記者懇話会要旨(平成30年4月)

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最終更新日:2018年4月26日 ページID:019059

記者会見での発言内容を要約したものです。(みとの魅力発信課作成)
日時:平成30年4月17日(火曜日)、午後1時30~3時00分

市長挨拶 

日頃から,本市の情報発信や行政運営全般にわたって御協力いただき,心から感謝を申し上げます。今回は,平成30年度を迎えての,初めての記者懇話会となります。

昨年度の主要なイベントを振り返ると,「水戸まちなかフェスティバル」は開催6回目で来場者数が10万人を突破しました。水戸市のビッグイベントに成長したと感じています。また,「水戸黄門漫遊マラソン」は,悪天候にもかかわらず,市民のボランティアをはじめとする関係者の皆様のご協力により,つつがなく開催することができ,RUNNNET(ランネット)という,ランナー向けのサイトでは,90点以上の点数をいただいたほか,『全国ランニング大会100撰』にも選ばれるなど,高い評価を得ることができました。これもボランティアの皆さんや,沿道で応援をしてくださった皆さん,大会を支えてくださった皆さんのおかげであると感じています。4月16日に実行委員会を開催し,今年は10月28日(日)に開催することとなりました。引き続き,おもてなしの心あふれる大会となるよう努め,地域経済の活性化とあわせ,市民が一体となるような雰囲気の醸成を,この大会から導き出していきたいと思います。

一方で,先月まで開催していた「水戸の梅まつり」は,昨年よりも梅の開花が遅かった上に,桜の開花は逆に例年になく早かったこともあって,苦戦を強いられました。しかし,昨年に続いて,徳川ミュージアムやJR東日本等にもご協力いただいたアニメ「刀剣乱舞-花丸-」とのコラボイベントなどの新しい取組や,様々なPR活動,情報発信により,減少幅は最小限に抑えることができ,50万人を超える観光客の方に来ていただくことができました。その他にも多くのイベントが開催され,交流人口の獲得について成果が上がってきており,私が目指す「まちの個性と魅力を高めながら,訪れてみたい選ばれるまちづくり」を着実に進めることができていることを感じています。改めて,おもてなしの力を発揮していただいている市民の皆様,そして,情報発信にご協力いただいている報道関係者の皆様にも,御礼と感謝を申し上げたいと思います。    

市政運営全般についても,「水戸市第6次総合計画‐みと魁プラン‐」を基本に,地方創生や県央地域定住自立圏の取組をはじめ,中核市への移行や茨城国体の開催などの準備が進められたほか,あわせて,本市の大型事業となる4大プロジェクトの推進はもとより,幅広い分野において,市民負担の軽減を図りながら,着実に市民福祉を向上させることができたものと自負しております。特に,国民健康保険税については,本年度,制度が変わり,県が運営者となりました。また,介護保険料について,昨年度,第7期の事業計画を策定しました。いずれも料金の改定をすることなく,新年度を迎えることができました。これはやはり,市民の皆さんのご協力のもと,医療費や介護費の抑制等に努めるとともに,財政を健全に運営してきた結果だと感じております。

今後も,民と官が一体となって,介護予防や健康づくりなどの施策を行い,できる限り,市民の負担が増大しないように努めてまいります。今年度予算は,「市民の命と健康を守り,人を育む予算」として位置付けており,保育関連や医療提供体制の充実,就学前児童の教育に重点的に力を入れるとともに,引き続き,「みと魁プラン」を着実に実行し,市民との約束となる公約の実現,4つの重点プロジェクトで掲げた目標を達成できるよう,全庁一丸となって取り組んでまいります。

さて,これから水戸市内で開催されるイベント等の内,上半期に行われるものを中心にPRをさせていただきますが,この懇話会は,市政記者クラブの皆さんから,市政に対する要望などをいただく,意見交換の機会でもあります。忌憚のないご意見もいただければと思いますのでよろしくお願いします。

