現在、子宮頸がん予防ワクチンの接種を積極的にはお勧めしていません

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最終更新日:2018年11月12日 ページID:012558

平成25年6月14日、厚生労働省からの通知があり、子宮頸がん予防ワクチンの接種については、積極的にはお勧めしないことになりました。

国の副反応検討部会において、子宮頸がん予防ワクチンとの因果関係を否定できない持続的な痛み等を訴える副反応が報告されていることから、同副反応の発生頻度等がより明らかになり、適切な情報提供ができるまでの間、積極的に接種をお勧めしないこととされました。

なお、ご希望の方は今までどおり定期接種として受けることができますので、厚生労働省作成リーフレット(添付ファイル参照)をお読みになり、ワクチンの有効性と副反応が起こるリスクを十分に理解した上で受けるようにしてください。 

子宮頸がんと発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)

子宮頸がんは,子宮の頸部(入り口)にできるがんで,20~30代で急増し,日本では年間約15,000人の女性が発症していると報告されています。子宮頸がんは,初期の段階では自覚症状がほとんどないため,しばしば発見が遅れてしまいます。

子宮頸がんは,発がん性ヒトパピローマウイルスの感染が主な原因で引き起こされる病気です。このウイルスは,多くの女性が一生のうちに一度は感染するウイルスで,感染しても免疫力によって体から自然に排除されますが,この機能がうまく働かずにウイルスが子宮頸部に残り,感染した状態が長い間続くと子宮頸がんを発症することがあります。

子宮頸がん予防ワクチン

発がん性ヒトパピローマウイルスは,15種類ほどの型があり,その中で子宮頸がんの原因となることが多いのは,16型と18型の2つの型です。

現在,子宮頸がん予防ワクチンは,次の2種類あり,いずれも子宮頸がん及びその前がん病変(がんの手前の異常な細胞の状態)の発症に関係している発がん性ヒトパピローマウイルス16型と18型の感染を予防するワクチンです。

どちらかのワクチンを選択し,お受けください。

ワクチン名

接種により感染を防ぐHPVの型

標準的な接種間隔と回数

やむを得ず変更が必要な場合の接種間隔と回数

サーバリックス

HPV16型,HPV 18型

【1回目】1回接種

【2回目】1回接種(1回目の接種から1か月の間隔

【3回目】1回接種(1回目の接種から6か月の間隔)

【1回目】1回接種

【2回目】1回接種(1回目の接種から

1か月から2か月半までの間隔)

【3回目】1回接種(1回目の接種から

5か月から12か月の間隔)

ガーダシル

HPV16型,HPV18型,

※HPV 6型, HPV11型

【1回目】1回接種

【2回目】1回接種(1回目の接種から2か月の間隔

【3回目】1回接種(1回目の接種から6か月の間隔)

【1回目】1回接種

【2回目】1回接種(1回目の接種から

1か月以上の間隔)

【3回目】1回接種(2回目の接種から3か月以上の間隔)

※「ガーダシル」については,HPV6型,11型にも予防効果があり,尖圭コンジローマ(直径1~3ミリ前後の良性のイボが性器や肛門のまわりにできる病気)などの発症を予防します。

注)十分な予防効果を得るため,必ず同じ種類のワクチンを3回接種することが必要です。

積極的な接種勧奨の差し控えにより,定められている接種間隔を超えてしまった場合等の対応については,厚生労働省の方針が決定次第,ホームページ等でお知らせします。

対象者

対 象 者

標準的な接種年齢

小学6年生~高校1年生に相当する年齢の女子

中学1年生の女子

個人負担

なし                   

子宮頸がんワクチンの主な副反応

副反応の頻度

サーバリックス

ガーダシル

頻度10%以上

かゆみ,注射部分の痛み・赤み・腫れ,胃腸症状(吐き気,嘔吐,下痢,腹痛等)筋肉の痛み,関節の痛み,頭痛,疲労

注射部位の痛み・赤み・腫れ

頻度1~10%未満

発疹,じんましん,注射部分のしこり,

めまい,発熱,上気道感染

発熱,注射部位のかゆみ・出血・不快感,

頭痛

頻度1%未満

注射部分のピリピリ感・ムズムズ感,

しびれ感,全身脱力

注射部位のしこり,手足の痛み,筋肉が

硬くなる,下痢,腹痛,白血球数増加

頻度不明

四肢の痛み,失神・血管迷走神経反応

(ふらふら感,血圧低下,悪寒等)他

無力症,寒気,疲れ,だるさ,血腫,

気を失う,関節の痛み,筋肉痛,嘔吐他

重い副反応として,まれに,アナフィラキシー様症状(血管浮腫,じんましん,呼吸困難等),ギラン・バレー症候群,血小板減少性紫斑病(紫斑,鼻出血,口腔粘膜の出血等),急性散在性脳脊髄炎(ADEM)等が報告されています。                                                                                         

接種を受けることができない方

1 明らかに発熱を呈している方(体温が37.5度を超える場合)

2 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方

3 このワクチンの成分によってアナフィラキシー(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応のこと)を呈したことがある方

4 その他,不適当な状態と医師に診断された方

接種を受ける際に,医師とよく相談しなくてはならない方

1 血小板が少ない方や出血しやすい方

2 心臓血管系疾患,腎臓疾患,肝臓疾患,血液疾患,発育障害等の基礎疾患を有する方

3 予防接種で接種後2日以内に発熱のみられた方及び全身性発疹等のアレルギーを疑う症状を呈したことがある方

4 過去にけいれんの既往のある方

5 過去に免疫不全の診断がなされている方及び近親者に先天性免疫不全症の方がいる方

6 妊娠あるいは妊娠している可能性のある方(3回の接種期間中を含む)

注)3回の接種の途中で妊娠した場合には,妊娠終了まで延期することが望ましいです。                                   

予防接種を受けた後の注意

1 失神による転倒を避けるため,接種後30分程度は体重を預けることのできる背もたれのあるソファーに座るなどして様子をみるようにしてください。

2 接種後に高熱やけいれんなどの異常が出現した場合は,速やかに医師の診察を受けてください。

3 入浴は差し支えありませんが,注射した部位はこすらないようにしてください。

4 接種当日は,激しい運動は避けてください。

5 接種後1週間は体調に注意しましょう。また,接種後,腫れが目立つときなどは医師にご相談ください。

健康被害救済制度について

子宮頸がん予防ワクチンの接種によって引き起こされた副反応により,医療機関での治療が必要になったり,生活に支障がでるような障害を残すなどの健康被害が生じた場合には,予防接種法に基づく補償を受けることができます。

ただし,その健康被害が予防接種によって引き起こされたものか,別の要因によるものなのかの因果関係を,予防接種・感染症医療・法律等,各分野の専門家からなる国の審査会にて審議し,予防接種によるものと認定された場合に補償を受けることができます。

給付申請の必要が生じた場合には,医師又は保健センターへご連絡ください。

お問い合わせ先

保健センター
電話番号:029-243-7311 /ファクス:029-244-0157

〒311-4141 茨城県水戸市赤塚1-1 ミオス1階
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