいしくて,全部飲んでしまったが,ビンの中にビー玉が残った。きらきら光るビー玉がほしくて,取ろうとしたが取れず,小さいころ持っていたことを思い出して引き出しの中を探した。祖母がビー玉の遊び方を教えてくれて,久しぶりにみんなで楽しんだ。その数日後の夜,偶然,テレビでビー玉を見た。しかし,それは傷つき土にまみれた悲しげなビー玉だった。広島の平和公園で行われている発くつ作業で出てきた物だったのだ。その他にも,たくさんの日用品が出てきているという。炭になったしゃもじや,割れた茶わんなどだ。それらの物は,広島で原爆が落とされる前,そこにはたくさんの人々の生活があったことを伝えていた。ぼくのようにビー玉で遊ぶ子どもたちがたくさんいて,たくさんの笑顔があったのだろう。それが,一つの原子爆弾で,一しゅんにして消えてしまったのだ。

 「人の命をうばってはいけない。人を傷つけてはいけない。」だれもが知っていることだ。それなのに,戦争で人の命をうばったり,傷つけたりしても罪にならないのはなぜなのだろう。命をうばい合う戦争って何なのだろう。ぼくは,平和について考える時,いつもこの疑問にぶつかる。みんな戦争がいけないことはわかっているのに,今も戦争はなくならない。それどころか,最近は,新たな戦争がおこるのではないかと思うようなニュースが多く流れる。

 人の命,生活をうばう戦争をなくしていくためにできることは何だろう。

 ぼくは,戦争がうばうものを忘れないことと,話し合ってお互いを認める努力をすることだと思う。それは簡単なことではないだろう。しかし,あきらめたら何も変わらない。

 ぼくは,時々,兄といっしょに水戸市平和記念館を訪れたり,広島での原爆の話をうかがったりする。そして,自分が体験したことのない戦争を知り,今の平和な日常を守っていくことの大切さを感じる。また,小さなけんかをした時は,大きなけんかにならないように,相手の話を聞く努力をしようと思う。この努力のけい続が,平和への一歩になることを信じて。 

平和大使として考える 

見川中学校 2年 渡野邉 綾音 さん

  去年の7月,私は平成27年度の平和大使として,「2016ピースアクションinいばらき」に参加しました。初めに,林家三平さんの「出征祝」という戦時中らしい落語の披露がありました。オチが酒の二升と戦争で二勝するのをかけていて,当時はすごく気を使った落語をしていたのだと思いました。その後パネルディスカッションにパネラーとして参加させていただきました。そこには,被爆体験をされた茂木貞夫さん,映画「サクラ花」の松村克弥監督,出演者の2名,平和大使の6名の全部で10名で被爆体験,映画の話や,平和大使の活動を通して感じたことをディスカッションしました。私は昔の話も大事だし,これからの未来も大事だと強く思いました。なぜならば,この一瞬の選択というボタンの掛け違いによって将来,大惨事になる可能性があるからです。

 その後,

 「どうしよう。観られないかもしれない。」

と感じました。パネルディスカッションの後に,「サクラ花」の映画の上映があったのです。内容が特攻隊の話で,戦闘シーンもあり観ることが怖かったのですが,監督や出演者の方々の映画に対する思いや,戦闘機「桜花」に乗った体験者の話に基づいていると知ったので,怖いシーンも観なければいけないと思い,恐る恐る観ることを決意しました。

 しかし,開始数十分で戦闘シーンに入り,それまで普通に話していた兵士が大音量と共に,敵の銃撃により,一瞬で大量の出血を伴いながら亡くなりました。私は怖くて映画を観ることができず,目を瞑ってしまいました。しかし,映画が進むにつれて,不思議と戦闘シーンに慣れている自分に気づき,驚きました。

 この体験から,平和な現在では当たり前でない「戦闘」や「流血」,「敵の攻撃」などが当時は当たり前で,「国のために勝つ」一心で,人の命は二の次になって戦っている日本国民の姿が想像できました。

 この作文を書いている5月3日は憲法記念日です。第二次世界大戦後の昭和22年の今日,施行された「日本国憲法」は,戦争の放棄,戦力の不保持,交戦権の否認という平和主義を定めています。しかし,首相は今日のビデオメッセージで2020年に改憲施行目標を掲げ,9条に自衛隊を明記しようとしています。これが将来正しかったのか間違っているのか今の私には分かりません。

 現在,選挙権は18歳以上に与えられています。残念なことに,改憲が施行されるまで,私は選挙に行って投票することができません。つまり,その改憲を受け継いでいくのは私たち若い人なのに,私の意見を主張することができないのです。

 人の心や体,そして,世の中を変えてしまう「戦争」は絶対にいけないことだと思います。ですが,平和主義をとなえたところで他国が日本を攻めてこないという保証もありません。これまでは,日本はお金で解決してきました。しかし,これからは,人道支援をはじめとする援助の要請が世界的に叫ばれています。そこで,実際に様々な被害に遭うのは若い人たちが中心になります。「サクラ花」で戦闘機に乗ったのは,17歳の私の年に近い,選挙権を持たない少年でした。私はこれから,世の中のことや新聞,ニュースに耳や目を傾けながら,平和についてより一層選択を間違えないように考えていきたいと思います。また,平和大使として経験し,知ることが出来たことを周りに伝えていこうと思います。

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