水戸市と徳川ミュージアムとの共働事業について

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最終更新日:2014年5月20日 ページID:013626

 

「開校・彰考館」プロジェクト水戸德川家関連史料調査・活用事業

 

1 事業の概要                                 

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事業概要 

 平成25年度から、水戸市と徳川ミュージアムとの共働事業として「開校・彰考館」プロジェクト水戸德川家関連史料調査・活用事業がスタートしました。
 この事業は、徳川ミュージアムが所蔵する水戸徳川家関連史料を調査し、その調査成果を市立図書館・博物館、小・中学校などでの巡回パネル展や出張講座などを通して、公開・活用するものです。また、シンポジウムやホームページを通して、新たな水戸の魅力として全国に発信していきます。
 平成25年度は、大型図面類を中心に、史料41点の撮影を行い、すでにデジタル化されている史料も含め、約300点のデータベース化を行いました。データベースは、徳川ミュージアムのホームページから閲覧できます。
 なお、この事業は、「地域と共働した美術館・歴史博物館創造活動支援事業」として文化庁の助成を受けて実施したものです。

 

 計画フロー

 事業イメージ(公益財団法人徳川ミュージアム作成)

 2 専門委員・儒学研究者による調査                     

専門委員会調査風景  専門委員調査風景2

(写真左:鈴木暎一先生,鈴木一義先生による「景山奇方集」の調査風景
写真右:大石学先生による「常陸國水戸城絵圖」の調査風景)

儒学研究調査風景  大型図面撮影

 (写真左:中国・台湾から招いた儒学研究者らによる調査風景
写真右:大型図面の分割撮影の様子)

 

3 事業成果の公開                              

⑴ 儒学関係シンポジウム

 海外から招いた研究者らによる、朱舜水に関する史料の調査結果を報告しました。
 1.平成25年9月5日(木) 徳川ミュージアム(水戸市)にて開催。
 2.平成25年9月7日(土) 湯島聖堂(東京都世田谷区)にて開催。

 シンポジウム  シンポジウム2
 (写真左:徳川ミュージアム(水戸)で実施したシンポジウム
写真右:湯島聖堂(東京)で実施したシンポジウム)

 

⑵ 小中学校・図書館・博物館巡回パネル展と出前講座

 「密着!お殿様の暮らし」と題し,水戸德川家の歴史や生活についてまとめたパネルを作成し,水戸市内の小中学校及び市立図書館,市立博物館において巡回展を行いました。
 パネルには新発見史料も登場し,水戸市の公式マスコットキャラクター“みとちゃん”が分かりやすく解説をしています。

学校・図書館・博物館を対象に、パネルの貸出しを行います。授業等での使用や、校内展示などを希望される場合は、ページ末の連絡先まで御相談ください。(数に限りがあります。)

※全6枚,A1サイズ,壁掛用フック付

 パネル展  大日本史
(写真:パネルを活用したボランティアスタッフによる出前講座
写真右:大日本史(レプリカ)をさわってみよう)

パネル 

 (写真:展示パネル 水戸のお殿様のファッションやグルメ事情を楽しく紹介)

 

⑶ 広報みとに特集記事の掲載

  ページ末より,PDFデータをダウンロードして御覧いただけます。

広報みと   ※画像をクリックしても詳細が見られます。  

 

4 新発見史料                              

 事業の調査を進めていく中で、新史料の発見がありました。

⑴ 魯王勅書(ろおうちょくしょ)

 承応3(1654)年に、南明の魯王(1618~62年)が、朱舜水(1600~82年)に宛てた勅書で、海外から研究者を招き、儒学関係史料の調査を行った際に発見されました。
 魯王は、この勅書で、朱舜水に向けて、「いまだ国家再建の望みは失われてはいないので、帰国するように」と呼びかけています。朱舜水に関する史料は中国にはほぼ残存せず、勅書の発見は、中国・台湾においても大きな衝撃を与えました。
 ※朱舜水…二代藩主光圀公が、学問の師として明から招いた高名な儒学者。
 ※南明…中国・明朝滅亡の後、江南各地で、清朝に対抗して建てられた政権。

 

⑵ 小石川後楽園圖(こいしかわこうらくえんず)

 水戸德川家の江戸上屋敷内に造られた庭園・小石川後楽園の絵図面です。水戸藩の御用絵師・山内勝春によって、樹木や庭師に至るまで、緻密に描かれています。
 江戸時代の小石川後楽園を描いた史料は数点しかなく、当時のすがたを詳細に知ることができる貴重な史料です。

 魯王勅書  小石川後楽園図

(写真左:魯王勅書  写真右:小石川後楽園圖(部分)
ともに公益財団法人徳川ミュージアム所蔵)

 

⑶ 常陸國水戸城絵圖(ひたちのくにみとじょうえず)

 水戸藩の藩校である弘道館の建設に関わる水戸城の図面で、天保11(1840)年に水戸藩の家老から、幕府老中に宛てて提出されたものです。
 当時、城の改修には、事前に幕府から許可を得る必要がありました。それはたとえ御三家であっても例外ではなかったことが分かります。本図は、九代藩主斉昭公の手元に残った控えです。

 

⑷ 諸物會要(しょぶつかいよう)第15巻

 諸物會要は、水戸藩9代藩主斉昭公が編さんした、全29巻にも及ぶ百科事典です。天文、地理、植物、動物、外国情報など様々な記録やスケッチが収められています。
 今回、諸物會要の中に、12代将軍徳川家慶公の将軍就任を祝う能の会に御三家の当主が招かれた際の祝いの膳が描かれていることが明らかになりました。この膳は、家慶公と御三家だけに出された特別なもので、当時の料理の内容だけでなく、器や盛り付けに至るまで詳細に描かれています。

 水戸城絵図  諸物會要

 (写真左:常陸國水戸城絵圖  写真右:諸物會要
ともに公益財団法人徳川ミュージアム所蔵)

     

リンク 徳川ミュージアムホームページ  

URL→ http://tokugawa.gr.jp/


リンク 水戸市立図書館

URL→http://www.library-mito.jp/

  

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