インターンシップ実習体験記(法政大学・仁平愛里さん)

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最終更新日:2017年8月8日 ページID:018097

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インターンシップ実習のきっかけ

 高校時代は水戸城跡の情緒ある景観の中を通学していました。また、幼い頃から祖父母や妹と「水戸黄門まつり」に行くことが毎年恒例で、私にとって水戸は特別な街です。
 以前、「水戸の梅まつり」で書道パフォーマンスを行ったことをきっかけに、水戸の街の良さを市外、県外の方のみならず、地域の方にも広く周知したいと考えるようになりました。大学進学と同時に上京してからは、東京都三鷹市の国際交流協会の学生ボランティアとして、市民と外国籍の方々、地域をつなぐイベントの企画運営に携わっています。この活動を通して、今度は地元の方々と地域の橋渡しになりたいとの思いが一層強まりました。
 3年生になり、今後の就職を考えるにあたり、改めて水戸の良さを見つめ直しました。そこで、水戸市の魅力発信と市民との関わりについて知見を広げるため、インターンシップを希望しました。

インターンシップ実習先について

実習先

水戸市市長公室みとの魅力発信課

実習期間

平成29年8月1日(火)から7日(月)まで

インターンシップ実習体験レポート

1日目(8月1日)

ロケ地見学

 みとの魅力発信課の業務の一つにフィルムコミッションがあります。フィルムコミッションとは、映画やドラマ等の撮影を水戸市に誘致したり、支援したりすることです。水戸市では、公共施設等を使った撮影が多く行われており、この日は、その中でも特徴的な三つの施設を見学しました。

水戸市立西部図書館

 中世ヨーロッパを思わせるドーム型が特徴的な建物です。館内に入ると円形に合わせて特別に作られた書架が広がり、独特な雰囲気を感じられます。ここでロケが行われた作品の1つに映画『図書館戦争』があります。館内には作品中に登場するセットが一部残されており、この映画を鑑賞したことがある私にとっては、映画の世界観を感じることができる空間でした。

西部図書館

芦山浄水場

 昭和7年から平成5年までの約60年間稼働した水戸市初の浄水場です。重厚な昭和初期の近代建築と浄水場ならではの機器類が、さまざまなロケに人気です。建物の内部に足を踏み入れると、その独特な構造と雰囲気に、実際に使われていた時代の景色が想像され、圧倒的な迫力を感じました。

芦山浄水場2  芦山浄水場1

七ツ洞公園

 大小五つの池と、その池を支える五つのダムや周辺の森からなり、その豊かな自然環境を生かして設計された、本格的な英国風形式庭園です。まるで風景画のような異国情緒のある景観が、神秘的な雰囲気の撮影に適しています。また、英国郊外の庭園のような「秘密の花苑」にはイングリッシュローズが咲き誇り、優雅な雰囲気を感じさせます。

七ツ洞公園

2日目(8月2日)

「広報みと」の校正

 みとの魅力発信課では、毎月1日と15日に発行している「広報みと」を作成しています。この日は、8月15日号の再校の校正会議に参加しました。職員の方は、言葉の表現の微妙な違いから細かいフォーマットの調整まで、「より見やすく、わかりやすく」を追求し、みんなで話し合いをしながら、校正を進めていきます。中には指摘があっても、私にはその違いを判別できないような修正点もありました。しかし、この細部にまで校正が行き届いた広報紙だからこそ、市民の方々にとって親しみやすい、明解で読みやすいものになるのだと感じました。
 会議後、専用ソフトを用いて、指摘のあった箇所の修正作業を行いました。

再校

3日目(8月3日)

「ミック・イタヤとすずも提灯展」の取材

 水戸市では日々、様々なイベントが開催されています。みとの魅力発信課では、市が主体となって運営するイベントだけでなく、市で行われる幅広いイベントを積極的に取り上げ、SNS等で発信しています。この日は、「ミック・イタヤとすずも提灯展」を取材し、FacebookTwitterで開催中のお知らせを投稿しました。
 近年、SNS利用者が増加し、多くの人が自分の伝えたい情報を発信すること、知りたい情報を入手することが簡単にできるようになりました。私も普段何気なくSNSを使っていましたが、市の立場から情報発信を体験し気づいたことがあります。それは、情報の受け手側の目線に立ち、どのように伝えたらわかりやすいのか、魅力的に映るのかを考え、情報を発信することの大切さと難しさです。これは、日頃のコミュニケーションにおいても通ずる重要な点だと考えます。
 社会人としてスタートする前に、今回の経験を通じて成長できるよう、今後意識して生活していきたいです。