【明治維新150年記念事業について】

本年は,日本が近代国家を形成していく中で歴史の転換点となった明治改元から150年の節目の年となります。明治維新に至る歴史において,大きな役割を果たした水戸の先人たちの足跡や精神を学び,親しむことにより,市民の郷土愛の醸成を図るとともに,水戸の魅力を広く発信し,本市のさらなる発展につなげていく好機としたいと考えています。昨年度においては,記念事業として,幕末維新をテーマとした「水戸再発見リレー講座」や近世の教育の魅力を紹介する「世界遺産登録推進連続講座」などを開催したほか,1月には,弘道館・水戸城跡周辺地区における道路愛称名の変更や,明治維新150年の幕開けを飾るイベントとして「維新の光は水戸から昇るin弘道館」を実施したところです。

今年度においても,様々な記念事業を積極的に展開してまいります。具体的な事業としては,新たな水戸城の模型や歴史アニメーションの制作,記念シンポジウムの開催など,多彩な事業を予定しております。
あわせて,昨年から進めております水戸城大手門復元事業を,来年9月の完成に向けて,引き続き,推進してまいります。さらには,民間団体においても,各種の取組が行われており,先月,「光圀伝」大河ドラマ化推進協議会による記念講演会が実施されたほか,現在,公益財団法人徳川ミュージアムにおいて「水戸徳川家の名宝展」が開催されています。

今後も,多様な記念事業が予定されているところです。引き続き,市民一人ひとりの意識醸成が図られるよう,市民や事業者等と連携し,積極的に記念事業を展開していきます。

「いきいき茨城ゆめ国体・いきいき茨城ゆめ大会競技別リハーサル大会の開催について」について

45年ぶりの開催となる「いきいき茨城ゆめ国体・いきいき茨城ゆめ大会」が,いよいよ来年となりました。

水戸市で開催予定の11競技の内,今年度は6競技をリハーサル大会として行うこととしており,上半期では,その内4競技を実施します。はじめに,6月2日(土)・3日(日)の2日間にわたり,弓道競技リハーサル大会として,「第65回全日本勤労者弓道選手権大会」を堀原運動公園武道館で開催します。本大会は,同一の企業や官公庁に所属する者でチームを構成し,日本一を決定するもので,約100チーム,300人の方が参加する予定です。大会期間中は,競技団体と連携して,どなたでも参加できる「弓道体験コーナー」を設置し,競技の普及促進につなげていきたいと考えています。

次に,8月7日(火)から4日間にわたり,バスケットボール競技リハーサル大会として,「第48回女子全日本教員バスケットボール選手権大会」を青柳公園市民体育館において開催します。その後も,8月24日(金)から26日(日)に,ラグビーフットボールの「第73回国民体育大会関東ブロック大会」,9月24日(月)から27日(木)に,「第71回秋季関東地区高等学校野球茨城県大会」を開催します。リハーサル大会とはいえ,各大会は,全国規模等の大会を誘致しての開催となります。全国のトップレベルのプレーをぜひ多くの方に観ていただきたいと思います。また,今年度に行われるリハーサル大会全体では,約2,300人の選手が参加するほか,競技団体,ボランティア,市職員などが,延べ約3,800人で運営に当たる予定となっております。

本番に近い状況で運営を体験することで運営能力の向上を図るとともに,全国から多くの方が水戸を訪れますので,市のPRをする機会とも捉え,観光案内やグルメ紹介のリーフレットの配布など水戸の魅力を積極的に発信し,来年度の茨城国体への期待を高めていきたいと考えております。

45年前の前回大会が,市民一丸となった素晴らしい大会であったように,今大会も市民,関係機関・団体,企業,行政によるホスピタリティにあふれ,また市民にとっても思い出の多い,記憶に残る大会を目指してまいります。

【水戸市環境フェア2018(第17回世界湖沼会議サテライト会場 環境関連行事)について】

最後に,「水戸市環境フェア2018」をご紹介させていただきます。

環境問題は,一人ひとりが今日の環境問題に対して正しい知識を持ち,より良い行動をすることが必要です。そのためにも,本市としては,市民や事業者等に環境保全に対する意識の高揚を図っていただく契機として,事業者や環境保全団体,消費団体や行政が一体となって行う環境関連行事として平成28年より「環境フェア」を実施しています。