水府提灯2  水府提灯1

4日目(8月4日)

「第57回水戸黄門まつり花火大会」のライブ中継

 「第57回水戸黄門まつり」の1日目。千波湖で花火大会が行われました。みとの魅力発信課では、花火大会をより多くの人に楽しんでもらおうと、その様子をYouTubeでライブ中継しています。私は、ライブ配信中にたくさんの方から寄せられるコメントへの返信や、FacebookやTwitterを用いて会場の様子をレポートしました。
 「花火が始まったら、一人一現場だから」との職員の方からのお言葉に、実習生であることにかかわらず、今日はこのライブ配信チームの一員として、自覚と責任を持って花火中継を成功させたいと、必死に働きました。このように、実務に近い経験をできるインターンシップはそう多くないと思います。また、花火大会のライブ配信をインターネットを通じて行っている自治体は非常に珍しく、大変貴重でとても充実感のある経験をすることができました。

千波湖花火大会2  千波湖3

5日目(8月5日)

「第57回水戸黄門まつり」の取材

 「第57回水戸黄門まつり」の2日目。「水戸黄門パレード」や「市民カーニバル in MITO」が盛大に行われました。この日は、水戸黄門まつりの魅力をたくさんの人に伝えられるよう、まつりの様子を写真とともにSNS等で随時発信しました。
 みとの魅力発信課の職員の方々は、皆さん写真撮影のプロです。私は、デジタル一眼レフカメラを扱うのは初めてでしたが、さまざまなアドバイスをいただきながら撮影しました。人を惹きつけるような写真を撮るのは本当に難しいです。また、画像や動画があふれる近年の情報化社会の中で、多くの人に興味を持ってもらうには、工夫が必要です。みとの魅力発信課では、周囲の様子を360度撮影することができるカメラを用いた撮影と、情報発信を行っています。こうした、時代のニーズに合わせた広報活動もあることに驚きましたが、実際にSNS等での情報発信を体験してみて、その重要性を実感しました。

ぎこちないカメラマン 梅大使

6日目(8月6日)

「第57回水戸黄門まつり」の取材

 「第57回水戸黄門まつり」の3日目。この日は山車巡行や神輿渡御が行われ、水戸の街が迫力ある雰囲気に包まれました。前日同様、写真撮影とSNS等での情報発信を行いました。
 現場では指示を受けて動くばかりではありません。初めてで要領がつかめていなくても、自分で考え、勇気を持って動くことが求められます。不安もありましたが、主体的に行動するからこそ見えてくる、まつりに参加する人たちの表情や景色があると感じました。

こども神輿    山車

仁平

インターンシップ実習を終えて 

 「例えば、台湾からの旅行者向けに水戸の観光案内のパンフレットを作成するとき、実際に水戸在住の台湾出身の方におすすめスポットを紹介してもらうと、より相手の目線に立った説得力のある情報を伝えることができる、つまり外部視点が大切。」
 これは、1日目の業務内容説明の際に、教えていただいたことです。一見当たり前のことのようにも思えますが、7日間の実習の中で、広報紙の校正や、水戸市で行われているイベントの情報をSNS等で発信するなど、さまざまな広報活動を体験し、その情報の受け手側に立って伝えることは想像以上に難しく、重要であると実感しました。この記事を書いている今も、どのようなことを伝えたら、読んでくださる方が喜ぶだろうかと、あれこれ考えながら文字を綴っています。以前の私だとしたら、自分の伝えたいことを相手の知りたいこととして伝えていたかもしれません。しかし今は、相手の知りたいことを自分の伝えたいこととして伝えたいです。
 そしてこのような視点は広報活動のみならず、普段の行動や言動においても大切だと思います。つまり、自分がどう行動すれば、相手にとって親切になるだろうか、自分がどう発言すれば、相手がわかりやすいだろうかを考えて動くことです。これはみとの魅力発信課の皆さんと7日間過ごす中で、学んだことの一つであり、私の目標の一つです。具体的には、円滑なコミュニケーションをとれるよう意識し、周囲の状況も合わせて総括的に物事を考えられるよう、成長していきたいと思います。

お問い合わせ先

人事課
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