第3回目を迎える今回は,10月に開催される「第17回世界湖沼会議(いばらき霞ヶ浦2018)」のサテライト会場・環境関連行事と位置付け,例年より事業規模を拡大し,また,会場も県三の丸庁舎広場から日本の重要湿地に選定されている千波湖畔に移して,6月3日(日)に開催します。当日は,「未来の千波湖は?」をテーマとする学生と大人による千波湖に関する討論会や,各団体による千波湖に対する取組発表などのシンポジウムを行うとともに,テレビでも有名な東京海洋大学客員准教授の「さかなクン」をゲストに招いたクイズ形式のトークショーを開催します。

また,前日2日(土)の夜には,関連イベントとして,千波湖環境学習会の一環として,ホタルの観察会を行うとともに,さらに,2日(土)と3日(日)の両日には,水戸商工会議所が昨年に初めて開催し,非常に好評だったKAWADOKO(カワドコ)事業の一環として,「SENBAKO Café2018」を日中に開催いたします。その他,企業や団体が出展してのパネル展示やワークショップ,地産地消に係る飲食の販売を行うほか,ビオトープ体験や外来種フィッシング,競技用ボートの試乗体験等を行うなど,楽しみながら学べる企画を多数用意しています。

本イベントの活動成果は,国内外の研究者や行政,市民が集まる世界湖沼会議の湖沼セッション内で発表されることからも,千波湖をはじめとする水戸市の魅力を国内外に向け発信する絶好の機会と捉えております。昨年度の来場者(9,500人)を超える,1万人を来場目標としていますので,周知についてご協力をお願いします。

以上,今年度上半期の主な事業の概要について,簡単にご説明させていただきました。私の方からPRしたものや,今回資料として配布したもの以外にも,今年度も多種・多様なイベントが市内で実施されると思います。その都度,積極的に皆さんに情報提供させていただきたいと思いますので,市政記者クラブの皆様におかれましては,ぜひ水戸市の情報を積極的に発信していただきますようお願い申し上げます。

記者による質問

【記者】 市民センターにおいて,非常用発電機の盗難事件があったが,今後の対応策について伺いたい。

【市長】 4月16日に,堀原市民センターと石川市民センターの防災倉庫から,非常用発電機が1台ずつ盗まれていることが分かり,水戸警察署に被害届を提出しました。災害に備えるための発電機であることから,絶対になくなってはならないものであり,非常に遺憾に感じています。市民の皆様の迷惑にならないように,できる限り早く,代わりの発電機を補充したいと思います。対応策につきましては,発電機を配備している,各市民センターの防災倉庫の緊急点検を行うとともに,発電機の保管場所を防災倉庫から別の場所へ変更しました。また,水戸警察署にもご協力をいただき,夜間の巡回を強化していただいています。市民センターは,市民の身近な防災拠点ですので,しっかりと防犯対策を行ってまいります。
なお,市民に対する周知と,発電機を窃盗しようとする者が防災倉庫を壊すことがないように,各防災倉庫の扉に,「市内の市民センターにおいて,防災倉庫内の発電機が窃盗される事件が発生しました。このことから,発電機等の備品の保管場所を変更しました。問い合わせは市民センター所長までお声がけください。」と既に表示してあります。
防犯カメラの設置については担当課とともに検討していきたいと考えています。

【記者】 東海第二原子力発電所の再稼働について,地元自治体の事前了解権を認めた安全協定の締結を改めてどのように受け止めているか。

【市長】 福島第一原子力発電所事故の教訓から,東海第二発電所の安全対策については,立地自治体である東海村だけではなく,発電所から一定の距離に位置する自治体を「所在地域」と捉え,地域内の自治体が連携して各種課題に取り組んでいく必要があると考えています。
そのため,東海村を事務局に,水戸市をはじめとする発電所周辺の6自治体で「原子力所在地域首長懇談会」を立ち上げ,平成24年7月以降,数次にわたり,安全協定の見直しの要求を行ってきました。その結果,3月29日には,日本原電と安全協定の見直し等に関する合意が図られ,私どもが長年にわたって要求をしてきた,再稼働についての事前了解権をはじめとする権限を得ることができ,多くの市民を守る使命を持つ立場として,まずは,安心しているところです。新協定の締結はもとより,このたび,現行の安全協定も見直され,立地や隣接以外の自治体として,水戸市が新たに協定に加わることとなりました。
さらには,新協定により6市村が新たに同等に確保した権限の内容を,日本原電に確認書として明文化させることができました。このことは,福島第一原子力発電所の事故を見れば当然のこととはいえ,市民の安全確保に向けた大きな成果であると自負するところです。今後,水戸市としては,新たに得た権限に責任を持ち,東海第二発電所の安全性等をしっかりと見極めることのできる体制を構築することが,急務であると考えています。
そのため,今年度,原子力の安全対策に専門的に取り組む,「原子力安全対策係」を新設しました。さらには,発電所の安全性等を評価する有識者会議を設置することも決定したところです。今後,東海第二発電所に対する市民の関心は,一層高まっていくと認識しています。市民27万人の生命を守るため,引き続き,最大限の安全対策に取り組んでまいります。

【記者】 発電所の安全性等を評価する有識者会議と広域避難計画などについて,現時点でのスケジュールについて教えていただきたい。また,原子力安全対策係の役割について伺いたい。

【市長】 有識者会議については,現在メンバーの選定や規模について,他市村の状況を加味しながら,精査しているところであり,今年度の上半期には立ち上げていきたいと考えています。
原子力安全対策係を設置し,まず,力を入れていかなければならないのが,広域避難計画の策定です。受け入れ先となる自治体とは,避難方法や避難場所などの調整を進めており,今後も早期策定に向け努力していきたいと思います。    

【記者】 原子力規制委員会は,日本原子力発電に対して,対応が遅いと言っているが,そのことについてどう思うか。また,小泉元総理が水戸市内で原発ゼロ推進について講演したことについてどう思うか。

【市長】 日本原子力発電の対応について,行政が言及するものではないと思います。しかし,その動きを注視し,しっかりと情報を得ながら,自分たちのやるべきことを着実に進めていきたいと考えています。
小泉元総理の講演について,特に所見はありませんが,いろいろな意見があっても良いのではないかと思います。
我々としては,市民の声を十分に受け止めながら適切に判断をしてまいります。

【記者】 有識者会議以外で,市民の声をどのように拾っていくのか伺いたい。また,新協定に係り,有識者会議の果たす役割について伺いたい。

【市長】 市民アンケートや住民投票など,明確な手段は決まっていません。有識者会議では各種専門家に入っていただくほか,災害時に地域住民のリーダーとなるような方にも入っていただきたいと考えています。なお,有識者会議の意見に判断を委ねるということではありません。まずは,その中で,参考となる意見をいただいていきたいと考えています。
最終的には市民の意見や各議員の意見などを踏まえながら政治的に判断していかなければならないと思います。

【記者】 有識者会議において,住民のリーダーとはどのような方がなられるのか。

【市長】 これまで災害時等において,様々なご協力をいただいてきた,住みよいまちづくり推進協議会などにお願いしていきたいと考えています。    

【記者】 水戸の梅まつりの観光客数が減少したことについて

【市長】 今年は梅の開花が遅かったため,2月中の観光客が少なくなりました。3月中・下旬が見ごろになりましたが,同時期に桜の開花が始まり,そちらのほうに観光客が流れていってしまったのではないかと考えれます。
しかしながら,今後は,天候・気象に左右されることなく,選ばれるような観光行事としていかなければなりません。刀剣乱舞とコラボしたイベントの関係で,たくさんのお客様に来ていただいたことからも,新たなイベントや取組みなども積極的に考えていかなければならないと思います。

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